1.尿膜管がんについて
1)尿膜管がんとは
尿膜管がんは膀胱と臍の間にある尿膜管にできる悪性腫瘍の1つです。尿膜管は胎生期に胎児の膀胱と臍帯(へその緒)をつなぎ、必要な物質のやり取りを行っています。通常は出生後閉鎖しますが、構造は残ります。この部分ががん化したものを尿膜管がんといいます。
尿膜管がんは、腫瘍細胞の組織学的診断では腺がんがほとんどですが、その他の組織型であることもあります。
2)症状
尿膜管がんは、多くの場合、早期では無症状です。進行すると、尿に血液が混ざること(血尿)や、膀胱の違和感や痛みが生じることがあります。
2.検査
がんの疑いがあるときや治療中・治療後に受けることの多い検査についての情報は、「がんの検査について」をご参照ください。
3.治療
尿膜管がんの治療に関する情報が掲載されています。
4.療養
「症状を知る/生活の工夫」には、がんの治療に伴う症状や自宅での生活の工夫などに関する情報を掲載しています。
がんと診断されてからの仕事については「がんと仕事」、医療費や利用できる制度、相談窓口などのお金に関する情報は「がんとお金」をご参照ください。また、「がん相談支援センター」でも相談することができます。
「地域のがん情報」では、各都道府県等が発行しているがんに関する冊子やホームページへのリンクを掲載しています。併せてご活用ください。
5.臨床試験
国内で行われている尿膜管がんの臨床試験が検索できます。
がんの臨床試験を探す チャットで検索
※「チャットで検索」では、がんの種類や都道府県などの調べたい言葉(キーワード)を入力して、検索することができます。
がんの臨床試験を探す カテゴリで検索 腎・尿管・膀胱の希少がん
※「カテゴリで検索」では、広い範囲で検索します。そのため、お探しのがんの種類以外の検索結果が表示されることがあります。
- 臨床試験への参加を検討したい場合には、今おかかりの担当医にご相談ください。
- がんの種類によっては、臨床試験が見つからないこともあります。また、見つかったとしても、必ず参加できるとは限りません。
6.患者数(がん統計)
尿膜管がんは、新たに診断される人が、1年間に10万人あたり6人未満と少ないがんです。
7.相談先・病院を探す
情報や病院などが見つからないときにはご相談ください。
8.関連する情報
がんの治療を始めるにあたって、参考となる情報です。