家族とのコミュニケーション:[国立がん研究センター がん情報サービス]
がん情報サービス ganjoho.jp
右側ナビゲーションの始まり
生活・療養

【がんになったら手にとるガイド】
(患者さんの手記)自分のがんのことを子どもに伝えるとき
パンくず式ナビゲーション
TOP生活・療養よりよいコミュニケーションのために > 家族とのコミュニケーション

家族とのコミュニケーション

更新日:2006年10月01日     掲載日:2006年10月01日
時に、患者さんのご家族から、患者さんが高齢だからとか、性格上心配だからといった理由で、本人への病名の告知をしないでほしいという希望が出されることがあります。が、例えばがん専門病院にかかったり入院したりすれば、その時点でご本人にも病名は知られることになります。入院中の患者さん同士の交流の中で病名を知ることもあるでしょう。そういったときに、病名を隠し続ける担当医や家族に不審の念を抱くようになるとしたら、そちらのほうが患者さんにとって辛いものになるのではないでしょうか。家族や友人に助けを求める機会を失ってしまうことにもなりかねないのです。より良い信頼関係を保つためにも、また自分自身の治療方針の決定に積極的にかかわることで病気と向き合うためにも、告知は有用であることを理解していただきたいと思います。

逆に、患者さんから家族に病名を知らせなければならない状況も起こります。そんなときは、病名を知ったときの家族を支えてくれそうな人を通して知らせることも思いやりかもしれません。

患者さん本人への告知、患者さんから周囲の人への告知、どちらも一気に知らせるだけではなく、状況を見ながら段階的に知らせていくという方法もあります。どんな場合でも、相手の立場、状況を思いやる。この一言に尽きるような気がします。

病状が進むと、今までは何でもなかったことが、今までどおりにできなくなって、心の平静さが保てなくなることがあります。

小さなお子さんが居たりすれば、甘えてくることもあるでしょう。そんなときに、応えられないご自分にいらだつこともあるのではないでしょうか。

小さくても、2、3歳にもなればお母さんやお父さんがいつもどおりではないことは感じているものです。それだからこそ余計に甘えたりスキンシップを求めてきたりするものです。

ご自分の状態を、お子さんのわかるような言葉で、たとえば「おなかが痛くて、少し寝ていないといけないの」とか、「お熱があるから、病院に行ってくるからね」などと説明すれば、お子さんなりに理解して、気遣いを見せたりもするものです。

患者さんがお子さんの場合、わかるような言葉でそのきょうだいにも、説明してあげましょう。

第2子が生まれる前後の第1子の不安を思い出してみましょう。お母さんやお父さんが生まれてきた赤ちゃんばかりかまっていると思うと、意地悪な気持ちが芽生えたり、すねてみたりするものです。でも、両親が自分を見ていてくれることが実感できれば、ちょっと寂しくても辛抱してはいなかったでしょうか。大事なことは、「あなたのことを忘れてはいない」ということを伝えることだと思います。

では、配偶者にはどうしましょうか。そう、ともに治療に向かう同士として、また、心のよりどころとして、信頼し、ある意味で心を預けたつもりで、時には甘えても良いと思います。でも、患者さんご自身であるあなたを支えるために、配偶者ならずとも、ある程度の年齢に達しているお子さんたちも心を砕いていることも覚えておいていただけたらと思います。
【がんになったら手にとるガイド】
(患者さんの手記)自分のがんのことを子どもに伝えるとき
アンケートにご協力ください
よりよい情報提供を行うために、アンケートへの協力をお願いいたします。
簡単な7問ほどのアンケートですので、ぜひ、ご協力ください。
アンケートページへ

フッターの始まり