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【臨床検査技師向け】 2025年

多地点臨床検査カンファレンス[2024年度-第3回]

石川県立中央病院 発信
司会 石川県立中央病院 医療技術部検査室 室長 小川 哲

2022年1月国際規格ISO15189の認定を受け、スタッフ個々が品質の維持・向上を日頃から意識するようになってきている。時間外の緊急検査、輸血検査を担当する職員が確実に検査を実施するための取り組みについて(教育と能力評価)。検査中迅速細胞診(ROSE)の精度管理について。病理検査室における業務改善の取り組みについて報告する。

1.当院における時間外検査教育への取り組み

石川県立中央病院 医療技術部 検査室 岡本 彩

当院は病床数630床、三次救急医療機関として県全域から救急患者を受け入れており緊急輸血も多い。検査室内は検体検査(血液、生化学・免疫、一般、輸血、病理、細菌)、生理機能検査に分かれ各部門に技師が配属されており、時間外業務は全部門の技師が交替で従事している。2025年1月時点で時間外業務に従事する検査技師は29名おり、緊急検体検査1名、輸血検査1名の計2名で業務を行っている。
今回、輸血部門での教育について紹介する。

2.当院におけるROSE(Rapid on-site cytologic evaluation)の精度管理

石川県立中央病院 医療技術部 検査室 新谷 慶幸

EUS-FNAにおいて、腫瘍細胞が採取されているかをROSE(Rapid on-site cytologic evaluation)で判定する事は重要であり、臨床からのニーズも高まっている。当院では2020年からベッドサイドではなく検査室内で実施している。今回当院でのROSE実施方法の紹介と2020年から2023年の消化器領域における診断結果の集計から明らかになった問題点や課題について報告する。

3.病理検査室における業務改善の取り組みについて

石川県立中央病院 医療技術部 検査室 水口 聖哉

当院では、病理医を含めて病理検査室内で週1回のミーティングを行っている。その中で、業務改善に繋がると思うような提案をしてもらい、スタッフ間で議論した上で改善効果が認められる場合には実際の業務に反映させている。提案内容に制限を設けず、日頃感じている疑問や問題点など些細なことでも自由に発言できるよう心掛けている。具体的に改善に至った事例なども踏まえながら当院の業務改善活動について報告する。

更新・確認日:2025年03月06日 [ 履歴 ]
履歴
2025年03月06日 抄録を更新しました。
2025年01月23日 抄録を掲載しました。
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