開催日時
今年もWeb会議システムを用いたオンライン開催とします。ご理解、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
がん相談支援センター相談員指導者研修(前期日程)
開催日:2022年06月14日(火)~15日(水) ※2日間
1日目開催時間:10:00~16:30
2日目開催時間:10:00~16:30
がん相談支援センター相談員指導者研修(後期日程)
開催日:2022年09月29日(木)~30日(金) ※2日間
3日目開催時間:10:00~16:30
4日目開催時間:10:00~16:30
会場
前期、後期日程とも、オンライン開催(Zoom)です。
主催
国立研究開発法人国立がん研究センター
研修のねらい
2018(平成30)年に発出された「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」では、都道府県がん診療連携拠点病院の指定要件として、「地域拠点病院、特定領域拠点病院、地域がん診療病院の相談支援に携わる者に対する継続的かつ系統的な研修を行うこと」が求められています。
また、地域がん診療連携拠点病院、特定領域がん診療連携拠点病院、地域がん診療病院の指定要件として、「都道府県拠点病院が実施する相談支援に携わる者を対象とした研修を受講すること」が相談員に求められています。
これに基づき本研修では、都道府県内のがん相談支援の現状や課題を把握し、当該都道府県で求められる課題解決やがん相談支援の質向上のための研修を企画・実施することができる指導者の養成を目指します。
対象
同一都道府県内のがん診療連携拠点病院に所属する原則2~3人1組のチームを対象とします。
原則、1都道府県あたり1チームまでの申し込みを受け付けます。(複数チームの申し込み不可)
チームメンバーは異なる施設に所属する者で構成されることが望ましく、また以下の要件すべてを満たしている必要があります。
- 原則として厚生労働大臣による指定を受けた「がん診療連携拠点病院等」に所属する者であること。
- がん相談支援業務に携わる実務者であること。
- 原則として相談支援を主たる業務とする医療・福祉関係の資格(看護師・社会福祉士・心理士等)を有する者であること。
- がん相談支援センター相談員基礎研修(1)(2)(3)を修了していること。
- 国立がん研究センター主催、または各都道府県で開催された「相談対応の質保証(QA)を学ぶ」研修や相談対応モニタリング研修を受講しており、がん相談対応評価表の使用経験があること。(後期日程までに受講予定でも可)
- 研修の全日程(6/14-15、9/29-30の4日間)に参加可能であること。(※1)
- 都道府県がん診療連携協議会の下に組織される相談支援に関する部会の部会長(部会がない場合は、都道府県のがん対策主管課の長)の推薦を得られること。
- 都道府県内のがん相談支援をとりまく現状と課題、および都道府県内で実施されている相談員研修の経過・進捗等について、十分に把握していること。(※2)
- 都道府県内で実施される相談員研修の企画・運営に、半年以上携わっていることが望ましい。(※3)
- 都道府県内で実施される相談員研修の企画・運営に、継続的に携わる意欲があること。
- オンライン形式の相談員研修参加に必要な物品や環境を準備できること。詳細は「オンライン研修の環境(相談員研修)」をご確認ください。
なお、前期日程も後期日程もすべて個別参加とします(一人につき一パソコンで参加)。
※1
過去に「相談員指導者等スキルアップ研修~情報から始まるがん相談支援~」を受講済みの場合でも、後期日程を免除することはできません。昨今、情報支援の研修は重視されており、繰り返し受講することで理解が深まると考えます。ご了承ください。
また、後期日程を2日間欠席した場合、いかなる理由であっても前期日程分の受講を翌年度に持ち越すことはできません。
※2
各都道府県における継続的系統的研修を推進するため、都道府県内のがん相談支援をとりまく現状と課題、相談員研修の経過・進捗等に関する情報共有を、先の指導者研修修了者(全修了者一覧参照)との間で十分に行った上で、本研修にご参加ください。
※3
