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どんな相談ができるの?

更新・確認日:2016年06月01日 [ 履歴 ]
履歴
2016年06月01日 図「『がん相談支援センター』にご相談できることの例」を更新しました。
2015年09月01日 タイトルを「どんな相談ができるの?」に変更し、内容の一部を「『がん相談支援センター』とは」に移動しました。
2014年11月17日 「がん相談支援センターにご相談ください」に追記掲載しました。
がん相談支援センターでは、診断から治療、療養生活全般にわたってがんに関するさまざまなご相談をお受けしています。不安な時、困った時は「がん相談支援センター」をご利用ください。
●「がん相談支援センター」にご相談ができることの例
「がん相談支援センター」にご相談ができることの例の図

1.がんの診断についてのご相談

がんと診断されたとき、多くの患者さんやご家族は衝撃を受け、気持ちが動揺します。こうした心の動きは、多くの方に起こる自然な反応です。
もしできるなら、「なぜ私ががんになったのだろう」「がんになって悔やまれる」といった気持ちを、自分の中に閉じ込めず、家族や親しい友人に話してみましょう。話すことで、気持ちが少し軽くなることもあります。

身近な人に話すことが難しいときには、ぜひ「がん相談支援センター」をご利用ください。
「がん相談支援センター」では、話を聞きながら、あなたと一緒に状況を整理し、あなたにあった向き合い方を考えていくお手伝いをします。

●よくある相談のご紹介

がんの疑いについて
  • がんの疑いがあり、大きな病院で検査するように言われたが、どこに行ったらよいのかわからない。
医師の説明について
  • 担当医の説明の中で、わからないことがあった。
  • 担当医に質問をしたいが、きっかけがつかめない。
検査や今後の生活について
  • これから、どのような検査が必要か。今後の流れを知りたい。
  • がんがどれくらい進行しているか不安。
  • 生活上、注意することはあるか。これまで通りの生活ができるか。
利用者の声

がんと診断されたとき、自分の足元と未来が音を立てて崩れたように感じました。頭が真っ白で、担当医の説明も頭に入りませんでした。診察室を出た足で、ふらりと「がん相談支援センター」に立ち寄りました。

「人一倍健康だった自分が、がんになるはずがない」「これが夢でありますように」と、あふれる涙を止めることができませんでした。

今思うと、あのとき思いきり胸のうちを話せたこと、そして「自分は一人ではない」と感じられたことは、大きな支えになったように思います。

2.治療や病院の選択についてのご相談

治療や病院の選択についてのご相談のイメージイラスト
診断・治療の時期は、「どんな治療を、いつ、どこで始めるか」など、さまざまなことを決め、判断しなければなりません。

納得した選択をするために、担当医をはじめとする医療者と十分に話し合いを重ね、適切に情報を集めることが重要です。

医療者との話し合いの中で、わからないことがあるときには、遠慮せずに尋ねましょう。また、治療のことに限らず、あなたの気持ちや希望、生活の中で大事にしたいことなども伝えていきましょう。そうした中で、少しずつ信頼関係も築かれていきます。

また、情報を集めたいと思ったときは、「がん相談支援センター」をご利用ください。がんに関する冊子やパンフレット、インターネットの情報を提供することができます。

●よくある相談のご紹介

がんの治療について
  • 自分のがんの「標準治療」について詳しく知りたい。
  • 担当医から、2つの治療法を提示されたが、決められない。
  • 自分のがんの場合、手術をしたら、どれくらいで退院できるか。
情報収集について
  • 自分のがんについて、もっと詳しい情報を入手したい。
  • 数少ない珍しいがんと言われた。治療件数の多い病院を知りたい。
  • インターネットで調べたが、必要な情報が見つからない。
さまざまな治療法やセカンドオピニオンについて
  • 先進医療、臨床試験とは何か。自分も受けられるか。
  • 現在担当医に勧められている以外の治療法はないか。
  • セカンドオピニオンを受けるにはどうしたらいいか。
医療者とのコミュニケーションについて
  • 担当医がいつも忙しそうに見え、どのように質問を切り出してよいか、わからない。
治療の副作用や生活面への影響について
  • 抗がん剤の副作用で、髪の毛が抜けると聞いた。ウィッグ( かつら)の情報が欲しい。
  • 治療による、妊娠や性生活などへの影響を知りたい。
緩和ケアについて
  • 緩和ケアとはどんなことをしてもらえるのか。
  • 治療に伴う不快な症状やつらさも緩和ケアで対応してもらえるのか。
利用者の声

