1.嗅神経芽細胞腫について
1)嗅神経芽細胞腫とは
嗅神経芽細胞腫は、鼻腔(鼻の中)の上方にある嗅上皮から発生する悪性腫瘍です。
2)症状
嗅神経芽細胞腫は、比較的ゆっくり大きくなる腫瘍であり、初期には特有の症状はありませんが、鼻づまりや鼻血などで症状があらわれはじめることが多いです。腫瘍が大きくなるにつれて、嗅覚障害、頭痛、目の動きへの障害などが生じることもあります。
2.検査
がんの疑いがあるときや治療中・治療後に受けることの多い検査についての情報は、「がんの検査について」をご参照ください。
3.治療
嗅神経芽細胞腫の治療に関する情報が掲載されています。
4.療養
「症状を知る/生活の工夫」には、がんの治療に伴う症状や自宅での生活の工夫などに関する情報を掲載しています。
がんと診断されてからの仕事については「がんと仕事」、医療費や利用できる制度、相談窓口などのお金に関する情報は「がんとお金」をご参照ください。また、「がん相談支援センター」でも相談することができます。
「地域のがん情報」では、各都道府県等が発行しているがんに関する冊子やホームページへのリンクを掲載しています。併せてご活用ください。
5.臨床試験
国内で行われている嗅神経芽細胞腫の臨床試験が検索できます。
がんの臨床試験を探す チャットで検索
※入力ボックスに「嗅神経芽細胞腫」と入れて検索を始めてください。チャット形式で検索することができます。
がんの臨床試験を探す カテゴリで検索 頭頸部の希少がん
※「カテゴリで検索」では、広い範囲で検索します。そのため、お探しのがんの種類以外の検索結果が表示されることがあります。
- 臨床試験への参加を検討したい場合には、今おかかりの担当医にご相談ください。
- がんの種類によっては、臨床試験が見つからないこともあります。また、見つかったとしても、必ず参加できるとは限りません。
6.患者数(がん統計)
嗅神経芽細胞腫は、新たに診断される人が、1年間に10万人あたり6人未満と少ないがんです。
7.相談先・病院を探す
情報や病院などが見つからないときにはご相談ください。
8.関連する情報
がんの治療を始めるにあたって、参考となる情報です。
9.参考資料
- Tamaki T, et al. The burden of rare cancer in Japan: Application of the RARECARE definition. Cancer Epidemiol. 2014; 38(5): 490-495.