国のがん統計において罹患率および死亡率の計算に用いる人口は、以下の手順で整備されています。
1.データソース
- 1958〜1967年の総人口:
総務省統計局 我が国の推計人口 大正9年〜平成12年
年齢(5歳階級及び3区分),男女別人口(各年10月1日現在)(ファイル名05k5-3.xls)
男女計・男女別、年齢5歳階級別、年次別人口 - 1968〜1974年の総人口、および1976年以降の国勢調査年以外の年の総人口:
国民衛生の動向(厚生統計協会) 男女計・男女別、年齢5歳階級別、年次別人口 - 1975年以降の国勢調査年の総人口:
国勢調査の男女別、年齢5歳階級別、年次別人口(年齢不詳按分*)(いずれも男女計人口は男性人口と女性人口を合計して算出) - 1958年以降の日本人人口†:
人口動態統計(厚生省・厚生労働省)
*2014年4月23日より前に公開された罹患データ(全国推計値)では、1975年~1985年および1995年~2005年総人口の年齢階級別人口に年齢不詳按分なしの人口、2014年4月23日から2019年5月15日の間に公開された罹患データ(全国推計値)では、1975年~2010年総人口の年齢階級別人口に年齢不詳按分なしの人口が用いられていた。
†データソース(4)において1985年は国勢調査の確定後も速報値が掲載されているため速報値を採用した(3.留意事項(4)参照)。
1985年以外の国勢調査年については国勢調査確定値を採用した。
2.修正を行った部分
以下のデータについては、データソースの掲載値から修正を行った。 それ以外のデータはすべてデータソースの掲載値をそのまま用いた。
【修正】
(1)1981年の総人口の女性25-29歳人口
データソース(2)掲載値 | : | 5,278,000 |
修正後の値 | : | 4,278,000 |
3.留意事項
- 国勢調査年以外、国勢調査年で速報値が用いられている年(1985年の日本人人口)、およびデータソース(1)を使用した年は、全年齢人口と「年齢階級別人口と年齢不詳人口の和」が一致しない場合がある。
- 国勢調査年以外、国勢調査年で速報値が用いられている年(1985年の日本人人口)、およびデータソース(1)を使用した年は、男女計人口と「男性人口と女性人口の和」が一致しない場合がある。
- 1958年〜1966年、および国勢調査年で速報値が用いられている年(1985年の日本人人口)は、全年齢および年齢階級別人口において総人口より日本人人口の方が多い場合がある。
- 1985年国勢調査速報値の日本人人口を用いて算出した死亡率は、人口動態統計(厚生省・厚生労働省)掲載の年次別データと粗率では一致するが、年齢調整死亡率では一致しない。