治療について担当医から説明を受けた際、他の治療法や副作用について、もっと詳しく知りたいと思いました。

そこで、「がん相談支援センター」へ足を運びました。

相談の中で、私の場合、他の病院でも同じ「標準治療」となること、現在の病院のほうが、早く治療を開始できることを知りました。

「がん相談支援センター」を利用することで、限られた時間の中で必要な情報を得て、納得した気持ちで治療を決断することができました。

3.療養生活についてのご相談

がんの治療では、多くの場合、入院や定期的な通院、自宅療養が必要となるため、仕事や家事、社会活動に影響が及びます。治療とうまく付き合っていくためにも、これからの生活や暮らしのことも大切にしましょう。

治療と自宅での療養生活を両立していくためには、周囲の人に病気のことを伝え、役割を一時的に代わってもらうことも必要になるかもしれません。仕事を続けられるか不安に思い、休職や退職を考える方もいるかもしれませんが、大きな決断は急がないようにしましょう。

「がん相談支援センター」では、あなたの仕事、家事、育児、周囲の人との関わり、医療費や介護保険など、治療中だけでなく、退院後であっても、あなたの生活を一緒に考えるお手伝いをします。

さまざまな助成・支援制度や、介護・福祉サービスの中で、活用できるものがあるかもしれません。心配や不安があれば、ぜひ「がん相談支援センター」をご利用ください。

●よくある相談のご紹介

医療費について
  • 医療費のことで不安がある。自分が使える制度を知りたい。
  • 医療保険やがん保険など、民間保険の給付金・保険金の請求方法について知りたい。
家族とのコミュニケーションについて
  • がんと診断されたことを、家族(親や子ども)にどう伝えたらよいのか。ショックを与えてしまうと思うとつらい。
就労について
  • がんについて会社にどう伝えればよいか。伝えることで、職場で不利になることはないか。
  • 仕事と治療を両立できるか心配。
  • 仕事の都合に合わせて、治療のスケジュールを調整してもらえるか。
周囲との関わりについて
  • 将来の恋愛や結婚に際して、がんのことをどう相手に伝えればよいか。
  • 地域の人に自分ががんであることを知られたくない。
自宅での療養・介護について
  • 自宅で療養するために訪問看護を頼みたいが、どうしたらよいか。
  • 自宅で療養中、急に容体が悪化したらどうしたらよいか。
利用者の声

手術の後、担当医より、これからしばらく治療が続くと言われました。しかし、経済面で余裕がなく、治療が続けられるか不安でした。その旨を伝えたところ、「がん相談支援センター」への相談を勧められました。

「がん相談支援センター」では、高額療養費制度や限度額認定証など、利用できる制度と手続き方法について、具体的にアドバイスをいただけました。また、担当医と相談の上、治療計画も工夫をしていただくことができ、安心して治療に臨めました。

4.治療の転換期を迎えたときのご相談

がんの治療が始まってから、あるいは、治療が一段落した後、治療の方針を変えたり、方向性を考え直す必要が生じることもあります。

がんの再発や治療の中断など、時には、思いがけないできごとや、思うようにいかないこともあるかもしれません。また、治療の方針をめぐって、担当医に希望をうまく伝えられないことや、ご家族と意見が分かれることもあるかもしれません。

