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【多職種向け】 2026年

多地点合同メディカル・カンファレンス[2026年度-第1回]

司会:国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院 
骨軟部腫瘍・リハビリテーション科 科長 / 川井 章

がん罹患者数の増加とその治療成績の向上に伴い、骨転移を有した状態でがん治療を行い、日常生活を送るがん患者数は増加しています。本カンファレンスでは、多職種・多診療科が連携して診療にあたることがきわめて重要なこの骨転移に関して、各地で特色ある取り組み・キャンサーボード開催を行っておられる先生方に、骨転移診療向上のための『秘訣』と『実際』についてご講演いただきます。ぜひ活発な御議論をいただければ幸いです。

1. 骨転移キャンサーボード13年の経験と持続可能な体制構築への課題

神戸大学医学部附属病院 整形外科・特定助教 / 澤田 良子

骨転移の治療には診療科横断的な診療が必要不可欠であることから、2012年5月に私の前職である東京大学医学部附属病院で骨転移キャンサーボードが設立されました。緩和ケアチームと整形外科が中心になって立ち上げた背景があります。設立初期から約10年間メンバーとして試行錯誤しながら活動した経験とともに、同じく2013年に設立された現在の勤務先の骨転移キャンサーボードとの違いや双方の長所・短所、および、今後の課題について述べます。

2. 緩和医療科主体での骨転移カンファレンスの実際と課題

国立がん研究センター中央病院 緩和医療科 / 西村 瑠美

当院では以前より骨転移相談という枠で対応していますが、骨転移に関する症状緩和に関わる緩和医療科からの声掛けで骨転移に対する横断的な取り組みの一環として2023年5月より月1回骨転移カンファレンスを両科で立ち上げ・運営しています。放射線治療科やIVR(画像下治療)、リハビリなど多くの観点から60以上の症例を相談しており、これまでの活動報告および今後の課題について発表します。

3. 骨転移キャンサーボードの“Why”と“How”─内発的動機づけが創る多職種連携の新しいかたち

奈良県総合医療センター 総合診療科・部長 / 東 光久

骨転移キャンサーボード(CB)は、がん治療型と意思決定支援型の2つの型を持ち、多職種が「なぜ(Why)」行うのかを共有することが成功の鍵です。本講演では、奈良県総合医療センターでの実践と、全国の仲間と共に学ぶ「骨転移カンファレンス実践セミナー SESSA(https://www.team-sessa.org/)」の取り組みを紹介します。内発的動機づけを育み、共に患者の未来を創発するカンファレンスの魅力を伝えます。

4. 骨転移キャンサーボードを断念して構築された骨転移対策システム

独立行政法人国立病院機構四国がんセンター 骨軟部腫瘍整形外科・第一病棟部長 / 杉原 進介

骨転移による骨関連事象(SRE)は整形外科として対応すべき病態ですが、骨折や麻痺など緊急対応が迫られる場面も多く、当院で整形外科が新設された時点で多大な労力を要す課題でした。骨転移キャンサーボードはタイムリーな検討が困難で、当時多診療科、多職種で開催するには理解が得られず困難であったため、骨転移登録システムを立ち上げました。現在は多職種連携を組み入れて、骨転移対策システムとして運用しているので紹介します。

更新・確認日:2026年01月09日 [ 履歴 ]
履歴
2026年01月09日 抄録を掲載いたしました。
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