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【多職種向け】 2018年

多地点合同メディカル・カンファレンス[2018-第3回]

(大阪国際がんセンター発信)
司会 大阪国際がんセンター 成人病ドック科 主任部長 向井 幹夫

1.はじめに:腫瘍循環器とは

大阪国際がんセンター 成人病ドック科 主任部長 向井 幹夫

腫瘍循環器学(Onco-Cardiology / Cardio-Oncology)は、がんと循環器の両者が重なった学際領域を扱う新しい臨床研究分野である。がん治療が飛躍的に発展する中、新しい治療に伴う心血管系副作用に対する対応が注目されている。本企画は腫瘍循環器学に関して第一線で活躍されている先生方にそれぞれの立場で概説していただく。

2.腫瘍循環器外来に於ける診療とは

国立がん研究センター中央病院 総合内科(循環器内科) 岩佐 健史

(非公開)

腫瘍循環器学が扱う領域は、心不全・薬剤性心筋症、不整脈、高血圧症、心臓腫瘍、心嚢液貯留、血栓症と多岐にわたるが、「悪性疾患の治療中に生じた循環器合併症を診る」という役割上、基本的に併科・コンサルトの形で診療にあたることとなる。今回は、外来で診ることの多いcommon diseaseから、薬剤性心筋症、チロシンキナーゼ阻害薬関連高血圧症などの症例を提示し、診療の基本方針や、現在の課題・問題点について論じたい。

3.腫瘍循環器領域の診療の実際

静岡県立静岡がんセンター 循環器内科 部長 飯田 圭

がん治療の飛躍的な進歩は、がん患者に延命という大きな利益をもたらす一方で、長期生存者はがん治療に関連した、あるいはがんそのものによる心血管障害を発症することがある。今回はがん関連静脈血栓症(cancer-associated thrombosis)などの症例を中心に、当院でのOnco-Cardiologyとしての実臨床について解説する。

4.腫瘍循環器学に於ける研究 基礎から臨床へ

大阪国際がんセンター 成人病ドック科、腫瘍循環器科 副部長 岡 亨

分子標的薬が標的とする受容体やシグナル分子は心筋細胞や血管内皮細胞でも重要な役割を果たしていることが基礎研究から明らかである。しかし、分子標的薬による心血管毒性は必ずしも基礎研究の結果と一致しない。従来の心臓の基礎研究とは異なり、腫瘍循環器学では分子標的薬による心血管毒性の表現系から研究をスタートすることによって、心血管毒性のみならず一般的な循環器疾患の機序解明に新たな知見をもたらすと期待される。

更新・確認日:2023年08月30日 [ 履歴 ]
履歴
2023年08月30日 ビデオを削除いたしました。
2018年02月28日 ビデオを掲載しました。
2018年02月07日 抄録を更新しました。
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