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【薬剤師向け】 2022年

薬剤カンファレンス[2022-第3回]

(呉医療センター発信)
司会 呉医療センター 薬剤部 薬剤部長 藤田 秀樹

医薬品の進歩や薬物療法の高度化を背景に、これまで以上に服薬アドヒアランスやコンプライアンスが重要視されている。ハイリスクな薬剤を使用する患者さまの安全性を確保し、円滑な治療継続をサポートするために、医薬品の専門家である薬剤師が積極的な介入が必要である。
今回、【呉医療センターの概要/お薬外来の現状/お薬外来での症例】について報告する。

1.呉医療センターの概要について

呉医療センター 薬剤部 田頭 尚士

呉医療センターは病床数700床、標榜診療科37科からなる総合病院である。県のがん診療連携拠点病院にも認定されており、がん医療においても地域の中心的な役割を果たしている。当院の特徴として、特定の門前薬局がなく院外処方箋を応需する薬局が地域に広がっているという点が挙げられる。そのため保険薬局との連携が非常に重要となってくる。今回、当院の概要ならびに外来治療における薬剤師の関りを中心に紹介する。

2.呉医療センターにおけるおくすり外来の取り組みについて

呉医療センター 薬剤部 山口 千尋

近年経口抗がん薬の開発や支持療法の進歩、入院期間短縮といった社会的背景に伴い、入院治療から外来治療へ移行する患者は増加している。当院では外来移行後も継続したサポートを行うために2012年より経口抗がん薬及び麻薬性鎮痛薬を使用している患者を対象に「おくすり外来」という名称で薬剤師外来を行っている。当院での運用方法、2021年度の実績について報告する。

3.心機能低下の早期発見に関与したおくすり外来の1例

呉医療センター 薬剤部 景山 康二郎

腫瘍循環器学について関心が高まる昨今、がんや抗がん薬による心毒性・心血管リスクに対する薬剤師の貢献が期待されている。今回、膵尾部がん多発肝転移NTRK1融合遺伝子変異陽性に対し、トロポミオシン受容体キナーゼ阻害薬であるエヌトレクチニブを服用継続する中で、薬剤師が副作用モニタリングの一環として心機能低下の早期発見に関与した症例について報告する。

更新・確認日:2022年12月06日 [ 履歴 ]
履歴
2022年12月06日 抄録を更新しました。
2022年01月06日 抄録を掲載しました。
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