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【看護師向け】 2017年

多地点がん看護カンファレンス[2017-第2回]

(四国がんセンター発信)
司会 四国がんセンター 緩和ケア病棟 看護師長
がん性疼痛看護認定看護師  平田 久美

四国がんセンターは、2007年にがん診療連携拠点病院に指定され、愛媛県のがん医療を推進する役割を担っている。近年がん治療の進歩はめざましいが、若い子育て世代のがん患者が増えており、チャイルドケアや家族への支援が求められている。そこで多職種とチームを結成し、患者・家族の視点に立った取り組みを紹介する。

1.外来からつなげる患者家族支援(チャイルドケア)の取り組み

四国がんセンター 緩和ケアセンター がん看護専門看護師  宮脇 聡子

四国がんセンターでは、苦痛のスクリーニング、がん告知後のがん看護外来での傾聴などを通して、患者が抱える問題の拾上げを行い、治療の意思決定支援、身体症状への対応、家族の支援も行っている。平成29年度からは、医師と共同し、50歳未満の患者へのアプローチを強化している患者だけでなく、子どもも含めた家族に対してがんと診断された早期からのケアを開始するための取り組みを紹介する。

2.乳腺科病棟での患者・家族支援(チャイルドケア)の取り組み

四国がんセンター 乳腺科病棟看護師  越智 美恵

乳腺科病棟では子育て世代の患者が多いことから、外来からの情報も踏まえながら、情報収集を行っている。また病棟の看護師は入院の都度、チャイルドケアカンファレンスを行い、子どもの状況や本人の思いなどをスタッフ内で共有している。特に終末期の患者に対しては、患者と家族が寄り添い合える環境をつくり、最期の時にはそれぞれの家族が看取りに迎えるよう支援している。今回は、終末期にある患者と夫、そして子どもへの支援を行った事例を紹介する。

3.子どもを持つ若年がん患者・家族を支える ~チャイルドケアプロジェクト6年の歩み~

四国がんセンター 精神腫瘍科/緩和ケアセンター 臨床心理士 井上 実穂

四国がんセンターでは、子どもを持つ若年がん患者の支援として、2011年に臨床心理士が中心となり、チャイルドケアプロジェクト(CCP)を立ち上げた。
がんに罹患すると、親としての自信をなくし、自責感を募らせることもある。そうした患者に看護職が寄り添い、子どものことを話し合う関係性は細やかなケアの礎となる。また、家族ケアに子どもを入れることは、親が病気になった出来事が子どもの強さ(レジリエンス)を引き出すことにもつながる。さらに、チャイルドケアに関心を持つ看護師が増えることは、終末期ケアの質が向上することが期待される。
当院のチャイルドケアプロジェクトの6年を、患者支援、子ども支援、医療者支援の3つの領域から振り返り、チャイルドケアの広がりを報告する。

更新・確認日:2017年06月14日 [ 履歴 ]
履歴
2017年06月14日 抄録を掲載しました。
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