『患者必携 わたしの療養手帳』は、書籍『患者必携 がんになったら手にとるガイド 普及新版』の別冊として作成された手帳です。自分らしい向き合い方を考えていくために読む「がんになったら手にとるガイド」と一緒に身近において、聞いたり調べたりして理解したことを書きとめて整理する冊子として作成しました。
以下のページでは、各部ごとに『患者必携 わたしの療養手帳』の内容を紹介しています。治療に向かう段階ごとに、重要な情報や、あなたが大切にしたいことが変わってくるかもしれません。あなたの状況に合わせて、説明されたことや、あなたの希望を書き込んでいきましょう。
『患者必携 わたしの療養手帳』は、診断されて1年ぐらいまでの利用を目安につくられています。すべての欄に書き込む必要はありませんし、別のノートに書いても構いません。医療機関で受け取った資料、がんに関する冊子、地域の情報を集めた『地域の療養情報』などとともに、市販のバインダーに一緒に綴じて使うと便利です。あなたの療養生活に役立つ情報を集めた1冊としてご活用ください。
納得のいく治療を受けるために、まず、自分の状況を知り、担当医からの説明を理解し、自分の希望を伝えていくことから始めます。
入院中は、病状や治療についての説明を受ける機会が多くあります。治療や、慣れない場所での生活のため大変なことも多い時期ですが、自分の状態や、これからの予定、いざというときの対応方法などについて書きとめておくと、退院後の生活にも役立ちます。
治療後は体をいたわりながら、日常生活を送ることになります。また、通院しながら元の生活に戻る場合もあるでしょう。診察のときのメモや、薬や体調の記録が役立つこともあります。
年間、週間のスケジュールと、薬の一覧表です。
『患者必携 がんになったら手にとるガイド』『患者必携 わたしの療養手帳』は、書店で購入するほか、PDFファイルや電子書籍をダウンロードして読んだり印刷したりすることもできます。使ってみたいと思われたら、ぜひお手元において、ご活用いただきたいと思います。