中途打ち切り例
ちゅうとうちきりれい
生存率の計算において、生死を把握することが確認できない患者。中途打ち切り例には、下記の2種類があります。(1)消息不明例(lost to follow-up)(2)観察期間が終了するまでに、観察を打ち切った例(withdrawal)。生存率を計算する場合、これら2種類の中途打切り例は、同様に扱われます。しかし、消息不明例には、疾病の予後と関連する理由で消息不明となる場合があり、この割合が多い場合には、生存率の解釈に注意が必要です。全国がん罹患モニタリング集計の生存率集計においては、「住民票照会実施で予後不明割合が5%未満であること」が条件の一つになっています。