- 日時
- 2026年06月25日(木)17:30~18:30
- テーマ
- 市中病院におけるルタテラ導入の試み
弘前大学大学院医学研究科
放射線腫瘍学講座・教授 青木 昌彦
岩手県立中央病院ではルタテラ導入に向けた体制整備を進め、初回投与を完了し、次例も予定しております。本カンファレンスでは、市中病院における内照射療法導入の実際として、医師間調整、病棟看護師による経過と課題、放射線技師による準備・投与の実務上の問題点を共有いたします。治療適応ではなく、内照射に対応可能な体制構築に焦点を当てた報告といたします。
1. 医師としての準備
岩手県立中央病院 感染管理部次長兼消化器センター長兼臨床検査科長/ 城戸 治
神経内分泌腫瘍に対するペプチド受容体放射性核種療法(PRRT)の有用性が報告され、希少疾患ではあるが、日常診療においてPRRT使用を考慮する機会が増えています。PRRT(ルタテラ)が使用可能な施設は大学病院を中心に各県に点在していますが当時は岩手県には使用可能施設がなく、県立病院として当院で導入方針となりました。市中病院でのルタテラ療法導入の経験を共有し、今後の使用可能施設の適正な数までの増加を目的として発表させていただきます。
私の行った事は、導入済みの他院からの情報提供のお願い(業者を通じてでしたが)と医師間の運用方法のとりまとめ、が主となります。東北北海道地域で導入済施設の先生方より実際に使用しているパンフレットなどをご提供いただいたことでハードルは一気に下がりました。院内の医師、看護師、放射線技師、事務、の方はもちろん院外の方達のご協力にて導入できました。今後導入を検討される施設には可能な範囲で情報提供したいと考えています。
2. ルタテラ治療導入における多職種連携の実際と看護スタッフへの教育
岩手県立中部病院 3階西病棟 主任看護師/ 似内 美紀
がん放射線療法看護認定看護師として、新たな放射線治療の導入を経験しました。各科の医師、診療放射線技師、外来・病棟看護師だけでなく様々な多職種と関わり連携の重要性を再認識することができました。また、放射性物質を使用する治療の導入には看護スタッフの不安が強く、不安に対する具体的な教育を実施することで、患者だけでなく看護スタッフの安全な業務と精神的な負担の軽減に繋げることができたため報告します。
3. ルタテラ導入における放射線技師の取り組み
岩手県立中央病院 放射線技術科 / 千葉 依吹、岡道 裕二、細野 綾乃
当院では2025年5月からLu-177を使用したペプチド受容体放射性核種療法(PRRT)を開始し、2026年4月現在4回の投与を経験しました。導入にむけての取り組みから、現状について放射線技師の立場から報告します。
参加登録
ご参加の方は事前登録をお願いいたします。(オンライン開催/Zoom)
https://zoom.us/meeting/register/_ZUKGzmVT96_ybV-UVxAJw