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最新がん統計

更新日:2017年09月20日 [ 更新履歴 ]
更新履歴
2017年09月20日 死亡データを2015年、罹患データを2013年に更新しました。
2016年08月02日 生存率データを2006-2008年に更新しました。
2016年07月25日 罹患データを2012年に更新しました。
2016年05月27日 死亡データを2014年に更新しました。
2015年04月22日 罹患データを2011年に更新しました。
2015年02月18日 生存率に10年相対生存率、サバイバー生存率を追加しました。
2014年12月24日 死亡データを更新しました。
2006年10月01日 掲載しました。

1.日本の最新がん統計まとめ

  • 2015年にがんで死亡した人は370,346人(男性219,508人、女性150,838人)。
  • 2013年に新たに診断されたがん(罹患全国推計値)は862,452例(男性498,720例、女性363,732例)。
●2015年の死亡数が多い部位は順に
  1位 2位 3位 4位 5位  
男性 大腸 肝臓 膵臓 大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸4位、直腸8位
女性 大腸 膵臓 乳房 大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸2位、直腸9位
男女計 大腸 膵臓 肝臓 大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸3位、直腸7位
元データ:人口動態統計によるがん死亡データ(エクセルのnumberシートを参照)

●2013年の罹患数(全国推計値)が多い部位は順に
  1位 2位 3位 4位 5位  
男性 大腸 前立腺 肝臓 大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸4位、直腸5位
女性 乳房 大腸 子宮 大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸3位、直腸7位
男女計 大腸 乳房 前立腺 大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸3位、直腸6位
元データ:地域がん登録全国推計によるがん罹患データ (エクセルのnumberシートを参照)

2.がん死亡

1)どの部位のがん死亡が多いか

部位別がん死亡数(2015年) 男女
●その他の部位の死亡数(2015年)
性別 口腔・咽頭 喉頭 皮膚 膀胱 腎臓など 脳・中枢神経系 多発性骨髄腫
男性 5,258 899 745 5,582 5,838 1,396 2,030
女性 2,122 72 760 2,548 3,315 1,032 2,105
元データ:人口動態統計によるがん死亡データ(エクセルのnumberシートを参照)

2)どの部位のがん死亡が多いか~年齢による変化

  • 男性では、40歳以上で消化器系のがん(胃、大腸、肝臓)の死亡が多くを占めるが、70歳代以上ではその割合はやや減少し、肺がんと前立腺がんの割合が増加する。
  • 女性では、40歳代では乳がん、子宮がん、卵巣がんの死亡が多くを占めるが、高齢になるほどその割合は減少し、消化器系(胃、大腸、肝臓)と肺がんの割合が増加する。
年齢・部位別のがん死亡数割合(40歳以上 2015年) 男性年齢・部位別のがん死亡数割合(40歳以上 2015年) 女性
元データ:人口動態統計によるがん死亡データ(エクセルのnumberシートを参照)

3)部位別のがん死亡率(1年間に人口10万人あたり何人死亡するか)

  • 2015年のがんの死亡率(粗死亡率)は359.7、女性234.6(人口10万人あたり)。
  • 多くの部位、特に、口腔・咽頭、食道、胃、肝臓、喉頭、肺、膀胱で男性が女性より死亡率が高い。
  • 甲状腺では女性が男性より死亡率が高い。
部位別がん死亡率(2015年) 男性部位別がん死亡率(2015年) 女性
元データ:人口動態統計によるがん死亡データ(エクセルのrateシートを参照)

4)がん死亡率~年齢による変化

◆全がん
  • 男女とも、おおよそ60歳代から増加し、高齢になるほど高い。
  • 60歳代以降は男性が女性より顕著に高い。
年齢階級別死亡率(全部位 2015年) 男女
元データ:人口動態統計によるがん死亡データ(エクセルのrateシートを参照)

5)がんで死亡する確率~累積死亡リスク(2015年データに基づく)

累積死亡リスクとは・・・ある年齢までにある病気で死亡するおおよその確率
生涯でがんで死亡する確率は、男性25%(4人に1人)、女性16%(6人に1人)。
部位 生涯がん死亡リスク(%) 何人に1人か
  男性 女性 男性 女性
全がん 25% 16% 4人 6人
食道 1% 0.2% 90人 492人
4% 2% 28人 63人
結腸 2% 2% 51人 58人
直腸 1% 0.6% 90人 173人
大腸 3% 2% 33人 43人
肝臓 2% 1% 46人 98人
胆のう・胆管 1% 0.9% 95人 111人
膵臓 2% 2% 54人 62人
6% 2% 16人 46人
乳房(女性)   1%   68人
子宮   0.7%   144人
子宮頸部   0.3%   324人
子宮体部   0.3%   398人
卵巣   0.5%   197人
前立腺 1%   75人  
悪性リンパ腫 0.8% 0.5% 129人 187人
白血病 0.6% 0.4% 168人 264人

