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尿膜管がん

にょうまくかんがん

1.尿膜管がんについて

1)尿膜管がんとは

尿膜管は、胎生期に胎児の膀胱ぼうこう臍帯さいたい(へその緒)をつないで必要な物質のやり取りを行う器官です。通常は出生後に閉鎖しますが、出生後も完全に閉鎖せず残ることがあります。特に、膀胱近くに尿膜管が残った場合、まれにがんが発生することがあります。これを尿膜管がんといいます。

尿膜管がんの組織型(がんを顕微鏡で観察した外見)はほとんどが腺がんですが、その他の組織型のこともあります。

2)症状

尿膜管がんは多くの場合、早期では無症状です。進行すると尿に血液が混ざったり(血尿)、下腹部の違和感や痛みが生じたりすることがあります。

3)さらに詳しい情報

尿膜管がんは、診断される人が人口10万人あたり6例(人)未満のがんです。このように、診断される人が少ないがんのことを希少がんといいます。尿膜管がんや治療に関する詳しい情報は、国立がん研究センター希少がんセンターのウェブサイトで公開されています。

2.相談先・病院を探す

希少がんの電話相談窓口や病院の探し方に関する情報は関連情報のページをご覧ください。

なお、がんに関する相談窓口「がん相談支援センター」は、全国の「がん診療連携拠点病院」「小児がん拠点病院」「地域がん診療病院」に設置されています。がんや治療、仕事やお金、生活の工夫や利用できるサポートなど、困ったときにはどのようなことでも相談することができます。情報や病院などが見つからないときにもご相談ください。

●希少がんの電話相談窓口を知りたいとき
希少がんに関する電話相談窓口の「希少がんホットライン」が紹介されています。
●がんの相談窓口や病院を探したいとき
●病院の探し方について相談したいとき
●診療実績のある病院を探したいとき
上のリンク先の「3.対応施設」のがん相談支援センターにお問い合わせいただくと、相談員が施設を検索します。
●がん相談支援センターに関する情報

3.検査・治療や療養などに関する一般的な情報

がんの診断から治療までの流れや治療などに関する情報は関連情報のページをご覧ください。

●がんと診断されてからの生活を考える中で、参考にしていただきたい情報
●がんの診療の流れやセカンドオピニオンなどに関する情報
●検査やがんの治療法に関する情報
●臨床試験に関する情報
●妊娠や出産に関する情報
●がんの治療に伴う症状や生活の工夫などに関する情報
●仕事に関する情報
●医療費や利用できる制度などのお金に関する情報
●ご家族や身近な人ががんと診断された人に向けた情報
●各都道府県などが提供しているがんに関する冊子やホームページに関する情報

作成協力
国立がん研究センター希少がんセンター

更新・確認日:2024年11月01日 [ 履歴 ]
履歴
2024年11月01日 構成を変更し、内容を修正して更新しました。
2021年02月01日 関連情報に「がんの臨床試験を探す」へのリンクを追加しました。
2019年07月17日 新規掲載しました。
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