患者・市民パネル
このたび、2025年度の募集を行うこととなりました。活動の内容および応募資格などは、次のとおりです。
主な活動の内容
- 1)患者・市民の立場から、課題や取り組みなどに対する意見をいただくこと
- 2)がん対策に関わる活動(講演会の案内など)を広報していただくこと
- 3)パンフレットやウェブページの情報の見やすさ、わかりやすさなどのチェック
- 4)意見交換会などの会議への出席
- 5)多様な視点がとりこまれた研究を進めるため、がん対策の推進を目的とする研究・調査に協力していただくこと
- ※年度によって、具体的な依頼の内容は変わります。
- ※意見交換会などの会議は、会場とオンラインのハイブリッド形式で実施する予定です。
- ※会場参加の場合は交通費を支給します。
「患者・市民パネル」の活動内容については、国立がん研究センターのホームページの患者・市民パネルをご覧ください。
応募資格
がん対策への関心・熱意・見識を持った18歳以上の方(2025年4月1日現在)で、次の4つの条件をすべて満たしていることが必要です。ただし、国会議員および地方公共団体の議会の議員、常勤の国家公務員を除きます。また、これまでに4年以上、「患者・市民パネル」を経験された方の優先度は下がりますので、ご承知おきください。連続して行う場合には、原則2期4年までです。
また、国立がん研究センターと利害関係にある企業等に所属している場合は、その利害関係の内容によっては、採用の優先度が下がることがあります。
- 1)下記(a)(b)のいずれかに該当する方
※患者会の所属有無を問いません。
- (a)がん患者もしくはがん経験者、または、現在もしくは過去においてがん患者の家族、介護者、がん患者のサポートに携わったことのある方、もしくは携わろうとしている方
- (b)上記(a)には該当しないが、適切ながん情報の普及啓発に関心のある方
- 2)国立がん研究センターの活動を理解し、医療専門家と患者・一般市民の双方の立場を踏まえた活動ができる方
- 3)多様な人々と協調し、日本語でうまくコミュニケーションをとれる方、調整できる方
- 4)単独または家族の支援により、インターネット・パソコン・電子メールを使うことができる方
※ご自身で、以下の環境の準備と確認をお願いします。機器・Wi-Fi等の貸し出しはございません。
インターネット環境、パソコンなどの端末、ウェブカメラ、マイク、スピーカー(ヘッドホン・イヤホン)
また、患者・市民パネルの活動を遂行するため、以下の3つの条件を満たすことが望まれます。
- (1)地域のがん対策や患者を支援する活動に貢献する意思があること
- (2)がんに関連する情報を収集、発信する能力があること
- (3)わかりやすい文書を作成する能力があること
なお、がん以外の病気や障害をお持ちで、事務局で配慮すべき事項がある場合には、どのような配慮が必要であるのかについて適切に伝えていただくようご協力をお願いいたします。
募集人数
40名程度
応募フォームの内容をもとに、選考を行います。
応募者には、選考結果を2025年3月末日までに郵送でお知らせします。
※委嘱期間は、2025年4月1日から2027年3月31日までの2年間です。
詳細および応募方法
詳細および応募方法については「患者・市民パネル」募集案内をご覧ください。
応募の締め切りは2025年1月8日(水)です。
- ※応募フォームは60分で自動的にタイムアウト(回答無効)となるため、応募フォームの1ページ目に記載された全質問項目(PDF)をあらかじめご確認のうえ回答をご用意いただくことをお薦めします。
- ※応募フォームの送信ボタンを押し、完了画面が表示され次第、自動返信メールが送信されます。10分以上経っても自動返信メールが届かない場合、迷惑メールフォルダなどに振分けられていないかをご確認ください。迷惑メールフォルダなどにもない場合には、大変お手数ですが、患者・市民パネル事務局()にメールでご連絡ください。
- ※応募フォームからの応募が難しい場合は、患者・市民パネル事務局()にメールでご連絡ください。入力用書式を添付ファイルでお送りします。
- ※応募書式以外のデータの添付はご遠慮ください。
メンバー経験者からの声
- がん患者の支援をしたいと考えていたときに、「患者・市民パネル」の募集を目にしました。毎回の検討会での活発な意見交換、がんと共に生きる姿を目にし、支援者として活動している私にとっての学びも多く、本当に参加してよかったです。国立がん研究センターが全国の公共図書館等に寄贈している、がんの冊子セット「がん情報ギフト」のコーナーを見るたびに、自分たちが検討した内容が形になっているという熱い思いがこみ上げてきます。(岩手県・女性)
- 活動に参加して、がんの経験を活かしたいと考えている方がたくさんいることを知りました。また、これまで不確かなインターネット記事や広告に翻弄されてきた私でしたが、国立がん研究センターのWebサイト「がん情報サービス」の正しく新しい情報を知ることができました。今後は自身の経験を、一人でも多くの人たちにお伝えしたいという思いでいっぱいです。(群馬県・女性)
- リモートでの活動では、がんに罹患した仲間が全国に大勢いることを実感できました。患者の周りにいる方々も、がんに対して真剣に取り組まれていることがよくわかりました。全国から仲間が集い、意見交換する検討会に参加できたことは、貴重な経験となりました。(三重県・男性)
- これほどまでにがん患者がおり、それを支える行政や団体があることを、自分ががんになり初めて知りました。がんになったときに支えてくれる体制があることを健康なうちに知るのは、とても大事だと思います。今後もがんピアサポーターとして、がんになった人に寄り添います。もっと多くの方にこの活動を知ってもらいたいです。(広島県・男性)
- 全国のたくさんの人と出会い話し合うことで多くの刺激を受け、長く励まし合える仲間ができました。検討会ではグループディスカッションと発表があり、少し勇気を出して発表者や司会等をしました。「患者・市民パネル」で得られたもの、それは「出会いと経験と知識」です。それは今後活動していくうえで宝になると思います。皆さんもぜひ経験してみて下さい。一歩踏み出すことができます。(山口県・男性)
ちらしはこちらからご覧いただけます。
問い合わせ先
国立がん研究センターがん対策研究所がん情報提供部
「患者・市民パネル事務局」
E-mail:
- ※選考結果などに関する個別のお問い合わせにはお答えできません。
- ※年末年始は対応を休止します。