令和元年12月6日都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会 緩和ケア部会が国立がん研究センターで開催された(資料:議事次第)。各都道府県がん診療連携拠点病院の緩和ケア部門の責任者および実務者、各都道府県の緩和ケア関連会議の責任者が出席し、合計53施設、115名の関係者が参加した(資料:出席者名簿)。
冒頭、国立がん研究センターがん対策情報センター長 若尾文彦より、緩和ケアについては、第3期がん対策推進基本計画においても重要な課題となっており、厚生労働省が開催している「がんとの共生のあり方に関する検討会」でも緩和ケアの質の向上が重要なテーマになっていること、今回の部会では、ACPについて地域の取り組みなどもご紹介いただく予定である旨、挨拶がなされた。以後、議事次第に沿って、緩和ケア部会の部会長を務める国立がん研究センターがん対策情報センター 加藤雅志が議事を進行した。
まず、厚生労働省健康局がん・疾病対策課 山崎まどか様より、厚生労働省で進められているがん診療連携拠点病院等に関する緩和ケアの実地調査について紹介がなされた(資料1)。
次に都道府県単位で取り組む緩和ケアの質の向上について、事前アンケートの結果説明(資料2)、滋賀県立総合病院 冨永千鶴先生,伴敏信先生より、滋賀県で取り組む緩和ケアチーム研修会のご紹介(資料3) 、和歌山県立医科大学附属病院 栗山俊之先生より、ピアレビューを含めたPDCAサイクルの確保に関する取り組みのご紹介(資料4)に続き、都道府県全体で取り組む共通目標の設定について(資料5)の説明があった。
その後、神戸大学医学部付属病院 木澤義之先生より、地域で取り組むACP(アドバンスケアプラニング)に関するご紹介と(資料6)、地域での実際の取り組み例について、青森県立中央病院の山下慈先生よりご紹介がなされた(資料7)。
最後に、国立がん研究センターがん対策情報センター長 若尾文彦より、全国で進められている地域の活動について共有ができたこと、本日共有した地域の取り組みについてぜひ各都道府県の活動につなげていただきたい旨挨拶があり、閉会となった。
<資料>
議事次第 出席者一覧 資料1 緩和ケアに関する連絡事項 参考資料1-1 緩和ケア提供体制に関する実地調査マニュアル(案) 参考資料1-2 緩和ケア提供体制に関する実地調査チェックリスト(案) 資料2 都道府県単位で取り組む緩和ケアの質の向上について 資料3 緩和ケアチーム研修会の取り組み紹介 資料4 PDCAサイクルの確保に関する取り組み紹介 資料5 都道府県全体で取り組む共通目標の設定について 資料6 地域で取り組むACPについて
・これからの治療・ケアに関する話し合い-アドバンス・ケア・プランニング-(人生会議) 資料7 地域で取り組むACPの取り組み紹介
・北上市 広報誌
・わたしのきぼうノート 参考資料2 事前アンケート 各施設からの回答 参考資料3
“緩和ケアセンターの取り組みについて” 都道府県から寄せられた資料
・【茨城県立中央病院】資料
・【新潟市民病院】資料
・【香川大学医学部附属病院】資料