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【薬剤師向け】 2018年

薬剤カンファレンス[2018-第3回]

(九州がんセンター発信)
司会 九州がんセンター 副薬剤部長 大久保 博史

近年、がん医療が高度化・複雑化する中で、九州がんセンター薬剤部では、「医療の質と安全」を確保するための様々な活動を行っている。
今回の薬剤カンファレンスでは、他部署他職種との連携をテーマに、抗がん薬曝露対策、治験薬管理業務の現状、irAE対策チームの取組みについて報告する。

1.抗がん薬曝露対策拡大に向けた当院の取組み

九州がんセンター 薬剤部 中川 由香

抗がん薬曝露対策推進のため、2016年の診療報酬改定で無菌製剤処理料が増点され、また、がん薬物療法曝露対策合同ガイドラインの改訂が近々予定されている。九州がんセンター薬剤部では2014年より閉鎖式薬物移送システム(CSTD)を用いた抗がん薬調製を一部の薬剤から開始し、現在、全調製件数のCSTD使用割合は約6割へと拡大している。また、2016年7月からはCSTD投与ルートを院内導入した。今回は他部署との連携を含めた当院での抗がん薬曝露対策への取組みについて紹介する。

2.当院における治験薬管理業務の薬剤部移行について

九州がんセンター 臨床研究センター治験推進室 高崎 紘臣

治験実施件数や国際共同治験の増加に伴い、治験業務が多様化・煩雑化している。当院では院内連携の強化の取り組みの一つとして、平成27年度より治験薬管理業務の一部(「調剤・調製」、「治験薬管理表記載」、「払出」)を治験推進室から薬剤部へ徐々に移行開始し、同年度内に全課題移行完了した。業務移行後も大きな逸脱・混乱等なく運用できており、移行前後における薬剤部との連携状況、現在の治験薬管理業務の運用状況・治験実施状況等について報告する。

3.チーム医療~irAE対策チームの取組み~

九州がんセンター 薬剤部 魚井 みゆき

免疫チェックポイント阻害薬の有害事象は予測や予防が困難であり、早期に発見しアルゴリズムに沿った対策や必要に応じた専門医へのコンサルトが重要である。当院はがん専門病院でありirAEに対応できる専門医がおらず、重篤症例に備え他院へのコンサルト体制を整備している。その他、入院時のクリティカルパスに沿ったirAEモニタリングや患者教育、外来における問診表を用いたモニタリング、検査オーダーのセット化など、早期発見につながるためのチーム活動について紹介する。

更新・確認日:2018年12月21日 [ 履歴 ]
履歴
2018年12月21日 抄録を更新しました。
2018年01月17日 抄録を掲載しました。
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