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【多職種向け】 2026年

多地点合同メディカル・カンファレンス[2026年度-第9回]

新潟県立がんセンター新潟病院
消化器外科部長 / 會澤 雅樹

胃癌患者は、症状や癌悪液質に加え、手術・化学療法・加齢の影響により、栄養障害や骨格筋量低下をきたすことが知られています。特にサルコペニアは術後合併症や回復遅延、予後に関連し、2025年ESPEN外科栄養ガイドラインでは、体組成評価に基づくリスク層別化と、栄養・運動療法を組み合わせたプレリハビリテーションが推奨されています。本セッションでは、BIA法による体組成評価の胃癌治療への活用法を紹介いたします。

1. 胃癌周術期における体組成変化の可視化とBIA法の活用

新潟県立がんセンター新潟病院 消化器外科 医長 / 小松 優

胃癌患者では、手術侵襲、化学療法、加齢により体重減少、骨格筋量低下、体脂肪量変化を来し、術後回復や治療継続性に影響します。2022年12月以降に当院で胃切除を施行した症例を対象に、InBodyによる術前、術後のSMI、骨格筋量、体脂肪量、位相角などの項目を抽出しています。術式、化学療法などと併せて検討し、周術期体組成評価の臨床的意義を考察します。今後の栄養・運動介入対象抽出にも役立てます。

2. 胃癌周術期から術後1年までの体組成変化と管理栄養士の継続的な栄養サポート

新潟県立がんセンター新潟病院 栄養課 / 本間 信成

胃癌術後患者の予後や合併症予防において栄養状態や体組成の評価は極めて重要です。当院では術前から術後1年にかけて体組成測定を実施し、患者のサルコペニアの状況を把握しています。本発表では測定データの推移と、当院管理栄養士が術後1年まで継続的に実施している栄養管理・食事指導・運動支援等の介入内容を報告いたします。

3. 胃癌術後経口栄養剤コンプライアンス改善のための取り組み:高濃度経口栄養剤と体組成測定の有用性の検討

新潟大学大学院医歯保健学研究科 消化器・一般外科学分野 助教 / 市川 寛

胃癌術後患者における経口栄養補助剤(ONS)の体重減少抑制効果が報告されていますが、ONS摂取のコンプライアンス改善が課題です。我々は、前向き単群研究にて高濃度ONS(1.6 kcal/ml)がコンプライアンスの改善に寄与する可能性や、術後3か月間の栄養補助が、その期間の体重減少の抑制や術後1年目の骨格筋量維持に寄与する可能性を明らかにしました。本演題では、これらの研究内容について紹介します。

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更新・確認日:2026年09月30日 [ 履歴 ]
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2026年09月30日 抄録を更新いたしました。
2026年05月01日 抄録を掲載いたしました。
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