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がん情報作成方法(企画・情報収集・作成・評価・公開)

更新・確認日:2020年06月04日 [ 履歴 ]
履歴
2020年06月04日 「『がん情報サービス』編集方針」の構成の変更とともに、新規掲載しました。

1.一般の方向け情報の作成方法(企画・情報収集・作成・評価・公開)

基本的に、科学的根拠に基づく情報もしくは複数の専門家によって医学的なコンセンサスが得られた情報を基に原稿を作成し、専門家による査読を受けます。さらに、一般向けにわかりやすい内容であるかなどの視点で患者・市民による査読を受けます。最終的にがん情報編集委員会で公開の承認を得た後、公開します。
図1 一般の方向け情報の作成の流れ(企画・情報収集・作成・評価・公開)
図1 一般の方向け情報の作成の流れ(企画・情報収集・作成・評価・公開)
情報作成の企画・検討
  がんの予防、検査、診断治療などにおいて患者・家族の適切な意思決定の支援となりうる医学・医療的情報、社会生活や療養などの質の向上に貢献する有用な情報をわかりやすく提供するための企画・検討を行う。

エビデンスの収集・精査
  企画内容に関する科学的根拠に基づいた情報を収集する。医学的な情報については、科学的根拠に基づく情報もしくは複数の専門家によって医学的なコンセンサスが得られた情報を収集する。具体的な情報源として、科学的根拠に基づく医療(Evidence-Based Medicine, EBM)の手法を用いて作成された診療ガイドライン、あるいはそれに準じた方法で作成されたガイドライン、政府刊行物、その他複数の専門家の合議によって作成された教科書などを対象とする。
  収集した資料に記載されている情報更新年月、情報の信頼性や推奨度を精査し、作成企画に関連する情報を抽出する。この際、複数の治療や診断に関する情報がある場合には、信頼に足る、科学的な根拠に基づいた情報を提供するため、がん関連学会などによって作成された、医療者あるいは患者向けに作成された診療ガイドラインおよびこれに類する文書を参照する資料として優先する。

参考にする情報については以下のページを参照のこと。
サイトの作成について(編集方針・リンク基準など) 1.「がん情報サービス」編集方針 5)情報作成に関する参考情報

原稿案の作成
  精査・抽出した情報を基に、一般の方々にわかりやすい表現で原稿を作成する。この際、必要に応じて、診療ガイドラインの作成者や臨床現場等の関係者への取材を行う。

各種がんの情報について
基本構成:罹患率の高いがん12000~15000字
4タブ構成:「基礎知識」「検査」「治療」「療養」
基本構成:希少がん700~1000字
タイトル:1.○○がんとは、2.症状、3.患者数(がん統計)、4.「○○がん参考文献」

療養に関する情報について
基本構成:ポイント300字程度(本編の要約)、本編1500~2000字
タイトル:○○○○~がんの治療を始める人に、始めた人に~
基礎的な知識「○○(症状やコンテンツタイトル)について」
原因
治療「○○が起きたときには」
ご本人や周りの方ができる工夫(工夫・予防・対処法も含む)
医療者に相談してみましょう(どんなとき、だれに、どうやって)
療養に関する情報の中で、「治療」や「ご本人や周りの方ができる工夫」等の情報で、引用がある場合には、文末に参考文献番号を明示する。

原稿案の構成の確認、原稿調整および表現や用語等の確認
  「がん情報サービス」内の類似および関連情報との整合性、表現、用語等の確認を行う。必要に応じて、関連領域のコンテンツの修正・リンク等の確認を行う。

編集委員会:査読依頼の承認
  編集委員会(がん情報サービス編集委員会)において、作成した原稿案が、がん情報サービスの目的に沿っていることおよび①~④の手順によって作成されているかについて確認し、査読を依頼することを承認する。

専門家査読(複数名)
  複数の専門家(医師、看護師、薬剤師、相談員など)によって、記載された内容が編集方針に沿ったものかについて評価を受ける。

治療以外の療養や生活等、必ずしも参照できる科学的根拠に基づく情報がない場合も、有用性や安全性などを考慮し、専門家の評価を受ける。

患者・市民パネルによる査読(複数名)
  患者や市民が求める情報として適切か、わかりやすい内容かなどの視点で、がん対策情報センター「患者・市民パネル」の査読による評価を受ける。

