開催日時
開催日:2018年10月11日(木)~10月12(金)および 2019年2月8日(金) 3日間
開催時間:詳細につきましては、プログラムを参照してください。
会場
国立研究開発法人国立がん研究センター 築地キャンパス
〒104−0045 東京都中央区築地5−1−1
主催
国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター
研修のねらい
わが国のがん対策の一環として、がん診療に従事する看護師(特に指導者的役割を期待するもの)が、高度で専門的な知識および技術を修得し、がん看護実践の均てん化と充実を図ることを目指しています。
対象
以下の全ての要件にすべて該当する方
- 厚生労働省が指定する都道府県または地域がん診療連携拠点病院等に勤務し、がん診療に従事する看護師
- 看護師資格取得後5年以上の実務経験を有する方
- 受講する研修に関する分野の実務経験を3年以上有する方
- 所属施設のがん看護において指導者的立場にある方
- 退院調整部門において、退院支援業務に専従していない方
募集人数
50名
内容
1.目的
退院支援・在宅療養支援に関する専門的な知識と効果的な指導方法について理解を深め、がん患者と家族のQOL向上を目指した主体的な療養生活を支援する能力を高める。
2.目標
- がん患者の退院支援・在宅療養支援の特徴とプロセスを説明できる。
- がん患者の療養の場の特徴と意思決定支援について説明できる。
- がん患者の退院支援・在宅療養支援に必要なアセスメント項目を列挙できる。
- 退院支援・在宅療養支援における症状マネジメントの考え方と方法を説明できる。
- 退院支援・在宅療養支援における日常生活の調整の考え方と方法を説明できる。
- 退院支援・在宅療養支援における家族ケアについて説明できる。
- 退院支援・在宅療養支援で活用できる診療報酬と社会福祉資源について概説できる。
- 退院支援・在宅療養支援における多職種とのチームアプローチと看護師の役割を説明できる。
- がん患者と家族のQOL維持向上を目指した退院支援・在宅療養支援を実践できる。
- 自己や所属施設の退院支援・在宅療養支援の課題と解決策を述べることができる。
- 所属施設の看護師に、がん患者の退院支援・在宅療養支援について効果的に指導する方法を検討し、実施できる。
3.プログラム
時間 | 方法 | テーマ | 内容 |
---|---|---|---|
1日目 | |||
10:00~10:20 | オリエンテーション | 自己紹介 | |
10:20~11:20 (60分) |
講義 | 院支援・在宅療養支援のプロセスとアセスメント | 日本の人口動態の変化と地域包括ケアシステム、退院支援の3段階、在宅療養支援を始める時期、など |
11:30~12:40 (70分) |
グループワーク | 課題の明確化 | 自施設における退院支援・在宅療養支援の現状と課題の明確化、めざす姿の検討 |
13:50~14:50 (60分) |
講義 | がん患者の在宅療養生活のアセスメントとケア | がん医療を取りまく状況、療養場所とがん患者のケアの特徴、病院と在宅の連携など |
15:00~16:00 (60分) |
講義 | 訪問看護の実際と多職種連携 | がん患者の在宅ケア、訪問看護と在宅医療の特徴、病院と在宅のチームアプローチ、など |
16:10~17:40 (90分) |
講義 | 在宅療養を見据えた、がん患者の苦痛な症状のマネジメント | がん患者のQOLの包括的アセスメント、在宅療養を見据えた苦痛な症状のマネジメントの考え方と実際(疼痛・せん妄・呼吸困難・便秘等) |
2日目 | |||
9:00~9:50 (50分) |
講義 | がん患者の意思決定支援 | がん患者の意思決定支援の場面と内容、意思決定支援において看護師ができること、など |
10:00~11:00 (60分) |
講義 | 退院支援に関する診療報酬と物品の調整 | 在宅療養指導管理料の考え方、物品(輸液ポンプ、PCAポンプ、経管栄養、在宅酸素、吸引器、ドレッシング剤など)の調整、など |
11:10~12:10 (60分) |
講義 | 介護保険制度 | 介護保険制度とサービス内容、費用、など |
13:20~15:20 (120分) |
演習 | 退院支援の展開 | 模擬事例による退院支援の展開、グループ発表 |
15:30~16:00 (30分) |
講義 | 退院支援の展開 | 模擬事例の解説、質疑応答 |
16:00~16:30 | まとめ | 事後課題の説明、質疑応答、アンケート記入 | |
3日目 | |||
10:00~10:10 | オリエンテーション | ||
10:10~12:10 (120分) |
発表 | 実践報告 | 実践の発表 |
13:20~15:50 (150分) |
講義グループワーク | 効果的な指導の基礎知識 ポスター発表 |
所属施設や部署の看護師に、がん患者の退院支援・在宅療養支援を効果的に指導する方法の検討 |
15:50~16:20 | まとめ | 修了証書交付、アンケート記入 |
※ 本研修の1日目、2日目は、国立がん研究センター中央病院 看護部教育委員会がん看護専門教育(がん看護専門コース)と合同開催になります
