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多地点合同メディカル・カンファレンス[2019-第11回]

更新・確認日:2019年07月02日 [ 履歴 ]
履歴
2019年07月02日 ビデオを掲載しました。
2019年06月26日 抄録を更新しました。
2018年12月27日 抄録を掲載しました。

日時 2019年06月27日(木) 17:30~19:00
テーマ 高齢者に対する化学療法の問題点
(山形県立中央病院発信)
司会 山形県立中央病院 副院長 福島 紀雅
1.高齢者の機能評価について
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山形大学医学部 臨床腫瘍学講座 福井 忠久
近年、がん患者も高齢化の傾向であり様々な問題を抱えていることも珍しくない。歴年齢のみで患者を評価することは十分とはいえず、高齢者総合的機能評価(comprehensive geriatric assessment: CGA)を行うことが推奨されている。GAを行うことで高齢者の問題点を把握し、QOLや予後予測にも役立つとされている。また、高齢者研究においてエンドポイントとしてもGAが活用されている。しかし、全ての患者にGAを行うことは、限られた時間での日常診療では難しいと思われる。そこで、スクリーニングツールを実施することで簡便に高齢者の問題点を抽出する試みがなされている。
これら、高齢者の機能評価について概説していきたい。

2.高齢者胃がんに対しての術後補助化学療法の有用性についての検討
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山形県立中央病院 外科 外田 慎
胃癌治療ガイドライン第5版では、StageⅡ/Ⅲ胃がん患者に対しては術後補助化学療法が推奨されているものの、高齢の胃がん患者においては十分なエビデンスがない。しかし、本邦において胃がん患者の高齢化は進んでおり、高齢者胃がん症例に対しての最適な治療戦略を構築する必要性が増している。
当科における高齢者胃がんに対する術後補助化学療法の有用性について検討し報告する。

3.当科での高齢者80歳以上の大腸がん、術後補助化学療法の現状
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山形県立中央病院 外科 林 啓一
大腸癌治療ガイドラインでは、PSが良好で主要臓器機能が保たれており、リスクとなるような基礎疾患や併存症がなければ、70歳以上の高齢者にも術後補助化学療法を行うことが強く推奨されている。70歳代の患者には主治医間で治療法の選択に大きな差はないが、80歳以上の患者になるとPSが良好でも、社会的背景も考慮され、化学療法の適応に関して主治医の意見の相違が大きくなる印象がある。また、IDEAの試験結果から治療法が決定した後の、治療期間のオプションも考慮できる状況になってきている。
今回、当科での高齢者80歳以上の大腸がん患者の術後補助化学療法の現状および課題を検討し報告したい。

4.高齢者のがん医療と緩和ケア~現状と問題点~
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山形県立中央病院 緩和医療科 神谷 浩平
がん患者の治療には、がんと診断された時からの治療と支持・緩和医療科の連携・統合が重要であるが、がん死亡者数のうち65歳以上を占める割合が80%を超える現状をふまえると、「がんは高齢者の慢性の疾病」とも考えられる現状である。一方で高齢者も死を急いでいるわけではなく、終活という視点ではなく、老いを生きるという視点でのがん医療を緩和ケアの立場から提案し、バランスを取ってゆくのが理想であると考える。
本院での事例をもとに、高齢者ケアにおけるACP(Advance Care Planning)や療養の場として重要性を増しつつある施設での看取りについて考察したい。

用語集
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