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喉頭がん(こうとうがん)

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更新日:2013年03月18日 [ 更新履歴 ]    掲載日:1998年02月12日
更新履歴
2013年03月18日 内容を更新しました。タブ形式に変更しました。
2006年10月01日 内容を更新しました。

1.放射線治療

放射線治療は、高エネルギーのX線などの放射線を利用してがんがふえるのを抑えて、治す方法です。放射線治療は、体にあまり負担がないので外来通院が可能であり、仕事をしながら治療を行っていることも珍しくありません。

1)早期がん(I、II期)

早期の喉頭がんは放射線がよく効き、放射線治療単独で治癒できるケースも多く、I期では放射線治療により80~95%が治り喉頭も温存することができます。そのため早期の声門がん、声門上がんに対して多くの場合、放射線治療が行われます。治療期間は通常6~7週で、週5回(月~金)放射線を照射します。治療後にがんが残存したり再発したりした場合は、手術を行うことになります。

2)進行したがん(III、IV期)

がんが進行している場合は放射線の効果が低いことが多く、最初から手術が選択されることが少なくありません。
ただし、喉頭温存の希望が強い場合は、放射線治療単独あるいは化学療法と放射線治療の併用療法を行うこともあります。効果がない場合には追加の手術を行います。化学放射線療法がよく効いた場合はよいのですが、効果が少なく手術を行うと、はじめから手術をした場合に比べて合併症が起こりやすくなります。

また、放射線治療はリンパ節転移や遠隔転移に対して、治療や転移に伴う痛みの緩和などを目的に行われることもあります。

2.手術(外科治療)

手術は、喉頭部分切除術と喉頭全摘出術に大きく分けられます。

1)喉頭部分切除術

一般に、早期がんが喉頭部分切除術の対象になります。小さな早期がんにはレーザー手術が行われることもあります。喉頭部分切除は、発声機能を保つには有用です。声門がんに対する喉頭垂直部分切除、声門上がんに対する喉頭水平部分切除があります。ただし、この部分切除術は、限られた施設でのみしか行われていません。

2)喉頭全摘出術

がんが広い範囲に及ぶ場合などには、喉頭全てを摘出する喉頭全摘出術が第一選択の治療になります。喉頭を全て取るので声は失われます。そのため、最近は本来の適応を超えて、進行がんであっても声を出す機能を温存するために「喉頭亜全摘出術」が行われる場合もあります。がんと声帯など喉頭の4分の3を切除し、喉頭の上下の骨は残しておく手術です。機能温存にはよいのですが、がんを完全に切除できない場合もあり注意が必要です。担当医と十分に相談しましょう。

喉頭部分切除や亜全摘出後には、むせて食事がしにくかったり、気道に飲食物が入って誤嚥を起こしたりすることもあります。食べ方を工夫すればよくなりますが、どうしても改善されない場合には、喉頭全摘出術を行うこともあります。喉頭を全て摘出しても治療前とほぼ同じように食事をすることが可能です。

3)頸部郭清術(けいぶかくせいじゅつ)

声門がんと声門上がんで頸部のリンパ節転移がある場合、片側または両側の耳の後ろから鎖骨(さこつ)までの範囲のリンパ組織を含んだ部分も切除する頸部郭清術が行われます。喉頭がんから頸部リンパ節への転移は、がん細胞が頸部のリンパ管を通ってリンパ節へ到達して起こるので、リンパ節のみ切除してもあまり意味がなく、リンパ管とリンパ節(リンパ系)を根こそぎ切除してはじめて意味があります。リンパ系は主に頸部の皮膚裏面の脂肪組織の中に含まれるので、頸部郭清術はその脂肪組織を切除することになります。脂肪組織の中には重要な血管や神経もあるので、それらを傷つけないように脂肪組織だけを切除できれば理想的ですが、転移リンパ節の大きさや周囲への浸潤の程度によっては、神経や血管を残すことができない場合もあります。

3.抗がん剤による化学療法

喉頭がんに対する抗がん剤治療は、再発・遠隔転移を起こしている場合などに行われます。また手術が不可能な進行がんである場合、または手術が可能であっても喉頭の温存を希望する場合には放射線治療と抗がん剤治療(化学療法)とを併用するのが一般的です。
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