- 日時
- 2022年11月18日(金)17:30~18:30
- テーマ
- 大阪国際がんセンターにおける最近の取り組みについて
(大阪国際がんセンター 発信)
司会 大阪国際がんセンター 臨床検査科 臨床検査技師長 山本 章史
1.外来採血室における取り組みと問題点について
大阪国際がんセンター 臨床検査科 四井 昭二
大阪国際がんセンターは、2017年3月に移転、建て替えをおこない大阪府立成人病センターから現在の名称に変更した。その際、採血室に採血支援システムを導入し、患者呼び出しから認証までを一連に対応できるようにした。今回、採血室運用に関する我々の取り組みと問題点を提示し皆様と共有していきたい。
2.大阪国際がんセンターにおける骨軟部腫瘍融合遺伝子検査の現状
大阪国際がんセンター 臨床検査科 林原 弘武
軟部腫瘍において遺伝子検査を行うことは病理診断の精度向上に有用である。遺伝子検査室では、希少がんの1つである骨軟部腫瘍に特異的な融合遺伝子の検出を行っており、現在17の融合遺伝子について検査を行う体制が整っている。今回、当センターにおける骨軟部腫瘍融合遺伝子検査の現状や今後の課題と展望について紹介する。
3.病理部門におけるがんゲノム検査の工夫
大阪国際がんセンター 臨床検査科 棚田 諭
近年、がん診療におけるコンパニオン診断やがんゲノムプロファイリング検査は必須であり、病理組織検体を用いるバイオマーカー検査では、良質な品質の担保が求められている。がんゲノム医療拠点病院である当センターでも「ゲノム研究用・診療用病理組織検体 取扱い規定」に準じた標準的な方法の準拠に努めている。今回、病理・細胞診部門における固定・プロセッシングを中心に病理組織標本作製時の工夫や取り組みについて紹介する。