開催日時
開催日:2017年07月19日(水)~07月21日(金) 3日間
開催時間:詳細につきましては、プログラムを参照してください。
会場
国立研究開発法人国立がん研究センター 築地キャンパス
〒104−0045 東京都中央区築地5−1−1
主催
国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター
研修のねらい
わが国のがん対策の一環として、がん診療に従事する看護師(特に指導者的役割を期待するもの)が、高度で専門的な知識および技術を修得し、がん看護実践の均てん化と充実を図ることを目指しています。
対象
以下の要件に該当する方
- 厚生労働省が指定する都道府県または地域がん診療連携拠点病院等に勤務し、がん診療に従事する看護師で、看護師資格取得後5年以上の実務経験を有する方
- 受講する研修に関する分野の実務経験を3年以上有する方
- 所属施設のがん看護において指導者的立場にある方
- がん領域の「専門看護師」「認定看護師」の認定を受けていない方
募集人数
50名
内容
1.目的
がん放射線療法看護の専門的知識と効果的な指導方法について理解を深め、所属部署や施設のがん放射線療法を受けるがん患者と家族のQOL向上を目指した主体的な療養生活を支援する能力を高める。
2.目標
- 放射線の基礎知識を理解できる。
- がん治療における放射線療法の意義と方法について理解できる。
- がん放射線療法を受ける患者の看護ケアおよびセルフケア支援を理解できる。
- がん放射線療法に伴う急性期および晩期の有害事象とその対策について理解できる。
- 事例を用い、放射線治療計画の理解に基づく有害事象対策とセルフケア支援を計画できる。
- がん治療におけるIVRの特徴と実際およびIVRを受ける患者の看護について理解できる。
- がん放射線療法における医療チームの連携について意見を述べることができる。
- がん放射線療法看護に関する自己の看護実践や所属施設の課題を明確にし、解決策を述べることができる。
- 所属部署や施設の看護師に、がん放射線療法看護を効果的に指導するための方法を検討し、実施できる。
3.プログラム
日程 | 時間 | 方法・テーマ | 内容 | 講師 |
---|---|---|---|---|
7/19 (水) |
09:00~09:20 | オリエンテーション | ||
09:20~10:40 (80分) |
【講義】 がん放射線療法看護総論 |
当院の放射線治療部の概要、がん放射線療法を受ける患者の特徴、がん放射線療法看護の専門性と役割、セルフケア支援、患者と家族への心理社会的支援、安全・安楽への援助など | 吉村 久美(国立がん研究センター中央病院 副看護師長 がん放射線療法看護認定看護師) | |
10:50~11:50 (60分) |
【講義】 放射線の基礎知識 |
放射線の種類と特徴、放射線の人体への影響、放射線の防護、など | 麻生 智彦(国立がん研究センター中央病院 放射線技術部長) | |
13:00~14:30 (90分) |
【講義】 がん放射線療法 |
放射線療法の種類と特徴、急性反応、放射線治療計画、根治的放射線治療、緩和的放射線治療、最新の放射線治療など | 井垣 浩(国立がん研究センター中央病院 放射線治療科 医長) | |
14:40~16:00 (80分) |
【講義】 がん放射線療法後の晩期反応 |
放射線療法の晩期反応と晩期障害、晩期反応に影響する因子、治療方針の決定における患者・家族とのコミュニケーションなど | 清水 わか子先生 (君津中央病院 放射線科) | |
16:20~17:30 | 放射線治療部見学 | グループで見学 | 加藤 融(国立がん研究センター中央病院 放射線技術部放射線治療技術室 副放射線治療技術室長) | |
7/20 (木) |
09:00~10:20 (80分) |
【講義】 がん放射線療法の有害事象のケア(放射線皮膚炎) |
放射線皮膚炎のアセスメントと看護 | 中盛 祐子 (国立がん研究センター東病院 副看護師長 がん放射線療法看護認定看護師) |
10:30~11:50 (80分) |
【講義】 がん放射線療法の有害事象のケア(粘膜炎) |
粘膜炎(口腔・食道・陰部)のアセスメントと看護 | 瀧山 さおり(国立がん研究センター中央病院 看護師) | |
13:00~14:20 (80分) |
【講義】 がん放射線治療計画の理解に基づく看護ケア |
がん放射線治療計画の理解に基づく看護ケア | 吉村 久美(国立がん研究センター中央病院 副看護師長 がん放射線療法看護認定看護師) | |
14:30~17:00 (150分) |
【演習】 事例検討、発表 |
がん放射線療法を受ける患者の、治療計画の理解に基づく有害事象のアセスメントとセルフケア支援に関する事例検討 | 吉村 久美 ※ファシリテーター:中盛 祐子 |
|
7/21 (金) |
09:00~09:50 (50分) |
【講義】 がん治療におけるIVR総論 |
IVRの特徴、適応、手技 | 荒井 保明(国立がん研究センター 理事長特任補佐) |
10:00~10:40 (40分) |
【講義】 がん治療におけるIVRを受ける患者の看護 | IVRを受ける患者のアセスメントと看護 | 安藤 智子(国立がん研究センター中央病院 看護師) | |
10:50~12:00 (70分) |
【講義】 がん放射線療法におけるチーム医療と地域を含めた連携 |
がん放射線療法におけるチーム医療、院内外の連携と看護師の役割 | 後藤 志保先生 (がん研有明病院 看護部 がん看護専門看護師) | |
