- 日時
- 2026年09月17日(木)17:30~18:30
- テーマ
- リキッドバイオプシーの臨床応用
宮城県立がんセンター
研究所・研究所長 / 安田 純
血液などの体液からがん由来の成分を検出し、治療に役立てるリキッドバイオプシーはすでに保険診療でも活用されています。しかし、生涯一回、血液のみという保険診療の制約の中でリキッドバイオプシーの本来のポテンシャルが生かし切れていないように思われます。本カンファレンスではリキッドバイオプシーの良さを生かした新しい戦略についてご紹介いたします。
1. 当センターでのリキッドバイオプシー研究
宮城県立がんセンター 研究所・研究所長 / 安田 純
保険診療でのリキッドバイオプシーが分子標的薬剤の探索に特化している中、リキッドバイオプシーをよりよく臨床応用することが求められています。術後経過観察での残存腫瘍のモニタリングや、化学療法後の再発モニタリングと再発の分子機構の探索、機械学習を用いた変異検出技術の開発など、当センターの様々な取り組みを紹介します。
2. 胆道系腫瘍に対する胆汁リキッドバイオプシー
東北大学大学院医学系研究科 消化器外科学分野 准教授 / 青木 修一
血液リキッドバイオプシーの普及が進む一方で、胆道・膵臓がんにおけるその臨床的意義は限定的な状況にあります。これに対し、特に胆管がんにおいては、高感度ながんゲノムプロファイリングを可能にする胆汁cfDNAの有用性に注目が集まっています。本セッションでは、胆汁および血中cfDNAを組み合わせることで、より鋭敏に治療奏効を捉える新たなバイオマーカー開発と、その臨床応用の可能性について解説します。
3. 社会実装を目指した超高感度ctDNA時系列モニタリング
岩手医科大学医歯薬総合研究所 創薬・医療開発部門・特任教授 / 西塚 哲
がん治療には早期再発予測、治療効果判定、無再発確証のための高感度マーカーが必要です。腫瘍由来血中循環DNA(ctDNA)は、その濃度変化が臨床経過をよく反映することが知られています。現在、多くの場合ctDNAは単回測定による患者層別化に用いられますが、現場では患者ごとの腫瘍動態を時系列で捉える個別化が重要です。我々は患者ごとの時系列モニタリングを可能とする超高感度技術を開発し、社会実装を目指しています。
参加登録
ご参加の方は事前登録をお願いいたします。(オンライン開催/Zoom)
https://zoom.us/meeting/register/B92_Gc4_RxShQ6eEFi6S2g
