このページの本文へ移動
文字サイズ
メニュー
【多職種向け】 2021年

多地点合同メディカル・カンファレンス[2021-第12回]

(茨城県立中央病院発信)
司会 茨城県立中央病院 がんセンター長 小島 寛

茨城県におけるゲノム医療の体制・現状を紹介し、当院において各診療科の医師や検査技師、薬剤師、看護師、認定遺伝カウンセラー®がどの様に連携しながら、がんゲノム医療に対応できる体制を構築してきたかを発表する。

1. 当院におけるがん遺伝子パネル検査とがんゲノム外来開設の経緯について

茨城県立中央病院 遺伝子診療部 齋藤 誠

茨城県立中央病院は都道府県がん診療連携拠点病院であると同時に茨城県内唯一の県立総合病院であり、がん診療のみならず、救急医療、地域医療への支援などを提供している。さらに2020年からは新型コロナウイルス感染症診療も大きなウエイトを占めるようになってきている。今回そのような中で行っている当院におけるがん遺伝子パネル検査の推移と多職種によるがんゲノム外来開設に至った経緯を報告する。

2. がんゲノム医療における病理検査室の取り組み

茨城県立中央病院 医療局 医療技術部 臨床検査技術科 阿部 香織

がんゲノム医療における病理検査室の役割として、第一に検体の品質管理が挙げられる。日本病理学会のゲノム診療用病理組織検体取扱い規程には、特にホルマリン固定の影響と重要性について記載されているが、適切な病理検体を提供するためには病理検査室のみならず、採取者である臨床医や看護師の理解と協力が不可欠である。本発表では、臨床医や看護師への啓蒙活動とその成果、そして当検査室での品質管理に関する取り組みについて報告する。

3. 認定遺伝カウンセラー®の関り

茨城県立中央病院 遺伝子診療部 認定遺伝カウンセラー® 石堂 佳世

がんゲノム医療における認定遺伝カウンセラー®の本来の役割は、生殖細胞系列のvariant(PGV)、および疑う場合(PGPV)の検討、説明と考える。当院ではがんゲノム医療連携病院への申請から関わり、現在はがんゲノム外来でのサポートチームの一員として、がん遺伝子パネル検査の説明などを行っている。がんゲノム医療における当院の課題、多職種から成るサポートチームの一員としての役割について報告する。

4. がん遺伝子パネル検査における多職種サポート体制の構築

茨城県立中央病院 薬剤局 薬剤科 副薬剤科長 大神 正宏

当院では、がん遺伝子パネル検査を実施する際に、担当医以外にがんゲノム外来医師やサポートメンバーとして看護師、薬剤師、臨床検査技師、認定遺伝カウンセラー®、医師事務作業補助者が関与している。サポートメンバーは検体の確認、患者に対する説明、家族歴の聴取、エキスパートパネルの資料作成、C-CATデータ入力の補助などを行っている。今回、多職種のサポート体制について報告する。

更新・確認日:2023年08月30日 [ 履歴 ]
履歴
2023年08月30日 ビデオを削除いたしました。
2021年09月15日 ビデオを掲載いたしました。
2021年09月06日 抄録を更新しました。
よりよい情報提供を行うために、
アンケートへの協力をお願いいたします。
アンケートはこちらから
ページの先頭に戻る
相談先・
病院を探す