13:10~15:40 (140分) |
【講義】【グループワーク】 効果的な指導方法 |
効果的な指導の基礎知識 研修で学んだことを、効果的に自施設看護師に指導するための方法の検討 | 塚越 真由美(国立がん研究センターがん対策情報センター がん看護専門看護師) ※ファシリテーター 後藤 志保子先生 |
|
15:40~16:00 | まとめ | 質疑応答、修了証書交付、アンケート記入 |
※ 本研修は国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院看護部教育委員会がん看護専門教育(がん看護専門コース)と合同開催になります。
4.事後課題
本研修修了後に、所属部署や施設の看護師を対象に実施した伝達講習や教育について、レポートを提出する。
受講料
25,920円(税込)
※受講が決定した方へ当センターから請求書を送付いたしますので、銀行振込にて指定日までにお振り込みをお願いいたします。
※ご入金後に受講をキャンセルされた場合、ご返金致しかねますので、ご了承ください。
修了証書
研修受講者には、修了証書を交付します。
途中入退席者には交付されませんので、ご了承ください。
申し込み
申込期限:2017年05月8日(月)16:00
1.申し込み方法
お申し込みの前に必ずこちらの【申込マニュアル簡易版】をご覧ください。
【WEB申込フォームはこちら】(申し込みを締め切りました)
【受講者マニュアル~WEB申し込み~】
【WEB申し込みFAQ】
ご不明な点はこちらをご確認ください。
WEBでのお申し込み後所定の書類1)2)3)を 申込期間内必着 にて研修事務局に郵送してください。
所定の書類
1)【様式1】所属施設長からの申請書
2)【様式2】看護管理者の推薦書
3)【様式3】受講動機
書式はこちらからダウンロードしてください。
*施設からの応募が複数名の場合は、【様式1】は一施設一枚の提出で結構です。
*封筒のおもてに「がん看護専門分野指導者研修 がん放射線療法看護コース」と朱書きしてください。
*簡易書留や宅配便の利用など到着確認のとれる方法で送付してください。
WEB申し込みと送付書類の到着をもって受け付け完了 となりますのでご注意ください。
*送付先(研修事務局):
国立研究開発法人国立がん研究センター研修事務局(オスカー・ジャパン株式会社内)
「看護師研修」係
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 ネオ・シティ三鷹
TEL:0422-24-6818(平日10:00~12:00、13:00~16:00)
2.受講決定
応募者が定員を超えて多数の場合、都道府県または地域がん診療連携拠点病院所属の方、過去に受講歴がない施設の方等を優先して選考させていただきます。
選考結果は、2017年6月上旬頃に本人および施設長宛に通知します。
※受講が決定された方は、事前課題をご記入の上、研修初日にご持参ください。
3.申込期間
2017年4月3日(月)10:00~5月8日(月)16:00(WEB申し込みと郵送書類必着)
障害のある方へのご案内
研修受講者で、障害等があり受講上の配慮を希望される場合は、研修申し込み時に研修担当者(E-mail: kangokensyu@ml.res.ncc.go.jp)にご連絡ください。研修申し込み時にお申し出がない場合、受講上の配慮ができなくなることがございます。また、ご希望のすべてに対応できるとは限りませんのでご了解ください。
※受講上の配慮の例:座席を前列または入口付近に設定、補聴器の持参使用、介護者の研修会場への同伴等
問い合わせ先
<申し込み受け付けに関するお問い合わせ>
国立研究開発法人国立がん研究センター研修事務局(オスカー・ジャパン株式会社内)
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 ネオ・シティ三鷹
TEL:0422-24-6818(平日10:00~12:00、13:00~16:00)
E-mail: info-ncc-kensyu@ml.res.ncc.go.jp
<研修内容に関するお問い合わせ>
国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター
がん医療支援部 教育研修室 塚越 真由美(研修専門職)
〒104−0045 東京都中央区築地5−1−1
TEL:03−3547−5201(ダイヤルイン番号) 内線3532
E-mail: kangokensyu@ml.res.ncc.go.jp
その他
※ 本研修修了者は、都道府県における研修事業の活性化のための情報提供として、がん対策情報センター公式ホームページ「がん情報サービス」内に、氏名および所属施設名を公表いたします。
※ 院内見学のため研修受講者には、患者個人情報保護に関する誓約書、感染症抗体申告書の提出をお願いしております。詳しくは受講決定時にお知らせします。
本研修を受講された方へ
所属部署や施設の看護師を対象に実施した伝達講習や教育について、レポートの提出をお願いします。
※事後課題用紙はこちら
※提出期限:平成30年1月21日(木)
※提出先:E-mail: info-ncc-kensyu@ml.res.ncc.go.jp
※件名に「H29 がん放射線療法看護コース 事後課題」と入力してください。
※テキストに記載されている提出先から上記のアドレスに変更していますので、ご注意ください。