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【多職種向け】 2024年

多地点合同メディカル・カンファレンス[2024年度-第9回]

名古屋医療センター  発信
名古屋医療センター 腫瘍内科 呼吸器内科 がん総合診療部長 北川 智余恵

近年、Artificial Intelligence(AI)技術は飛躍的な進歩を遂げ様々な分野での活用が増加している。医療分野でも同様に利用が進められている。
今回は、その中から画像診断の分野と病院データベースの構築においてのAIの活用について、今何ができるのか、そしてこれからの展望について学びたい。

1. がんの画像診断AIについて

千葉大学フロンティア医工学センター 准教授 野村 行弘

CTやMRIなどの医用画像から病変の自動検出や良悪性の鑑別を行う画像診断AIの研究・開発が進展しており、がん診療においても薬機法に基づく承認を受けたソフトウェアが利用されつつある。本講演ではがんの画像診断AIの動向を紹介するとともに、近年急速に発展しているChatGPTをはじめとする大規模言語モデルによる画像診断についても紹介する。

2. AI教師データのための統合がん臨床データベース

がん研究会有明病院 医療情報部 部長 小口 正彦

高度化するがん診療の情報データ量は加速度的に増加し、知識や経験が豊富な専門医であっても対応に労する。2016年から「統合がん臨床データベース」を開発し、病院情報システム・ネットワーク内で恒常的に質の高い医学資産を作り続ける体制を構築してきた。特徴は、ベンダーフリー・手作業データ収集が不要・多診療科データ統合などである。患者サマリー表示・診療科横断的データ検索・登録作業支援・医療安全支援に活用している。

更新・確認日:2024年08月22日 [ 履歴 ]
履歴
2024年08月22日 抄録を更新いたしました。
2024年03月11日 抄録を掲載しました。
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