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小児・AYA世代のがん罹患

1.小児・AYA世代のがんの罹患率

  • 2021年の小児がん(0~14歳)の罹患率(粗罹患率)は13.4(人口10万人あたり)。*
  • 同様に、AYA世代にかけてのがん罹患率は15~19歳で16.7、20歳代で33.6、30歳代で107.8(人口10万人あたり)。*
  • 1年間にがんと診断されるがんの数は小児(0~14歳)で約2,000例、15~19歳で約900例、20歳代で約4,200例、30歳代で約15,000例である。

小児がんは一般的に0~14歳のがんを指す。AYA世代(adolescent and young adult;思春期・若年成人)は15歳から20歳代、30歳代を指すことが多く、ここでは15~39歳)。がんは通常、悪性の腫瘍を指すが、小児など若年のがん統計では良性・良悪不詳の脳腫瘍を合わせて含むことがある。ここでの罹患率は良性・良悪不詳の脳腫瘍を含む。

小児がんの統計については、「小児がんの患者数(がん統計)」も合わせてご参照ください。

小児AYAがんの年齢階級別罹患率(0-39歳)[男女計 2021年] グラフ画像

2.小児・AYA世代のがん種の内訳

  • 小児期からAYA世代にかけてがん種の内訳は大きく変わる。
  • 特に女性では20歳~30歳代にかけて乳がん、子宮頸がん、甲状腺がんが増え、その変化が大きい。
罹患率が高いがん種(男女計)
[全がんに占める割合]*
  1位 2位 3位 4位 5位
0~14歳
(小児)
白血病
[32%]
脳腫瘍
[25%]
リンパ腫
[10%]
胚細胞腫瘍・
性腺腫瘍
[7%]
神経芽腫
[6%]
15~19歳 脳腫瘍
[25%]
白血病
[19%]
胚細胞腫瘍・
性腺腫瘍
[13%]
リンパ腫
[11%]
甲状腺がん
[10%]
20~29歳 脳腫瘍
[18%]
甲状腺がん
[15%]
胚細胞腫瘍・
性腺腫瘍
[14%]
白血病
[10%]
他部位
[10%]
30~39歳 乳がん
[21%]
他部位
[14%]
子宮頸がん
[10%]
甲状腺がん
[10%]
脳腫瘍
[9%]
罹患率が高いがん種(男性)
[全がんに占める割合]*
  1位 2位 3位 4位 5位
0~14歳
(小児)
白血病
[33%]
脳腫瘍
[24%]
リンパ腫
[11%]
神経芽腫
[7%]
胚細胞腫瘍・
性腺腫瘍
[6%]
15~19歳 脳腫瘍
[23%]
白血病
[22%]
リンパ腫
[14%]
胚細胞腫瘍・
性腺腫瘍
[13%]
骨腫瘍
[7%]
20~29歳 胚細胞腫瘍・
性腺腫瘍
[22%]
脳腫瘍
[17%]
白血病
[15%]
他部位
[11%]
リンパ腫
[10%]
30~39歳 他部位
[18%]
大腸がん
[14%]
胚細胞腫瘍・
性腺腫瘍
[13%]
脳腫瘍
[13%]
白血病
[9%]
罹患率が高いがん種(女性)
[全がんに占める割合]*
  1位 2位 3位 4位 5位
0~14歳
(小児)
白血病
[31%]
脳腫瘍
[26%]
胚細胞腫瘍・
性腺腫瘍
[8%]
リンパ腫
[8%]
神経芽腫
[6%]
15~19歳 脳腫瘍
[27%]
白血病
[16%]
甲状腺
[16%]
胚細胞腫瘍・
性腺腫瘍
[13%]
リンパ腫
[8%]
20~29歳 甲状腺がん
[21%]
脳腫瘍
[18%]
乳がん
[10%]
他部位
[10%]
胚細胞腫瘍・
性腺腫瘍
[9%]
30~39歳 乳がん
[30%]
子宮頸がん
[14%]
他部位
[12%]
甲状腺がん
[11%]
脳腫瘍
[8%]

国際小児がん分類(International Classification of Childhood Cancer)第3版のグループに基づく悪性腫瘍の順位(ただし「その他の癌」は部位で分類)。がん種間の比較のため、いずれのがん種も悪性の腫瘍のみ。

小児・AYA世代のがん種の内訳はCancer Sci. 2023;114:3770-3782に基づいています(2016-2018年の全国がん登録に基づく実測値)。

更新・確認日:2026年02月26日 [ 履歴 ]
履歴
2026年02月26日 2021年データを追加しました。
2018年05月30日 掲載しました。
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