全国がん登録における都道府県向けの情報を掲載いたします。
個人情報保護のための安全管理措置
がん登録等の推進に関する法律に従い、がん登録から得られる罹患率や生存率の統計が正確で高い信頼性を持つためには、1つの同じ腫瘍を誤って複数の腫瘍として登録することを避けなければならないため、氏名、生年月日、住所といった個人情報を収集することが必要で、そのため、がん登録事業に携わる者は患者の病歴を含む機微な個人情報を扱うこととなるため、各都道府県においては、データ収集、管理、利用及び提供の各段階に必要とされる安全管理措置を講ずることが求められています。
- 全国がん登録における個人情報保護のための安全管理措置マニュアル
全国がん登録における個人情報保護のための安全管理措置マニュアル第1版 改定版(2021年7月現在)
- 全国がん登録における個人情報保護のための安全管理措置マニュアル変更履歴
変更履歴(2021年7月現在)
全国がん登録 情報の提供
全国がん登録の情報については、これらががん患者の診療等を通じて得られる貴重な情報であることに鑑み、民間によるものを含めがんに係る調査研究のために十分活用されるとともに、その成果ががん患者及びその家族をはじめとする国民に還元されなければならないとされている一方で、がん登録及びがん診療情報の収集に係るがんに罹患した者に関する情報は、厳格に保護されなければならないとされています。そこで、厚生労働大臣、国立がん研究センター及び都道府県知事が情報の提供を行うにあたって、提供に関する事務処理の明確化及び標準化を行い、これらの事務を適切かつ円滑に実施できるようにすることを目的とし、「全国がん登録 情報の提供マニュアル」が作成されました。
- 全国がん登録 情報の提供マニュアル 第4版
- 全国がん登録 利用者の安全管理措置(全国がん登録 情報の提供マニュアル 第4版 より抜粋)
- 全国がん登録情報及び匿名化が行われた全国がん登録情報の提供に関する事務処理要領(2021年9月 一部改定)
重要 全国がん登録データベースのシステム更改に伴う不具合によるデータ提供等への影響と対応の状況について
全国がん登録データベースのシステム更改において、届出対象のICD-Oコードの変換に伴う不具合が発生していたことが昨年判明し、現在、システムの修正とデータの再確定を行っております。
各診断年のデータへの影響と、対応状況は以下の通りです。
対象データ | 影響 | 対応状況・予定 |
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診断年2016-2019年 | システム更改後に提供したデータの一部に影響が生じた可能性 | 対応完了
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診断年2020年 | データの確定、データ提供の開始が遅延 | 対応完了
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診断年2021年 | データの確定、データ提供の開始が遅延 | 対応中
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対応中である診断年2021年のデータの確定及びデータ提供の開始時期等については、目途が立ち次第、本サイトにてお知らせいたします。なお、診断年2021年の情報提供の申出の受付は、当面の間、見合わせております。
※診断年2020年までの情報の利用申出の相談、受理は、通常通り対応しております。ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。