開催日
2026年2月14日 (土) 13:30~16:00
開催方式
インターネットを介したオンライン研修方式 (e-learningによる事前学習あり)
(参加者各自が所有するマイク・カメラ付きのパソコンからの参加になります)
研修のねらい
がん治療の進歩により医療の選択肢が広がる一方、患者さんやご家族の経済的な負担(経済毒性)は、治療継続や生活・人生の質(QOL)に大きく影響する重要な課題です。
また、拠点病院整備指針に基づき、外来初診時から治療開始までを目処に、がん相談支援センターにつなぐ体制づくりを模索している施設も少なくありません。
本研修では、患者さんの生活背景や経済的課題への理解を深め、早期の気づきや適切な支援につなげる院内体制づくりを、病院や職種ごとの役割を踏まえながら、今後の可能性も含めて多職種で検討します。
令和6・7年度 厚生労働科学研究費補助金がん対策推進総合研究事業
「がん患者とその家族の社会的課題への理解と支援に向けた総合的アプローチ」
(課題番号:24EA1003、研究代表者 本多和典)
研修プログラム
時間 | (分) | 内容 |
12:45-13:30 | 45 | 受付 |
13:30-13:35 | 5 | 1. オリエンテーション (研修内容説明、講師紹介) |
13:35-13:55 | 20 | 2. 【講義】 がん患者の経済毒性(総論) |
13:55-14:25 | 30 | 3. 【演習①】事例検討(職種混合:具体的な対応策を体験的に学ぶ) |
14:25-14:35 | 10 | 休憩 |
14:35-15:00 | 25 | 4. 【取組紹介】院内体制づくりの取組み例(病院機能別)、質疑応答 |
15:00-15:30 | 30 | 5. 【演習②】アクションプラン(同職種:院内体制づくりに向けて) |
15:30-15:50 | 20 | 6. 【全体共有】 |
15:50-16:00 | 10 | 7. 全体の質疑応答・まとめ |
*eラーニングによる事前学習(推奨)
- 学習の背景・目的
- 多職種で取り組む4つのアプローチ
- 各種制度・しくみ―事例から学ぶ:
事例:働き盛りの世代(基本的な制度) - 多職種による実践例:
①外来から相談支援センターへつなげる
②就労両立支援
対象者
以下の方を主な対象とします。
- 医療従事者:
がん診療連携拠点病院等に従事する医師・看護師・薬剤師・がん専門相談員など - 就労支援の専門家:
「がん患者の就労に関する総合支援事業」等で相談支援センターに配置されている
社会保険労務士・産業カウンセラー・キャリアコンサルタントなど
募集人数
50名程度
(個人単位で申込、職種混合・同職種でグループワークを予定)
研修内容
目的
がん診療連携拠点病院等の医療従事者が、経済的苦痛(経済毒性)の基本的な知識を理解し、初診時からの関わりや他施設の取組みから学びを得て、自施設での支援体制づくりを考え、実践につなげることを目的とします。
その取り組みを通じて、患者さんやご家族が経済的負担をやわらげ、安心して治療に臨み、生活・人生の質(QOL)を大切にできる環境づくりを目指します。
研修の構成
1) eラーニングによる事前学習
2) グループ研修(オンライン)
3) 事前アンケート
4) 事後アンケート
受講効果の把握のためにアンケートを行います。
申し込み方法
教育研修管理システムからお申し込みください。
2026年2月14日 (土) 準備中
- 申し込みの手順は、【受講者マニュアル】をご確認ください。
① 教育研修管理システムログインIDの取得
本システムでログインIDの取得がお済みでない場合は、こちらより取得してください。
ログインIDは1人つき1つ発行し、受講履歴等を個人単位で一括管理しています。
今後もずっと継続して使用していきますので忘れないようにご注意ください。
② ユーザー情報の登録および更新について
申し込みの受付完了や選考結果をお知らせするメールは、ユーザー情報の「メールアドレス」欄で入力されたアドレスに届きます。入力情報に変更が生じた場合は、各自で更新を行ってください。なお、送信エラーをさけるため、携帯電話のアドレスは入力しないでください。 - ご不明な点等ございましたら、研修事務局■「問い合わせ」メールフォームまでお問い合わせください。
申し込み期間
2025年10月23日 (木)~11月28日 (金)
受講決定
応募者多数の場合、都道府県がん診療連携拠点病院を優先して選考させていただく可能性があります。
受講料
無料
修了証書
全てのプログラム (アンケートへの回答を含む) に参加された研修受講者には、修了証書を交付いたします。なお、途中入退席者には交付されませんので、ご了承ください。
その他
(1) オンラインでグループワークを実施するためのインターネット環境および、パソコン、マイク、カメラは1人1台用意してください。
(2) 本研修のアンケート結果等は、研修を評価するために使用します。学会や医学雑誌等の発表に使用される場合がありますが、名前など個人を特定するような情報が公表されることはなく、個人情報は守られます。ご不明な点がございましたら上記事務局までご連絡ください。
問い合わせ先
<申込・受付に関するお問合せ>
国立研究開発法人国立がん研究センター研修事務局 (オスカー・ジャパン株式会社内)
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 ネオ・シティ三鷹
お問い合わせフォーム
<研修に関するお問合せ>
国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策研究所
がん医療支援部 がん医療支援企画室 山﨑 まどか
E-mail:fin-tox●ml.res.ncc.go.jp(●を@に変更してお送りください)