患者・市民パネル

このたび、2026年度の募集を行うこととなりました。活動の内容および応募資格などは、次のとおりです。
主な活動の内容
- 1)患者・市民の立場から、課題や取り組みなどに対する意見をいただくこと
- 2)がん対策に関わる活動(講演会の案内など)を広報していただくこと
- 3)パンフレットやウェブページの情報の見やすさ、わかりやすさなどのチェック
- 4)意見交換会などの会議への出席
- 5)多様な視点がとりこまれた研究を進めるため、がん対策の推進を目的とする研究・調査に協力していただくこと
- ※年度によって、具体的な依頼の内容は変わります。
- ※意見交換会などの会議は、会場とオンラインのハイブリッド形式で実施する予定です。
- ※会場参加の場合は交通費を支給します。
「患者・市民パネル」の活動内容については、国立がん研究センターのホームページの患者・市民パネルをご覧ください。
応募資格
がん対策への関心・熱意・見識を持った18歳以上の方(2026年4月1日現在)で、次の4つの条件をすべて満たしていることが必要です。ただし、国会議員および地方公共団体の議会の議員、常勤の国家公務員は応募に加えません。また、これまでに4年以上、「患者・市民パネル」を経験された方の優先度は下がりますので、ご承知おきください。連続して行う場合には、原則2期4年までです。
また、国立がん研究センターと利害関係にある企業等に所属している場合は、その利害関係の内容によっては、採用の優先度が下がることがあります。
- 1)下記(a)(b)のいずれかに該当する方
※患者会の所属有無を問いません。
- (a)がん患者もしくはがん経験者、または、現在もしくは過去においてがん患者の家族、介護者、がん患者のサポートに携わったことのある方、もしくは携わろうとしている方
- (b)上記(a)には該当しないが、適切ながん情報の普及啓発に関心のある方
- 2)国立がん研究センターの活動を理解し、医療専門家と患者・一般市民の双方の立場を踏まえた活動ができる方
- 3)多様な人々と協調し、日本語でうまくコミュニケーションをとれる方、調整できる方
- 4)単独または家族の支援により、インターネット・パソコン・電子メールを使うことができる方
※ご自身で、以下の環境の準備と確認をお願いします。機器・Wi-Fi等の貸し出しはございません。
インターネット環境、パソコンなどの端末、ウェブカメラ、マイク、スピーカー(ヘッドホン・イヤホン)
また、患者・市民パネルの活動を遂行するため、以下の3つの条件を満たすことが望まれます。
- (1)地域のがん対策や患者を支援する活動に貢献する意思があること
- (2)がんに関連する情報を収集、発信する能力があること
- (3)わかりやすい文書を作成する能力があること
なお、がん以外の病気や障害をお持ちで、事務局で配慮すべき事項がある場合には、どのような配慮が必要であるのかについて適切に伝えていただくようご協力をお願いいたします。
募集人数
60名程度
応募フォームの内容をもとに、選考を行います。
応募者には、選考結果を2026年3月末日までに郵送でお知らせします。
※委嘱期間は、2026年4月1日から2028年3月31日までの2年間です。
詳細および応募方法
詳細および応募方法については「患者・市民パネル」募集案内をご覧ください。
応募の締め切りは2026年1月8日(木)です。
- ※応募フォームは60分で自動的にタイムアウト(回答無効)となるため、応募フォームの1ページ目に記載された全質問項目(PDF)をあらかじめご確認のうえ回答をご用意いただくことをお薦めします。
- ※応募フォームの送信ボタンを押し、完了画面が表示され次第、自動返信メールが送信されます。10分以上経っても自動返信メールが届かない場合、迷惑メールフォルダなどに振分けられていないかをご確認ください。迷惑メールフォルダなどにもない場合には、大変お手数ですが、患者・市民パネル事務局()にメールでご連絡ください。
- ※応募フォームからの応募が難しい場合は、患者・市民パネル事務局()にメールでご連絡ください。入力用書式を添付ファイルでお送りします。
- ※応募書式以外のデータの添付はご遠慮ください。
メンバー経験者からの声
- 「患者・市民パネル」に参加し、全国では多くの方がさまざまな活動をしていることを知り、とても刺激を受けました。ここで出会えた仲間は、私の宝物であり、これからの活動の大きな力になると思います。少しでも関心のある方は、ぜひ一歩踏み出して参加してみてください。新しい出会いや発見がきっとあると思います。(東京都・女性)
- 配偶者が希少がんになったことをきっかけに、「患者・市民パネル」に応募しました。さまざまな課題を検討し、この活動に参加していなければ考えることも触れることもなかったであろう、多くの深い問題が「がん」の周辺に存在していることに気づかされました。「患者・市民パネル」の活動は、新たな仲間と出会うとともに、がん治療に関して新たな視点や問題意識を獲得・検討・思考できる、またとない機会です。勇気をもって一歩踏み出し、応募してみませんか!(栃木県・男性)
- エビデンスに基づいたがん情報を周囲に提供したいと考えていた時期に「患者・市民パネル」を知り、応募しました。年に2回ある検討会では、医療における現状の問題点や研究者が考える課題を知り、全国から集まった仲間と、改善についてのグループディスカッションが行われます。グループごとに司会者と発表者の役が割り振られ、勇気を出して務めたことはとてもよい体験となりました。活動で知り合った仲間たちから刺激を受け、私も地元で活動を始めました。同じ気持ちの仲間とつながります。ご興味のある方はぜひご応募ください!(埼玉県・男性)
- 地方に住み、仕事をしながらオンラインの患者コミュニティを運営しています。「患者・市民パネル」を通して、全国各地で活動をしている方々と出会い、交流できる機会はたいへん貴重で、多様な気づきと学びをいただいています。自分たちの活動だけでは、どうしても視野も課題も限定されやすくなりますが、さまざまな経験・立場・活動場所をお持ちの方たちと情報共有・意見交換をさせていただくことで、自分自身の活動に対する再発見やまだ気づけていない現状を多方面にわたり知ることができます。現在のがん領域に関する課題・取り組みから今後のよりよい活動・あり方について検討し、医療者と患者・市民が共創できる場につながっていると感じています。(愛媛県・女性)
- 高齢になってからの罹患は、思った以上に精神に不調をきたしてしまいました。その原因が、巷に数多く存在する不確かで根拠の乏しい情報に翻弄されていたからだということを、活動に参加して理解することができました。エビデンスが確立された最新の情報を入手することができ、がんに向き合い学べる環境が魅力です。全国の患者力の高い仲間たちとの交流も、心強い励みとなっています。(広島県・女性)
メンバー経験者からの声を更に見る(PDF)
ちらしはこちらからご覧いただけます。
問い合わせ先
国立がん研究センターがん対策研究所がん情報提供部
「患者・市民パネル事務局」
E-mail:
- ※選考結果などに関する個別のお問い合わせにはお答えできません。
- ※年末年始は対応を休止します。