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多地点合同メディカル・カンファレンス[2019-第13回]

更新・確認日:2019年08月01日 [ 履歴 ]
履歴
2019年08月01日 ビデオを掲載しました。
2019年07月17日 抄録を更新しました。
2018年12月27日 抄録を掲載しました。

日時 2019年07月25日(木) 17:30~19:00
テーマ がん周術期管理への他診療科の貢献
(茨城県立中央病院発信)
司会 消化器外科部長(上部消化管鏡視下手術担当) 川崎 普司
患者層の高齢化に伴い、併存疾患を抱えた患者が急増している。心疾患、呼吸器疾患、糖尿病など、われわれ外科系医師が苦手とする疾患も多い。がん治療の集約化の中で、がん診療連携拠点病院の中には当院のような総合病院は決して多くなく、垣根の低い他科との連携が非常に大切と考えている。
今回は周術期管理を中心に腎疾患、内分泌疾患、心疾患の観点から、また術後のトラブルに対するIVRの観点から。4人の演者にご講演いただく。


1.透析患者と悪性腫瘍
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透析センター長・腎臓内科部長・臨床栄養部長 小林 弘明
透析患者は非透析者に比し、7~8倍の悪性腫瘍発生がある。しかしながら、透析患者自体の予後の悪さ、また透析患者の透析自体の辛さからの回避するため腫瘍に対しての積極的治療参加を拒否されてしまうことも多い。
標準的な透析では透析間の体重の増加制限があり、十分な食事摂取ができない症例が多く、そのためリンパ球分画は10%台と少なく、細胞性免疫は極めて不利な状況にあり、悪性腫瘍に頻度も多く、感染症罹患・感染症死も多い。また、維持透析状態は決して通常生活を送る上でけっして安楽な状態ではない。長時間透析は栄養状態の改善によるリンパ球の増加、貧血改善、血圧改善など様々な効果があることが知られている。
深夜の長時間透析は、悪性腫瘍患者の就労を継続と治療効果の改善に優れた方法と考えられる。

2. がん患者の術前・周術期血糖コントロールについて
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内分泌代謝・糖尿病内科医長 志鎌 明人
糖尿病患者は肝臓がん、膵臓がんを含め癌の罹患率が高いことが報告されており、高齢者糖尿病患者が増加している日本において、糖尿病患者ががん手術治療を受ける頻度は増加している。糖尿病患者では、高血糖における好中球機能低下による術後感染症、創傷治癒遅延などがみられるため、周術期血糖コントロールが重要である。今回は、がん周術期血糖コントロールについて、当院の取り組みも含め紹介する。

3. 悪性腫瘍手術における合併心疾患のリスク管理
(非公開)
循環器内科医員 国府田 尚矢
人口の高齢化とともに、あらゆる領域の手術症例の高齢化も進行している。それに伴い虚血性心疾患を合併する悪性腫瘍手術の頻度も増加しており、周術期の心血管系のリスク評価が重要となっている。特に周術期のβ遮断薬の使用に関しては、2012年に警鐘論文(Am J Med 2012; 125: 953–955)が発表されたことから、β遮断薬の使用方法が見直されつつあり、周術期の心血管リスク管理と合わせて論じたい。

4. 術後合併症に対するIVR
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放射線診断科・IVR部長 児山 健
がん治療において外科的手術は開腹術、腹腔鏡手術、ロボット手術など多種多様な手術がされている。術後はどうしてもある一定の確率で吻合部リーク、膿瘍、出血、リンパ管損傷などが起こってしまう。今回は術後合併症におけるIVRについて発表する。

用語集
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