研修企画の流れ、企画者の役割、研修テーマや学習内容の理解など、都道府県内で開催された過去の研修の理解を深めることを目的としています。
なお、本研修を受講していなくても、各都道府県で実施される相談員研修の企画・運営に携わることは可能です。
募集人数
45人程度(15都道府県チーム)
内容
1.目的
都道府県内のがん相談支援の現状や課題を把握し、課題解決やがん相談支援の質向上のための研修を企画・実施・評価することができるようになる。
前期日程:2日間(研修企画)
効果的な研修を企画するために必要な教育学的知識を学び、各都道府県チームで研修計画を立案する。立案した研修計画のプレゼンテーションを行い、課題解決や効果的、現実的な研修となるよう、研修企画を洗練する。
後期日程:2日間(情報から始まるがん相談支援)
がん専門相談員の専門性である「情報支援」について、信頼できる情報を見極める力を養うとともに、正しく情報を活用し、相談者に応じて伝える力や視点について学ぶ。同研修プログラムを各都道府県またはブロックにおいて展開することを視野に入れ、研修内容について理解を深める。
2.プログラム
前期日程
講師:櫻井雅代(国立がん研究センターがん対策研究所)
1日目プログラム(予定) | ||
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9:30~10:00 | 受付 | |
午前の部 | オリエンテーション | |
講義 (Eラーニング講義の復習を含む) |
「研修企画に必要な知識」 | |
グループワーク① | 研修企画立案に向けたグループワーク① | |
昼休み | ||
午後の部 | 講演 | 研修企画の実践報告、質疑応答 |
グループワーク② | 研修企画立案に向けたグループワーク② 企画案提出、他チームの企画案ダウンロード |
|
講義 | ||
~16:30 | まとめ | 諸連絡・アンケートなど |
2日目プログラム(予定) | ||
9:30~10:00 | 受付 | |
午前の部 | オリエンテーション | |
プレゼンテーション | 研修企画案のプレゼンテーション | |
昼休み | ||
午後の部 | グループワーク | 問題・課題解決およびより効果的・現実的な研修となるよう企画案を洗練する |
全体共有 | ||
~16:30 | 挨拶 | まとめ・諸連絡・アンケート・受講証書など |
後期日程
講師:
高山智子 (国立がん研究センターがん対策研究所)
藤也寸志 (九州がんセンター)
志賀久美子(国立がん研究センターがん対策研究所)
藤松義人 (鳥取県立中央病院)
宮本紗代(国立がん研究センターがん対策研究所)
チーフファシリテーター:
萬谷和広(大阪南医療センター) 三木晃子(香川大学医学部附属病院)
1日目プログラム(予定) | ||
---|---|---|
9:30~10:00 | 受付 | |
午前の部 | オリエンテーション | |
講義 | 「情報支援とは」 「医療情報をどう評価するか」 「相談員のヘルスリテラシーを高めるために」 |
|
演習 | 「信頼できる情報(源)を見極める」 | |
昼休み | ||
午後の部 | 講義 | 「診療・治療ガイドライン」 「ガイドラインを活用した相談対応の例」 「がん相談支援センターでの情報整備」 |
演習 | 「がん情報サービス、患者・医療者向け診療ガイドラインを使ってみる」 「自施設での情報整備」 |
|
~16:30 | 挨拶 | まとめ・諸連絡・アンケート |
2日目プログラム(予定) | ||
9:30~10:00 | 受付 | |
午前の部 | 演習 | 「主訴、ニーズを確認する」 「患者の医学情報・状況を確認する」 全体共有 |
講義(復習)・演習 | 「ヘルスリテラシーとは」 「情報支援におけるアセスメントのポイント」 「相談者のヘルスリテラシーをアセスメントする」 全体共有 |
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昼休み | ||
午後の部 | 講義(復習) | 「情報支援における意思決定、行動」 |
演習 | 「情報に基づく意思決定支援」 全体共有・振り返り |
|
