1.子宮肉腫について
1)子宮肉腫とは
子宮肉腫は、子宮の筋肉や間質などの組織からできる悪性腫瘍で、ほとんどが子宮体部にできます。名称の似ている疾患として、子宮筋腫(子宮の筋肉からできる良性腫瘍)や子宮体がん(子宮の内膜からできる悪性腫瘍)がありますが、いずれも子宮肉腫とは異なる疾患です。
子宮肉腫は、腫瘍化する細胞の種類により分類されます。比較的多いものに平滑筋肉腫、子宮内膜間質肉腫などがあり、よりまれなものに腺肉腫などがあります。
癌肉腫は肉腫とがん腫が混じった悪性腫瘍で、子宮体がんに似た性質をもっているため、子宮肉腫ではなく子宮体がんに属し、子宮体がんに準じた治療が検討されます。
2)症状
子宮肉腫で最も多い自覚症状は不正出血です。子宮内膜間質肉腫では月経の量が過剰になるなどの症状がでることもあります。
2.検査
がんの疑いがあるときや治療中・治療後に受けることの多い検査についての情報は、「がんの検査について」をご参照ください。
3.治療
子宮肉腫の治療に関する情報が掲載されています。
4.療養
「症状を知る/生活の工夫」には、がんの治療に伴う症状や自宅での生活の工夫などに関する情報を掲載しています。
がんと診断されてからの仕事については「がんと仕事」、医療費や利用できる制度、相談窓口などのお金に関する情報は「がんとお金」をご参照ください。また、「がん相談支援センター」でも相談することができます。
「地域のがん情報」では、各都道府県等が発行しているがんに関する冊子やホームページへのリンクを掲載しています。併せてご活用ください。
5.臨床試験
国内で行われている子宮肉腫の臨床試験が検索できます。
がんの臨床試験を探す チャットで検索
※「チャットで検索」では、がんの種類や都道府県などの調べたい言葉(キーワード)を入力して、検索することができます。
がんの臨床試験を探す カテゴリで検索 女性特有の希少がん、骨・筋肉の希少がん
※「カテゴリで検索」では、広い範囲で検索します。そのため、お探しのがんの種類以外の検索結果が表示されることがあります。
- 臨床試験への参加を検討したい場合には、今おかかりの担当医にご相談ください。
- がんの種類によっては、臨床試験が見つからないこともあります。また、見つかったとしても、必ず参加できるとは限りません。
6.患者数(がん統計)
子宮肉腫は、新たに診断される人の数が1年間に10万人あたり1人未満と少ないがんです。
7.相談先・病院を探す
情報や病院などが見つからないときにはご相談ください。
8.関連する情報
がんの治療を始めるにあたって、参考となる情報です。