◆現在の年齢別では
現在年齢別がん死亡リスク
 例:現在40歳の男性が20年後までにがんで死亡する確率=2%
男性
現在の年齢 10年後 20年後 30年後 40年後 50年後 60年後 70年後 80年後 生涯
0歳 0.0% 0.0% 0.1% 0.2% 0.5% 2% 6% 15% 25%
10歳 0.0% 0.1% 0.2% 0.5% 2% 6% 15%   25%
20歳 0.0% 0.1% 0.5% 2% 6% 15%     25%
30歳 0.1% 0.4% 2% 6% 15%       25%
40歳 0.4% 2% 6% 15%         26%
50歳 2% 6% 15%           26%
60歳 5% 14%             25%
70歳 10%               23%
80歳                 17%

女性
現在の年齢 10年後 20年後 30年後 40年後 50年後 60年後 70年後 80年後 生涯
0歳 0.0% 0.0% 0.1% 0.2% 0.7% 2% 4% 8% 16%
10歳 0.0% 0.1% 0.2% 0.7% 2% 4% 8%   16%
20歳 0.0% 0.2% 0.6% 2% 4% 8%     16%
30歳 0.1% 0.6% 2% 4% 8%       16%
40歳 0.5% 2% 4% 8%         15%
50歳 1% 4% 8%           15%
60歳 2% 7%             14%
70歳 5%               12%
80歳                 9%

3.がん罹患(新たにがんと診断されること 全国推計値)

1)どの部位のがん罹患が多いか

部位別がん罹患数(2013年) 男女

●その他の部位の罹患数(2013年全国推計値)

性別 口腔・咽頭 喉頭 皮膚 膀胱 腎臓など 脳・中枢神経系 多発性骨髄腫
男性 13,216 4,541 9,971 14,343 16,610 2,609 3,672
女性 5,784 413 9,735 4,658 8,255 2,172 3,056
元データ:地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(エクセルのnumberシートを参照)

2)どの部位のがん罹患が多いか~年齢による変化

  • 男性では、40歳以上で消化器系のがん(胃、大腸、肝臓)の罹患が多くを占めるが、70歳以上ではその割合は減少し、前立腺がんと肺がんの割合が増加する。
  • 女性では、40歳代では乳がん、子宮がん、卵巣がんの罹患が多くを占めるが、高齢になるほどその割合は減少し、消化器系のがん(胃、大腸、肝臓)と肺がんの割合が増加する。
年齢・部位別がん罹患数割合(2013年) 男性年齢・部位別がん罹患数割合(2013年) 女性
元データ:地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(エクセルのnumberシートを参照)

3)部位別のがん罹患率(1年間に人口10万人あたり何例がんと診断されるか)

  • 2013年のがんの罹患率(粗罹患率)は男性805.6、女性556.3(人口10万人あたり、全国推計値)。
  • 多くの部位、特に、口腔・咽頭、食道、胃、肝臓、喉頭、肺、膀胱、腎臓などで男性が女性より罹患率が高い。
  • 甲状腺では女性が男性より罹患率が高い。
部位別がん罹患率(2013年) 男性部位別がん罹患率(2013年) 女性
元データ:地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(エクセルのrateシートを参照)

4)がん罹患率~年齢による変化

◆全がん

年齢階級別がん罹患率(全部位 2013年) 男女
元データ:地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(エクセルのrateシートを参照)
  • 男女とも50歳代くらいから増加し、高齢になるほど高い。
  • 30歳代後半から40歳代で女性が男性よりやや高く、60歳代以降は男性が女性より顕著に高い。

5)がんに罹患する確率~累積罹患リスク(2013年データに基づく)

累積罹患リスクとは…ある年齢までにある病気に罹患する(その病気と診断される)おおよその確率
生涯でがんに罹患する確率は、男性62%(2人に1人)、女性46%(2人に1人)。
部位 生涯がん罹患リスク(%) 何人に1人か
  男性 女性 男性 女性
全がん 62% 46% 2人 2人
食道 2% 0.5% 43人 217人
11% 5% 9人 19人
結腸 6% 5% 17人 18人
直腸 3% 2% 30人 51人
大腸 9% 7% 11人 14人
肝臓 3% 2% 29人 55人
胆のう・胆管 2% 2% 65人 63人
膵臓 2% 2% 42人 45人
10% 5% 10人 21人
乳房(女性)   9%   11人
子宮   3%   34人
子宮頸部   1%   78人
子宮体部   2%   65人
卵巣   1%   84人
前立腺 9%   11人  
悪性リンパ腫 2% 2% 57人 65人
白血病 1% 0.7% 112人 150人
◆現在の年齢別では
現在年齢別がん罹患リスク
 例:現在40歳の男性が20年後までにがんと診断される確率=7%
男性
現在の年齢 10年後 20年後 30年後 40年後 50年後 60年後 70年後 80年後 生涯
0歳 0.1% 0.2% 0.5% 1% 3% 8% 21% 41% 62%
10歳 0.1% 0.4% 0.9% 2% 8% 21% 41%   62%
20歳 0.2% 0.8% 2% 8% 21% 41%     62%
30歳 0.5% 2% 7% 21% 41%       62%
40歳 2% 7% 21% 41%         62%
50歳 6% 20% 41%           63%
60歳 15% 38%             62%
70歳 29%               59%
80歳                 52%

