このページの本文へ移動
文字サイズ
メニュー
緩和ケア部会
都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会

第8回 緩和ケア部会

日時:2020年12月11日(金) 13:00~16:00  
主催:国立がん研究センター ※オンライン会議システムを利用

令和2年12月11日都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会 緩和ケア部会が国立がん研究センターの主催により開催された(資料:議事次第) 。今年度は、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、オンライン形式での会議の開催となった。これまでにない方式による会議の開催であったが、全国の都道府県がん診療連携拠点病院の緩和ケア部門の責任者および実務者、各都道府県の緩和ケア関連会議の責任者が出席した。

冒頭、国立がん研究センターがん対策情報センター長 若尾文彦より、今回の部会は、新型コロナウイルス感染症流行下ではあるがオンラインで全国の関係者が一堂に会することができ、感染症流行下での各都道府県の状況について情報共有を図っていくことの重要性や、今年10月に国立がん研究センターが報告した患者体験調査や遺族調査の結果では、がん患者の苦痛緩和やACPについて改善の余地があることが示されており、今後のがん対策に向けて、忌憚のない意見交換をしたい旨、挨拶がなされた。以後、議事次第に沿って、緩和ケア部会の部会長を務める国立がん研究センターがん対策情報センター 加藤雅志が議事を進行した。

まず、厚生労働省健康局がん・疾病対策課 成田朋子様より、第3期がん対策推進基本計画の緩和ケアの質の向上に向けた戦略等に関する紹介がなされた(資料1) 。

次に、日本緩和医療学会理事長 神戸大学医学部付属病院 木澤義之先生より、緩和ケア研修会事業等について(資料2-1) 、同 専門的・横断的緩和ケア推進委員会委員長 国立がん研究センター 加藤雅志より、緩和ケアチーム活動の支援に関する取り組みについて(資料2-2) 、それぞれ紹介がなされた。

続いて、新型コロナウイルス感染症流行下での都道府県における診療の質の改善や緩和ケア研修会等の活動について、事前アンケートの結果説明(資料3-1) 、秋田大学医学部付属病院 安藤秀明先生より、秋田県で取り組んだオンラインでの病院間のピアレビューを実施したことについて、事前準備や当日の運営についてご紹介があり(資料3-2) 、緩和ケア研修会や相互評価に関する意見交換がなされた。

その後、三重大学医学部附属病院 松原貴子先生より、三重県で取り組む県拠点病院としての活動や県緩和ケア部会の運営について説明があり、三重県全体で地域緩和ケア連携を進めていくための県拠点病院緩和ケアセンターの役割や「緩和ケア地域連携WG」の新たな設置とその活動について紹介がなされた(資料4-2) 。そして、事前アンケートの結果を参考に、それぞれの病院での緩和ケアセンターの活動や都道府県全体で取り組む地域緩和ケア連携やACPの活動について意見交換がなされた(資料4-1) 。

最後の議事として、がん診療連携拠点病院等の指定要件の見直しについて、事前アンケートの結果を紹介し、今後も引き続き意見交換を行っていくことが確認された(資料5) 。

おわりに、国立がん研究センターがん対策情報センター長 若尾文彦より、拠点病院の指定要件の見直しも含めて、今後もぜひご意見をいただきたいこと、本日紹介された各都道府県の取り組みについて全国で情報共有していきたい旨挨拶があり、閉会となった。

<資料>

議事次第 資料1 緩和ケアに関する情報提供 厚生労働省 資料2-1 日本緩和医療学会からの情報提供 資料2-2 厚生労働省委託事業「がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修等事業」について 資料3-1 事前アンケート結果 その1 資料3-2 秋田県における活動の報告 秋田大学医学部附属病院 「オンライン・ピアレビュー」 資料4-1 事前アンケート結果 その2 資料4-2 三重県における活動の報告「地域緩和ケア連携における県拠点病院緩和ケアセンターの役割」 三重大学医学部附属病院 資料5 事前アンケート結果 その3

参考資料

参考資料1 事前アンケート 参考資料1-2 事前アンケート 質問紙 参考資料2 追加アンケート 参考資料2-2 追加アンケート 質問紙

更新・確認日:2020年12月25日 [ 履歴 ]
履歴
2020年12月25日 開催記録を掲載しました。
2020年12月21日 資料表記、参考資料1を更新しました。
2020年12月14日 資料更新のため、一時公開を停止しました。
前のページ
緩和ケア部会
よりよい情報提供を行うために、
アンケートへの協力をお願いいたします。
アンケートはこちらから
ページの先頭に戻る
相談先・
病院を探す