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【放射線診療技師向け】 2026年

多地点放射線カンファレンス[2026年度-第1回]

国立がん研究センター中央病院 発信
企画・司会:国立がん研究センター中央病院 放射線技術部・副放射線技術部長 / 藤田 智之

国立がん研究センターでは2022年より中央病院と東病院で診療放射線技師レジデント制度を開始しました。目的は「より高度で専門的ながん教育を提供し、研究もできる、がん医療に精通した診療放射線技師を育成する。」ことです。現在、中央病院でチーフ2名とレジデント5名、東病院でチーフ1名とレジデント6名が在職しています。日々がん診療を学びながら業務と研究に取り組んでいます。今回は4名の先生より研究成果を報告していただきます。

1. 診療放射線技師レジデント制度の3年間を振り返って―研究成果と院内研修で得られた気づき―

国立がん研究センター東病院 放射線技術部 / 梅室 愛華

当院の診療放射線技師レジデント制度は,1・2年目にがん診断・治療に関わる全モダリティをローテーションし,2年目後半には院内他部署研修,3年目には希望検査室で勤務しながら約20施設での院外研修を行います。本発表では,第53回日本放射線技術学会秋季学術大会での成果および医療情報部・治験コーディネーター室・倫理審査事務室・診療情報管理室・医療機器開発支援室での研修を含め,制度を通じて得られた知見を報告します。

2. 私が歩んだレジデント3年間の軌跡

国立がん研究センター東病院 放射線技術部・診療放射線技師レジデント / 栗林 恭平

当院の診療放射線技師レジデント制度は,1・2年目にがん診断・治療に関わる全モダリティをローテーションし,2年目後半には院内他部署研修,3年目には希望検査室で勤務しながら約20施設での院外研修を行います。本発表では,第53回日本放射線技術学会秋季学術大会での発表成果および画像診断関連装置・薬剤・ファントム等製造企業14社・3次救急病院2施設・特許庁・福島第一原子力発電所での研修を含め,制度を通じて歩んだ軌跡を報告します。

3. Radiomicsを用いた画像バイオマーカー解析

国立がん研究センター中央病院 放射線技術部・診療放射線技師レジデント / 村田 誉

近年、がんの遺伝子情報や臨床情報に基づき、患者ごとに最適な治療法を選択する個別化医療の研究が進んでいます。放射線診断・治療分野では、機械学習を用いて医用画像から大量の画像特徴量を抽出し、それらを画像バイオマーカーとして予後や治療効果を予測するRadiomicsが注目されています。本発表では、Radiomicsの概要と、これまでに実施してきた研究内容について報告します。

4. 放射線治療における下顎骨線量低減プランの提案と医科歯科連携のための線量可視化ツールの開発

国立がん研究センター中央病院 放射線技術部 がん専門修練診療放射線技師 / 荒井 功信

頭頸部放射線治療の晩期障害として、放射線顎骨壊死(ORN)が挙げられます。ORNの予防には、発症メカニズムや下顎骨に対する照射線量の把握、歯を含む口腔内線量に応じた抜歯や歯科領域での口腔ケアが重要となります。当院での研究では、標的および周囲のリスク臓器への影響を抑えつつ、下顎骨線量を低減させた治療計画の立案を行いました。さらに、医科歯科連携強化を目的とした、視覚的理解の容易な歯科用シェーマ口腔線量マップの開発に取り組んでおります。

更新・確認日:2026年01月09日 [ 履歴 ]
履歴
2026年01月09日 抄録を掲載しました。
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