原稿調整および表現・用語等の確認
  ⑥および⑦の評価の結果に基づき原稿を調整し、表現・用語等の確認を行う。

著作物二次利用手続き
  引用もしくは転載した情報について、著作物二次利用申請および手続きを行う。

編集委員会:公開の承認
  編集委員会は、⑥⑦の専門家および患者・市民パネルによって評価されたコンテンツに対して、次の基準による総合評価を行い、公開の承認を行う。
  (1) 治療に関する内容では、最新の科学的根拠に基づく情報であり、科学的根拠に基づかない情報である場合は、臨床的に明らかな誤りがない。
  (2) 患者・家族等にとって、担当医をはじめとする医療者とのコミュニケーションに役立つ情報である。
  (3) 患者・家族等が最低限知っておくことが望ましい基本的な情報を主とする。
  (4) 全体としての情報量のバランスが良い(偏りがない)。
  (5) 患者・家族等にとってわかりやすい情報である。
  (6) スマートフォン等でも容易に読んで理解ができる範囲の情報量である。
  (7) 定期的な更新による最新の情報である。
  (8) 情報源が明記されている。
  (9) 査読者からのCOIを確認している。
  ・医療関係者向けサイトに掲載している科学的根拠に基づいた記述から逸脱していないかについても評価する。
・治療以外の療養や生活等、必ずしも参照できる科学的根拠に基づく情報がない場合は、有用性や安全性などを考慮し、専門家および編集委員会の評価を行う。


情報媒体別データの作成
  情報の特徴に応じて情報媒体を選定し、情報媒体別の資材を作成する。

情報の公開

問い合わせ対応
  情報公開による質問等に応じる。

2.医療関係者向け情報の作成方法(企画・情報収集・作成・評価・公開)

基本的に、科学的根拠に基づく情報もしくは複数の専門家によって医学的なコンセンサスが得られた情報を基に原稿を作成し、専門家による査読を受けます。最終的にがん情報編集委員会で公開の承認を得た後、公開します。
なお、以下についてはがん情報編集委員会の審査対象外としています。
  • 医療関係者へのお知らせ(がん登録オンラインサービスメンテナンス情報など)
  • 研究・セミナーに関する情報
  • 都道府県単位のがん診療における医療の質の向上に関する情報
  • 災害時関連情報 他
図2  医療関係者向け情報の作成の流れ(企画・情報収集・作成・評価・公開)
図2  医療関係者向け情報の作成の流れ(企画・情報収集・作成・評価・公開)
情報作成の企画・検討
  医学・医療を取り巻く環境の変化やがん対策の施策に応じて、対象者が地域におけるがん治療や支援の質の向上と、情報提供などのサービスの向上に貢献する情報提供を行う際に必要となる医学・医療に関する情報を企画・検討する。

エビデンスの収集・精査
  企画内容に関する科学的根拠に基づいた最新の情報を収集する。医学的な情報については、科学的根拠に基づく情報もしくは複数の専門家によって医学的なコンセンサスが得られた情報を収集する。

原稿案の作成
  精査・抽出した情報を基に原稿を作成する。

専門家査読(複数名)
  複数の専門家によって、記載された内容が編集方針に沿ったものかについて評価を受ける。

原稿調整および表現・用語等の確認
  ④の評価の結果に基づき原稿を調整し、表現・用語等の確認を行う。

著作物二次利用手続き
  引用もしくは転載した情報について、著作物二次利用申請および手続きを行う。

編集委員会:公開の承認
  編集委員会は、④の専門家によって評価されたコンテンツに対して、次の基準による総合評価を行い、公開の承認を行う。
  (1) 上記の①~⑥の流れに沿って作成されている。
  (2) 表現が妥当である。
  (3) 対象者に役に立つ情報である。
  (4) 「がん情報サービス」編集方針に従った適切なコンテンツである。

情報媒体別データの作成
  情報の特徴に応じて情報媒体を選定し、情報媒体別の資材を作成する。

情報の公開

問い合わせ対応
  情報公開による質問等に応じる。

3.がん登録・統計情報の作成方法(企画・情報収集・作成・評価・公開)

がん登録やがんの動向に関する調査によって集められたデータを基に、集計・解析されたがんの死亡・罹患・生存率などの情報を作成します。最終的にがん情報編集委員会で公開の承認を得た後、公開します。
図3  がん登録・統計情報の作成の流れ(企画・情報収集・作成・評価・公開)
図3  がん登録・統計情報の作成の流れ(企画・情報収集・作成・評価・公開)
情報作成の企画・検討
  対象者が地域におけるがん治療や支援の質の向上と、情報提供などのサービスの向上に貢献する情報提供を行う際に必要となる統計情報やがん登録に関する情報を企画・検討する。

原稿案の作成
  精査・抽出した情報を基に原稿を作成する。

原稿調整および表現・用語等の確認
  原稿を調整し、表現・用語等の確認を行う。

編集委員会:公開の承認
  編集委員会は、次の基準による総合評価を行い、公開の承認を行う。
  (1) 上記の①~③の流れに沿って作成されている。
  (2) 表現が妥当である。
  (3) 対象者に役に立つ情報である。
  (4) がん情報サービス」編集方針に従った適切なコンテンツである。

情報の公開

問い合わせ対応
  情報公開による質問等に応じる。
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