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【医師向け】 2021年

多地点合同メディカル・カンファレンス[2021-第16回]

(東京都立駒込病院発信)
司会 がん・感染症センター都立駒込病院 肝胆膵外科 脊山 泰治

がん治療において画像情報は不可欠であり、近年は3D解析による手術ナビゲーションが実用化され始めた。一方、コロナ禍でオンラインカンファの試みも始まっている。3D画像を3D空間で観察し、更にVR空間で共有するバーチャルカンファは多地点で参加が可能であり、未来のカンファとして期待できる。

1. WEBを利用したMDTカンファの取り組み

国立がんセンター中央病院 肝胆膵外科 高本 健史

個々の症例について専門各科からの見解を出し合って最適な治療を議論する多職種(MDT)カンファレンスは、病院の診療と教育のクオリティーを担保する重要なイベントである。コロナ禍で大勢が集まっての議論が憚られる昨今、当院での肝胆膵領域MDTカンファレンスは、2020年3月からTeamsを用いて完全オンライン化された。参加者のアンケート結果とともに我々の創意工夫とオンライン化で得られた新たな知見について報告する。

2. 腹腔鏡下肝切除におけるVRナビゲーション

がん・感染症センター都立駒込病院 肝胆膵外科 脊山 泰治

腹腔鏡下肝切除において開腹手術と同様のクオリティーを確保するために、肝内解剖の把握は不可欠だが、ナビゲーションシステムは確立していない。我々は、3D解析画像を3次元で見ることが出来るVR空間、術野で見るホログラムを活用し、腹腔鏡下肝切除のガイドとしている。当院のVR、ホログラムの取り組みを紹介する。

3. 3Dホログラムを活用した肝胆膵外科領域の解剖把握

都立墨東病院 外科 高橋 道郎

肝胆膵外科領域の解剖把握に用いている3Dホログラムの有用性を検証した。当科医師14名を対象に解剖学的理解を確認するタスクを行い、これをNASAメンタルワークロード指標(NASA-TLX)、ユーザー経験質問票(UEQ)で評価した。NASA-TLXでは従来法に比べホログラムの方が、有意に精神的負担が少なかった。UEQではホログラムの方がより良好なユーザー体験を提供していた。3Dホログラムは解剖把握に有用である可能性が示唆された。

4. Holoeyes MDで広がるXR医療の可能性

帝京大学冲永総合研究所教授、Holoeyes株式会社COO CMO 杉本 真樹

CT/MRIにて臓器や術野との位置関係と同時に理解するため、VR仮想現実、AR拡張現実、MR複合現実(あわせてXR)が活用されている。Holoeyes MD(医療機器クラスⅡ)は、クラウド上でXRアプリを約5分で生成し、位置センサー搭載ゴーグルにて患者体内に没入した感覚で閲覧できる。5GやWiFiで位置共有すれば複数人が同時にVRカンファレンスで手技の動きをトレースでき、術中支援や遠隔オンライン診療など広く活用されている。

5. 実演!Holoeyes MDによる多地点バーチャルカンファ

がん・感染症センター都立駒込病院 肝胆膵外科 脊山 泰治
国立がんセンター中央病院 肝胆膵外科 高本 健史
Holoeyes株式会社スタッフ

同じVR空間にアクセスすることで、離れた病院間でもアバターとしてバーチャルカンファに参加出来るようになりました。本日は、駒込病院とがん研究センター中央病院の2病院におけるバーチャルカンファの実際をお見せします。乞うご期待!

多地点バーチャルカンファ VRイメージ

更新・確認日:2021年12月07日 [ 履歴 ]
履歴
2021年12月07日 ビデオを掲載いたしました。
2021年11月17日 抄録を更新しました。
2020年12月23日 抄録を掲載しました。
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