平成30年5月23日、第10回都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会－情報提供・相談支援部会が、国立がん研究センター新研究棟1階 大会議室で開催された。
各都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会の相談支援部門の責任者および実務者、各都道府県の情報提供・相談支援関連部会の責任者等が参加した。また、オブザーバーとして厚生労働省、環境省、独立行政法人環境再生保全機構、患者支援団体、小児がん拠点病院中核機関からも参加いただいた。
冒頭に都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会議長である国立がん研究センター中釜斉理事長より挨拶があり、参加者および資料の確認のあと、情報提供・相談支援部会長である高山智子がん対策情報センターがん情報提供部長が議長となり、議事が進行した。
まずはじめに、厚生労働省健康局がん対策・健康増進課 上野秀樹様より、がんゲノム医療提供体制について解説がなされた。
続いて、厚生労働省健康局がん対策・健康増進課 丸野正敬様より、がん診療連携拠点病院等の指定要件の見直しについて解説がなされた。
その後、厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課 堤俊太郎様より、働き方改革と両立支援コーディネーターの養成について解説がなされた。
平成29年度情報提供・相談支援部会ワーキンググループ長 金森平和様より、ワーキンググループ（がん診療連携拠点病院等の整備指針の策定に向けた検討）での議論の経緯と要点についてご報告いただいた。
ワーキンググループからの今後の進め方に関する提案を受けて、会場全体で活発な意見交換が行われた。
休憩を挟んで、高山部長より、大規模災害発生時におけるがん情報サービス上の非常用ページ等についての案内が行われた。
続いて、岐阜大学医学部附属病院 山本恭孝様より、大規模災害における受け入れ体制の構築に関する岐阜県での取り組みをご紹介いただいた。
その後、東北ブロック、北関東ブロック、首都圏ブロック、九州・沖縄ブロック、中四国ブロックより、平成29年度に開催された地域相談支援フォーラムの報告と平成30年度開催予定の概要案内が行われた。
また、八巻知香子室長（国立がん研究センターがん対策情報センター）より、がん相談支援センターと地域の図書館等との連携、平成30年度の相談員研修と認定事業についての報告があった。
続いて、独立行政法人環境再生保全機構 大内田由紀子様より、石綿対策について情報提供いただいた。
その後、日本癌治療学会 藤也寸志様より、日本癌治療学会認定がんナビゲーター制度についての紹介が行われた。
閉会にあたり、オブザーバー参加いただいた方々よりコメントをいただき、最後に、都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会事務局長である、国立がん研究センター若尾文彦がん対策情報センター長による挨拶をもって閉会となった。
議事要旨 PDF 資料1 プログラム 資料2 都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会 情報提供・相談支援部会委員名簿 資料3 第10回都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会 情報提供・相談支援部会全体スライド 資料4-1 医師、医療機関のみなさまへ
アスベスト（石綿）が原因の「肺がん」の患者さんには、医療費等が支給されます 資料4-2 その病気、その症状はアスベスト（石綿）が原因かもしれません 資料4-3 アスベスト（石綿）と健康被害 概要版 参考資料1 都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会 情報提供・相談支援部会設置要領 参考資料2 第9回都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会 情報提供・相談支援部会議事要旨 参考資料3 がん相談支援センターの今後のあり方に関する検討結果 参考資料4-1 第3期がん対策推進基本計画を踏まえたがん診療連携拠点病院に求められる機能に関する提案 参考資料4-2 がん相談支援センターについて、がん診療連携拠点病院の整備指針に置いて記載すべき事項に関する意見書 参考資料4-3 平成26年度1月10日発 がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針「4 情報の収集提供体制」（P11-13）に対する修正意見