子宮体がん (子宮内膜がん)  基礎知識:[国立がん研究センター がん情報サービス]
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子宮体がん (子宮内膜がん) (しきゅうたいがん[しきゅうないまくがん])

更新日:2016年07月13日 [ 更新履歴 ]    掲載日:2000年01月24日
更新履歴
2016年07月13日 「4.疫学・統計」を更新しました。
2013年12月13日 内容を更新しました。タブ形式に変更しました。
2006年10月01日 内容を更新しました。

1.子宮について

子宮は全体として中が空洞の西洋梨の形をしています。球形に近い形の体部は胎児の宿る部分であり、下方に続く部分は細長く、その先は腟へと突出しています。この部分が頸部で、腟の方から見ると奥の突き当たりに頸部の一部が見えます。その中央には子宮の内腔に続く入り口があり、この入り口を外子宮口(がいしきゅうこう)と呼んでいます。
図1 子宮と周囲の臓器
図1 子宮と周囲の臓器

2.子宮体がん(子宮内膜がん)とは

婦人科のがんで最も多いのは、子宮がんです。子宮がんは子宮頸がんと子宮体がん(子宮内膜がん)に分けられます。子宮体がんは子宮内膜がんとも呼ばれるように、胎児を育てる子宮の内側にある、子宮内膜から発生するがんです。一方、子宮頸部や頸管の上皮から発生したがんが、子宮頸がんです。まれに子宮の筋肉の層から子宮肉腫が発生しますが、これは、子宮体がんとはまったく違う病気です。混同して説明されることもありますが、この病気に関しては「子宮肉腫」をご参照ください。

同じ子宮のがんであっても、子宮体がんと子宮頸がんは、診断・治療・予後いずれに関しても異なることが多いので、子宮体がんと子宮頸がんの違いを正しく理解することが大切です。

3.症状

ほかのがんと同様に、子宮体がんも初期に治療を開始した場合ほど治療成績がよいので、早期に発見(診断)することが大切です。もし、月経とは無関係の出血、おりもの、排尿痛や排尿困難、性交時痛、骨盤領域の痛みなどの症状を感じたら、婦人科医の診察を受けることが大切です。

最もよくみられる症状は出血です。特に、閉経後に少量ずつ長く続く出血がある場合は、早めに婦人科あるいは検診を受診し、子宮体がんの検査を受ける必要があります。そのとき、検診で子宮がんの検査という場合、子宮頸がんの検査だけを指すこともあるので、注意が必要です。

子宮体がんの検査については、「子宮がん検診の勧め」もご参照ください。

4.疫学・統計

子宮がんの罹患数(りかんすう)は、全体として年間約25,200例で、このうち子宮体がんが約13,600例、子宮頸がんが約10,900例、どの部位か情報がない子宮がんが約700例となっています(地域がん登録全国推計値2012年 上皮内がんを除く)。また、子宮がんの死亡数は、全体として年間約6,400人で、このうち子宮体がんが約2,200人、子宮頸がんが約2,900人、どの部位か情報がない子宮がんが約1,300人となっています(人口動態統計2014年)。

子宮体がんは、エストロゲンという女性ホルモンの刺激が長期間続くことが原因で発生する場合と、エストロゲンとは関係ない原因で発生する場合がありますが、約8割はエストロゲンの長期的な刺激と関連していると考えられています。エストロゲンが関係していると考えられる子宮体がんに関しては、肥満、閉経が遅い、出産経験がないなどの場合に、発症のリスクが高くなることがわかっています。また、乳がんの治療でタモキシフェンという薬剤を投与されていたり、更年期障害の治療でエストロゲンの補充療法を受けていたりする場合も、子宮体がんのリスクが高くなるとされています。

わが国で子宮体がんと診断される人は、40歳代から多くなり、50歳から60歳代の閉経前後で最も多くなっています。近年は食生活の欧米化などに伴い増加しているといわれています。
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