~16:30 | 挨拶 | まとめ・諸連絡・アンケート・修了証書など |
教材・参考資料
- 前期日程「がん専門相談員のための学習の手引き~実践に役立つエッセンス~(第3版)」
- 後期日程「患者さんのための肺がんガイドブック 2021年版: 悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む」
申し込み
1.申込期間
申込開始:04月04日(月)
申込期限:04月15日(金)
2.受講決定通知
04月27日(水)までに、教育研修管理システムに登録されているメールアドレス宛てに選考結果を連絡します。
3.申込手順
下記リンクよりお申し込みください。
4.選考方法
申し込み多数となった場合は、以下の要素を基に受講者(受講チーム)を決定します。
- 都道府県拠点病院所属者の参加の有無
- 研修企画に向けての準備状態(対象要件8~9にあたる内容)など
経費
1.受講料
33,000円(税込)/人
2.受講料お支払い
クレジットによるお支払いとバーチャル口座へのお振込みの2通りございます。注意事項を必ずお読みいただき、支払い方法を選択ください。なお、支払い方法の選択は、受講確定後より教育研修管理システム上で可能です。
1)注意事項
- 請求書・領収書の宛名は受講者個人名で発行し、施設名や機関名での発行には対応しておりません。
- 一度支払い方法を選択された後は、支払い方法の変更は出来ません。所属施設に確認の上、支払い方法の選択をお願いします。
- 指定の期日までに振り込みをお願いいたします。指定の期日までに手続きが完了しない場合は受講できません。
- 振り込み後に受講をキャンセルされた場合、返金はいたしかねますので、ご了承ください。
2)クレジットカードによるお支払い
- 教育研修管理システム上でのお支払いが可能です。
- 支払いを確認後、入金ステータスが変更となり、教育研修管理システム上で領収書のダウンドロードが可能です。
3)バーチャル口座へのお振込み
- バーチャル口座へのお振込みを選択後、請求書が発行されます。
- 請求書に受講者個人名や受講料・振込先を記載しておりますので、振り込みをお願いします。
- 振り込み後2~3日程度で、入金ステータスが変更となり、教育研修管理システム上で領収書のダウンドロードが可能です。
3.オンライン化の準備に必要な経費等は参加する方の負担とします。
修了証書
前期日程終了時に「受講証書」を、「後期日程」終了時に全日程を受講した方へ「修了証書」を交付します。
申し込みにあたっての注意事項
※必ずご覧ください
- 申し込みは必ず期限内にお願いします。期限を過ぎた後の申し込みは、理由に関わらずお受けできません。
- 申し込み取り消しについて
締め切り前の申し込み取り消しは、教育研修管理システム上で可能です。申し込み期間が過ぎている場合や受講確定後の場合は、速やかに下記問い合わせ先までご連絡ください。 - 本研修開催前の参加者変更は可能ですが、開催期間中の参加者変更はできません。諸事情により参加できなくなる方が生じた場合、他のチームメンバーのみで参加いただくことになります。
- 受講証書および修了証書の発行について
受講証書や修了証書には申し込み時点でユーザー登録されている情報(氏名・施設名等)が反映されます。締め切り後に申込内容に変更があった場合は、速やかに下記問い合わせ先までご連絡をお願いします。無連絡による修了証書の再発行はいたしかねます
問い合わせ先
国立がん研究センター研修事務局 (オスカー・ジャパン株式会社内)
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 ネオ・シティ三鷹
TEL:0422-24-6818(平日10:00-12:00、13:00-16:00) FAX:0422-24-6812
お問い合わせフォーム
※相談員研修の方針に関するお問い合わせ先
国立研究開発法人 国立がん研究センター
がん対策研究所 がん情報提供部 がん相談支援推進室
方針に関するお問い合わせフォーム
その他
1.本研修のがん診療連携拠点病院等の指定要件における位置付け
本研修は、がん診療連携拠点病院等の指定要件において、修了者の配置が求められている研修です。概要は以下のとおりです。
