令和3年1月27日に第13回小児がん拠点病院連絡協議会をオンラインで開催した。全国15の小児がん拠点病院および国立成育医療研究センターと国立がん研究センターの2つの小児がん中央機関代表者が参加した。
(出席者名簿)開会にあたり、国立がん研究センターの中釜理事長、国立成育医療研究センターの五十嵐隆理事長より挨拶があった。また厚生労働省健康局がん・疾病対策課の片岡伸介課長補佐より挨拶があった。
1.小児がん中央機関からの報告
若尾文彦センター長(国立がん研究センターがん対策情報センター)から資料の提供が行われ、小児がん中央機関からの報告、主に情報提供・相談支援今年度の中央機関事業の概要が報告された。(資料1-1)また、松本公一センター長(国立成育医療研究センター小児がんセンター)から資料の提供が行われ、小児がんの集約化の現状を含む小児がん中央機関からの報告についてと情報公開について報告された。(資料1-2)(資料1-2-別紙)
2. 相談支援部会からの報告
鈴木彩医療社会事業専門員(国立成育医療研究センター)から資料の提供が行われ、相談員専門研修・継続研修など活動報告や、専門研修や部会の計画について、また、小児がん拠点病院連絡協議会相談支援部会ワーキンググループを行い、小児・AYA世代がん患者の教育に関する要望書を作っていること等が、報告された。(資料2)
3.看護部会について
松谷弘子看護部長(国立成育医療研究センター)から資料の提供が行われ、コロナにより施設見学や施設研修ができないため、小児がん看護の現状を紹介した。また、今後の看護部長会議について話し合われた。(資料3)
4.中央機関の支援事業について
出口隆生診療部長(国立成育医療研究センター小児がんセンター小児がん免疫診断科)より資料の提供が行われ、免疫中央診断について報告された。(資料4-1)また、義岡孝子病理診断部部長(国立成育医療研究センター)から、資料の提供が行われ、病理診断の実績について報告された。(資料4-2)。また、宮嵜治診療部長(国立成育医療研究センター放射線診療部)より資料の提供が行われ、画像診断委員会 アップロード業務実績報告が報告された。(資料4-3)また、瀧本哲也診療部長(小児がんセンター小児がんデータ管理科)より資料の提供が行われ、小児固形腫瘍観察研究の改訂について報告された。(資料4-4)
5.小児緩和ケアチーム研修について
余谷暢之診療部長(国立成育医療研究センター小児がんセンターがん緩和ケア科)より、資料の提供が行われ、小児緩和ケアチーム研修の計画について報告がなされた。(資料5)
6.整備指針のアンケートについて
「新型コロナウイルス感染症」「LCAS研修会」「小児がん遺伝子パネル検査」「小児脳腫瘍の診療」と小児がん拠点病院事業のアンケート結果について報告がなされた。(資料6)(資料6-別紙)
7.その他
加藤元博診療部長(国立成育医療研究センター小児がんセンター移植・細胞治療科)ゲノム医療中核拠点病院機能強化事業についてとゲノム関連研究情報共有について、資料の提供が行われ、がんゲノム医療拠点病院としての報告と、小児がんに対するゲノム解析関連について報告がなされた。(資料7-1)(資料7-2)また、2020年度新規の小児がん連携病院について報告がなされた。(資料7-3)
8.総合議論
なし
余谷暢之診療部長(国立成育医療研究センター小児がんセンターがん緩和ケア科)より、拠点病院と連携病院が対象で看護師対象の症状評価に関する調査研究への協力依頼があった。