- 日時
- 2026年02月20日(金)17:30~18:30
- テーマ
- がん看護における放射線治療支援の進化:外来からチーム連携まで
企画・司会: 国立病院機構 九州がんセンター
看護師長 鍵山裕美子
放射線治療中の患者に対する看護の質向上を目指し、病棟までの切れ目のない対応の実際と、新規治療(PRRT)導入の実際についてご紹介します。放射線部門との連携強化によるチーム医療の推進を図った実践事例をもとに放射線治療の今をテーマに紹介します。
1.放射線治療看護外来の充実に向けた取り組み
1)放射線治療看護外来について~病棟・外来の連携~
副看護師長(がん放射線療法看護認定看護師)/ 三浦葉月
放射線治療看護外来では、切れ目のない看護を意識しながら、治療後も患者・家族が安心して過ごせるように、有害事象による苦痛や困りごとに対してアプローチをしています。 患者を全人的に捉え支援していくためには、多職種で協働し病棟や外来と連携を図りながらケア提供を継続していく必要があります。今回は、当院での放射線治療看護外来の役割や病棟・外来との連携について紹介します。
2)外来での患者支援体制、有効な情報共有とセルフケア支援について
看護師(がん放射線療法看護認定看護師)/ 田中絵理香
放射線治療後の患者について、放射線治療看護外来を受診できる体制を整えています。急性期有害事象のピークは照射終了後1~2週間であり、患者が退院後の放射線皮膚炎の増悪で困らないように、病棟看護師と情報共有を行っています。今回、照射後の患者のセルフケア能力に合わせたケア支援の症例や、晩期有害事象の症例を経験したため、外来で患者の困りごとに気づけるための取り組みを紹介します。
2.新規治療「PRRT」導入について
1)放射線部と病棟との連携
主任診療放射線技師 / 神田一徳
放射線治療における支援には、外来から病棟に至るまで切れ目のないチーム医療が重要です。本発表では、診療放射線技師の立場から、新規RI内用療法であるペプチド受容体放射性核種療法(PRRT)導入に伴う看護部との連携について紹介します。また、PRRT導入後の情報共有と課題点を踏まえ、治療の実際や放射線部の役割について報告します。
2)導入までの経緯と病棟での取り組み
副看護師長 / 米井美香
当院では、昨年一般病棟での特別措置室を利用した、新規治療(ペプチド受容体放射性核種療法:PRRT)の導入が行われ、安全な治療を提供するため、多職種と協働して体制の整備を行ってきました。今回は、新規治療導入に伴う看護師の役割について、及び患者支援として外来から病棟まで切れ目のない看護の提供を目指した継続的な看護の実際について報告します。