「都道府県がん診療連携拠点病院」
相談支援に携わる者のうち、少なくとも1人は国立がん研究センターによる相談員指導者研修を修了していることが求められています。
詳細は「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」(平成30年7月31日健発0731第1号)をご確認ください。
2.本研修の「国立がん研究センター認定がん専門相談員」認定事業における位置付け
本研修は、「国立がん研究センター認定がん専門相談員」の認定申請の際、Ⅲ群の単位(4単位分)として使用することができます。(新規申請、更新申請共に使用可)
また、更新申請の際は、Ⅱ群の単位としても使用することができます。
3.修了者名の公開
研修事業の活性化を促進する情報提供のため、国立がん研究センターがん情報サービス内に、本研修修了者の所属施設および氏名を公開します。
4.他研修との合同開催
2021年度までは後期日程を「指導者等スキルアップ研修~情報から始まるがん相談支援~」と合同開催して参りましたが、2022年度は同じ内容をそれぞれ単独に開催する予定です。
お知らせ(持ち物等)
1.事前課題
1)前期日程 事前課題
(1)Eラーニング受講
本研修の受講決定に伴い教育研修管理システム上で「研修企画に必要な知識」の講義閲覧が可能となります。システム上での学習(講義閲覧)を終えた上で、(2)の研修企画案の立案をして、研修にご参加ください。前期日程の開催日までに、研修事務局にて全受講者の学習の終了を確認させていただきます。
(2)都道府県の課題分析および研修企画の立案
本事前課題を通じて、都道府県内のがん相談支援をとりまく現状と課題、および相談員研修に関する経過・進捗等の情報共有を、先の指導者研修修了者(全修了者一覧参照)との間で十分に行った上で、本研修にご参加ください。紙面やデータだけでなく、電話やオンライン、対面で引継ぎ、共有することを推奨します。
また、Eラーニングの講義内容「研修企画に必要な知識」を参考に研修テーマを決め、研修企画をチームで立案してください。対面やオンラインを活用して話し合う時間を確保し、一人の意見や一人の努力に偏らないよう協力し合って作成し、チーム代表者が事前課題として提出してください。企画案は指定のフォームに沿ってすすめてください。
■提出期限:5月30日(月)
■提出先:事前課題提出フォルダー(新教育研修管理システムの指導者研修ページ内)
■研修企画案フォーム
※提出日が近づきましたら、事前課題提出フォルダーを作成いたします。
(3)推薦書
受講決定したチームの代表者は、下記の期限までに推薦書を提出してください。
■提出期限:5月30日(月)
■提出先:事前課題提出フォルダー(新教育研修管理システムの指導者研修ページ内)
■推薦書フォーム
2)後期日程 事前課題
事前の講義視聴(最大6講義)、音声事例の聴取、事前課題としてのワーク(3種)を予定しています。がん情報サービス、患者向けガイドライン(肺がん)、診療ガイドライン(肺がん)も用いる予定です。詳細が決定次第、後期日程開催前の通知もしくは教育研修管理システム上の本研修に関するページにてご案内いたします。
2.研修当日の持ち物
1)前期日程の持ち物
(1)研修テーマに関連した参考資料
(2)がん専門相談員のための学習の手引き~実践に役立つエッセンス~(第3版)
(3)配布資料は教育研修管理システム上の本研修に関するページにてご案内します。各自ダウンロード、印刷をお願いいたします。
2)後期日程の持ち物
(1)「患者さんのための肺がんガイドブック 2021年版: 悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む」
(2)その他、配布資料などは教育研修管理システム上の本研修に関するページにてご案内します。各自ダウンロード、印刷をお願いいたします。
3.オンライン研修に向けて
研修開催日の2~3週間前頃に、30分程度のオリエンテーション(WEB会議システム接続確認、操作方法確認)を予定しています。詳細が決定次第、教育研修管理システム上の本研修に関するページにてご案内します。
その他、「オンライン研修の環境(相談員研修)」をご確認ください。