申し込み
1.申し込み方法
以下の2つをもって、受付完了となります。
1)WEBによる申し込み
2)郵送による必要書類【様式1~3】の到着
1)WEB申し込み
下記の申し込みWEBサイト「教育管理システム」よりお申し込みください。
申し込みサイトにログインするには、事前にアカウント登録が必要となりますので、案内に沿って必要事項を入力しご登録ください。 なお、これまで当センターで開催する他の研修受講に際して、すでに登録された方は、引き続きそのアカウントをご利用になれます。
※ 受講申し込みは参加者ごとに必要です。参加者本人がログインし、申し込みをしてください。
【WEB申し込みはこちらから】(2018年4月2日(月)10:00~)(申し込みを締め切りました)
利用手順等は、操作マニュアルをご参照ください。
2)必要書類の郵送
(1)必要書類
【様式1】所属施設長からの申請書
【様式2】看護管理者の推薦書
【様式3】受講希望理由書
書式はこちらからダウンロードしてください。
※ 施設から複数名応募する場合、【様式1】は施設で1枚提出してください。
※ 封筒のおもてに「がん看護専門分野指導者研修 がん患者の退院支援・在宅療養支援コース」と朱書きしてください。
※ 書類到着確認の問い合わせには対応しかねますので、簡易書留や宅配便の利用など到着確認のとれる方法で送付してください。
(2)提出期限
6月29日(金) 当日消印有効
(3)送付先
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 ネオ・シティ三鷹
国立がん研究センター研修事務局(オスカー・ジャパン株式会社内)「看護師研修」係
TEL:0422-24-6818
2.申し込み期間
2018年4月2日(月)10:00~6月29日(金)17:00
3.受講決定
受講可否については、8月下旬頃に教育研修管理システムに登録されているメールアドレス宛に送信します。受講が決定された方は事前課題の提出をお願いします。
施設長宛の受講決定通知および本人宛の書類送付は、9月上旬頃を予定しています。
応募者多数の場合は、都道府県または地域がん診療連携拠点病院所属の有無、施設からの受講歴等を考慮して選考します。
障害のある方へのご案内
研修受講者で、障害等があり受講上の配慮を希望される場合は、研修申し込み時に研修担当者(E-mail: kangokensyu@ml.res.ncc.go.jp)にご連絡ください。研修申し込み時にお申し出がない場合、受講上の配慮ができなくなることがございます。また、ご希望のすべてに対応できるとは限りませんのでご了解ください。(受講上の配慮の例:座席を前列または入口付近に設定、補聴器の持参使用、介護者の研修会場への同伴等)
受講料
25,920円(税込)
※ 受講が決定した方へ当センターから請求書を送付いたしますので、銀行振込にて指定日までにお振り込みをお願いいたします。
※ ご入金後に受講をキャンセルされた場合、ご返金致しかねますので、ご了承ください。
※ 銀行の振込み控えが税務上も正規の領収書となります。別途発行はできませんので、ご了承ください。
修了証書
研修受講者には、修了証書を交付します。
途中入退席者には交付されませんので、ご了承ください。
問い合わせ先
<お問い合わせの前に>
※ 募集要項の内容を全てお読みになった上で、ご不明な点についてお問い合わせください
※ 教育研修管理システムログイン時の「ID不明にかかる照会」については、原則メールにてお問い合わせください。その際、ご本人確認のため、「①氏名、②所属施設」を必ず本文にご記載頂きますようお願いいたします。
※よくある質問はこちら
<お問い合わせ先>
国立研究開発法人国立がん研究センター研修事務局(オスカー・ジャパン株式会社内)
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 ネオ・シティ三鷹
TEL:0422-24-6818(平日10:00~12:00、13:00~16:00)
E-mail: info-ncc-kensyu@ml.res.ncc.go.jp
その他
1)事前課題
受講が決定された方は、事前課題をご記入の上、研修初日にご持参ください。
2)所属施設名および氏名の公表
本研修修了者は、都道府県における研修事業の活性化のための情報提供として、がん対策情報センター公式ホームページ「がん情報サービス」内に、氏名および所属施設名を公表いたします。
3)事後課題①
研修2日目修了後に、がん患者と家族のQOL維持向上を目指した退院支援・在宅療養支援を1事例実践し、ワークシートに記載の上、提出をお願いします。
※ ワークシート1~3は10月にメールで送付済
※ 提出期限:2019年1月31日(木)
※ 提出先:E-mail:info-ncc-kensyu@ml.res.ncc.go.jp
※ 件名に「【事後課題1】H30 がん患者の退院支援・在宅療養支援コース(看護)」と入力してください。
4)事後課題②
全日程修了後に、所属部署や施設の看護師を対象に実施した伝達講習や教育について、レポート提出をお願いします。