女性
現在の年齢 10年後 20年後 30年後 40年後 50年後 60年後 70年後 80年後 生涯
0歳 0.1% 0.2% 0.6% 2% 6% 11% 19% 29% 46%
10歳 0.1% 0.5% 2% 5% 11% 19% 29%   46%
20歳 0.4% 2% 5% 11% 19% 29%     46%
30歳 1% 5% 11% 19% 29%       46%
40歳 4% 9% 17% 28%         46%
50歳 6% 14% 26%           44%
60歳 9% 21%             41%
70歳 14%               36%
80歳                 28%

4.生存率

1)がんと診断されてからの生存率

5年相対生存率

あるがんと診断された場合に、治療でどのくらい生命を救えるかを示す指標。あるがんと診断された人のうち5年後に生存している人の割合が、日本人全体*で5年後に生存している人の割合に比べてどのくらい低いかで表します。100%に近いほど治療で生命を救えるがん、0%に近いほど治療で生命を救い難いがんであることを意味します。
* 正確には、性別、生まれた年、および年齢の分布を同じくする日本人集団
  • 2006年から2008年にがんと診断された人の5年相対生存率は男女計で62.1%(男性59.1%、女性66.0%)。
  • 部位別では皮膚、乳房(女性)、子宮、前立腺、甲状腺が高く、食道、肝臓、肺、胆のう・胆管、膵臓、脳・中枢神経系、多発性骨髄腫、白血病は低い。
部位別がん患者5年生存率(2006-2008年) 男性
部位別がん患者5年生存率(2006-2008年) 女性
元データ:地域がん登録によるがん生存率データcancer_survival(1993-2008).xls
(エクセルの最新データ(性別)シートを参照)

ピリオド法による10年相対生存率

あるがんと診断された人のうち10年後に生存している人の割合が、日本人全体*で10年後に生存している人の割合に比べてどのくらい低いかで表します。5年相対生存率と同様に、100%に近いほど治療で生命を救えるがん、0%に近いほど治療で生命を救い難いがんであることを意味します。
* 正確には、性別、生まれた年、および年齢の分布を同じくする日本人集団

従来の生存率の算出方法では、長期の生存率の場合患者の診断年が古く、最近の医療状況が反映されにくいという問題がありました。
そこで、集計対象を最近の数年間(5年程度)に追跡された患者集団に限定し、この期間内の生存・死亡情報のみに基づいて生存率を算出する方法(ピリオド法)が考案されています。
  • 5年相対生存率と同様に、部位別10年相対生存率は皮膚、乳房(女性)、子宮、前立腺、甲状腺で高く、食道、肝臓、肺、胆のう・胆管、膵臓、脳・中枢神経系、多発性骨髄腫、白血病で低い。
部位別10年生存率[男性(15~99歳)2002年~2006年追跡例(ピリオド法)]部位別10年生存率[女性(15~99歳)2002年~2006年追跡例(ピリオド法)]
  • 小児がん(0~14歳)の10年相対生存率は男性73.2%、女性79.3%。
  • いわゆるAYA世代(adolescent and young adult; 15~29歳)の10年相対生存率は男性66.0%、女性75.3%。
部位別10年相対生存率[(0~29歳)2002年~2006年追跡例(ピリオド法)]
元データ::地域がん登録によるがん生存率データ cancer_survival_period(2002-2006).xls
(エクセルの10年生存率(年齢別)シートを参照)

2)サバイバー生存率(がんと診断されてからの年数別の生存率)

ピリオド法によるサバイバー5年相対生存率

サバイバー生存率は、診断から一定年数後生存している者(サバイバー)の、その後の生存率です。例えば1年サバイバーの5年生存率は、診断から1年後に生存している者に限って算出した、その後の5年生存率です(診断からは合計6年後)。
  • 胃、大腸(結腸および直腸)、膵臓、肺がんでは診断からの年数が経過するにつれて5年相対生存率は高くなる。
  • 比較的生存率が低い膵臓がん、肺がんでも、診断から5年後サバイバーの5年相対生存率は80%近い。
  • 肝臓がんでは診断から5年後サバイバーの5年相対生存率は40%程度である。
サバイバーの5年相対生存率[男性(15~99歳)2002年~2006年追跡例(ピリオド法)]サバイバーの5年相対生存率[女性(15~99歳)2002年~2006年追跡例(ピリオド法)]
ピリオド法による生存率は文献 Cancer Science 2014; 105: 1480-6に基づいています。

元データ::地域がん登録によるがん生存率データ cancer_survival_period(2002-2006).xls
(エクセルのサバイバー5年相対生存率(年齢別)シートを参照)
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