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全ページ表示がんの冊子PDF膵臓がん(すいぞうがん)

更新日:2017年07月25日 [ 更新履歴 ]
更新履歴
2017年07月25日 4タブ形式へ変更しました。
2013年04月12日 内容を更新しました。タブ形式に変更しました。
2006年10月20日 内容を更新しました。
1995年12月25日 掲載しました。

1.日常生活を送る上で

病状や、術式、治療の状況により、日常生活の注意点は異なります。自分の体調をみながら、担当医と注意点などをよく相談して無理のない範囲で過ごしましょう。

1)手術後の日常生活

(1)消化のよい食事をとる、食事のとり方を工夫する

手術によって、脂肪の消化吸収に重要な胆汁や消化酵素を含む膵液が減少したり、分泌されなくなることがあります。その結果、消化不良による下痢などを起こしやすくなるので、食事は、バランスよくなるべく消化のよいものをとりましょう。栄養士に相談することで、個々の状況にあった献立や調理の工夫を聞くことができます。

以下、食事のとり方の工夫を示します。

・食事は控えめの量から少しずつ:消化や吸収に時間がかかることがあります。
・少量ずつ何回かに分ける:一度にたくさん食べると消化吸収が追いつかないことがあります。
・脂肪分をとりすぎない:動物性脂肪を控え、植物性脂肪をとりましょう。
・良質なタンパク質(大豆製品や魚など)をとる。
・香辛料は控えめにする。
・コーヒー、紅茶は控えめにする。
・アルコール(飲酒)については、医師に確認する。

(2)血糖の変動に注意

手術で膵臓を切除した場合、糖尿病を発症したり、もともとあった糖尿病が悪化したりすることがあります。その場合は糖尿病専門医の診察が必要になります。

膵全摘術をおこなった場合には、血糖を下げるホルモン(インスリン)が分泌されなくなるため、自分で注射を打ってインスリンを補います。注射の方法などは、退院前に担当医あるいは看護師、薬剤師から指導を受けます。

2)化学療法中の日常生活

近年、抗がん剤支持療法の進歩に伴い、通院によって抗がん剤治療を行う外来化学療法が増えています。仕事や家事、育児など今までの日常生活を続けながら治療ができる一方で、いつも医療者がそばにいるわけではないという不安があるかもしれません。担当医へ予想される副作用や出現時期、その対処法について事前に確認し、外来時には疑問点や不安点などを相談しながら治療を進めるとよいでしょう。また、副作用については家族や周りの人のサポートを得ながら、自分なりの対処法を見つけることも大切です。

なお、性生活には、支障はありませんが、治療中は避妊しましょう。妊娠・出産を希望される場合は担当医とよく相談されるとよいでしょう。経口避妊薬などの特殊なホルモン剤をのむときも、担当医とよく相談してください。

2.経過観察

手術後も、回復の度合いや再発の有無を確認するために、定期的に通院して検査を受けます。通院の頻度は個別の状況により異なりますが、少なくとも手術後5年間は必要です。
診察では、黄疸(おうだん)の有無や血糖、ホルモンの状態、腫瘍(しゅよう)マーカーなどを調べるための血液検査を行います。必要に応じて、X線、腹部の超音波(エコー)、CTなどの画像検査を行います。

体調の変化や後遺症に関する問診に続き、診察で、黄疸の有無やおなかの痛み、食欲の変化をみます。黄疸は自分では気が付きにくいですが、白目が黄色くなる、尿の色が濃くなる、などが目安になります。少しでも気になることは、担当医に相談しましょう。
強い痛みや、胆管炎などで発熱がある場合は、入院治療が必要なこともあります。早めに医療機関に連絡しましょう。
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