つらいとき、どのように選択していけばよいのかわからないとき、「がん相談支援センター」にご相談ください。

「がん相談支援センター」は、あなたの気持ちを大切にしながら、状況を整理して、あなたにあったやり方で、一歩一歩進んでいけるようにサポートします。

●よくある相談のご紹介

イメージ画像
がんの治療について
  • 再発を告げられた。混乱して、気持ちが整理できない。
  • 担当医から「抗がん剤が効かなくなってきているため、治療を続けるかどうか、決めるように」と言われた。とても 決められない。
  • 現在の病院では、これ以上治療ができないと言われた。他の病院で、効果のある治療を受けられないか。
緩和ケア病棟の利用について
  • 自分の住む地域で、緩和ケア病棟のある病院はあるか。
  • 緩和ケア病棟に入院するには、どうしたらいいか。
  • 今かかっている病院に緩和ケア病棟はないが、緩和ケアを受けることができるのか。
  • 緩和ケアを利用するにはお金がかかるのか。
今後の療養ついて
  • 自宅に退院するが、訪問看護、ヘルパー、介護用ベッドなどを介護保険で利用できるか。
  • 今後、家で療養をしたいと希望しているが、家族に迷惑をかけるのではないかと気がかり。
利用者の声

再発を告げられました。「絶対にがんを治す」と思ってがんばって治療を受けてきたので、ショックで言葉もありませんでした。ただつらく、嵐の中を一人で立っているようでした。

「がん相談支援センター」の相談員の方は、落ち込み、泣き、怒る私の側に、そっと寄り添ってくれました。静かな相談室の中で、たくさんのことを話し、たくさんの時間を共に過ごしました。

人生はいいことばかりではないですが、今、私は「一人ではない」と感じています。そして、「今」を生きる自分を誇りに思います。

5.不安なとき、困ったときのご相談

診断や治療の過程で、多くの患者さんは、喪失感、怒り、無力感、悲しみ、罪悪感など、つらい気持ちを体験します。

そのようなとき、信頼している家族や友人など周りの人に、胸のうちを十分に話すことで、気持ちが和らいだり、病気とたたかう気力が出たという人もいます。

一方で、「気の持ちよう」だけではどうにもならないほど不安になったり、落ち込んだりすることもあります。

このようなときは、「病気なのだから、つらくても仕方ない」と我慢せずに、担当医、看護師、「がん相談支援センター」などの医療スタッフにご相談ください。

「がん相談支援センター」では、あなたの思いをお聞きしながら、つらさを軽減するためにはどうしたらよいかを一緒に考えていきます。また、必要に応じて医療的なケアもご紹介ができます。

●よくある相談のご紹介

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気持ちの落ち込み
  • がんの診断を受けて以来、やりきれない気持ちが続いている。
  • 再発への不安で頭がいっぱいになってしまう。
自分の気持ちを整理する
  • 気持ちが整理できていないが、漠然とした不安がある。
  • 特に大きな問題を抱えているわけではないが、自分の気持ちを誰かに聞いてほしい。
  • これまでの治療や今後について、誰かに話して、気持ちの整理をしたい。
生き方
  • 自分と似たような状況の人の話を知り、参考にしたい。
  • 「がんを体験した自分」が、社会から取り残されたように感じる。これから、どのように生きていけばいいのか。
患者会・サロン
  • 同じような立場の人と話がしたい。地域に患者会はあるか。
利用者の声

治療開始後も、「治療がうまくいかなかったら」「再発したら」と、不安で仕方がありませんでした。また、友人の存在に励まされる一方、「なぜ自分だけがこんな目にあうのか」との思いが拭えませんでした。

「がん相談支援センター」で話をする中で、いっぱいいっぱいだった自分の気持ちが、少しずつほぐれてきたように思います。

また、「家族でも友人でもない関係」だからこそ、話せることもありました。不安もありますが、今は、一日一日を、自分を大事にしながら過ごしていきたいと思っています。

6.患者さんのご家族へ

患者さんのご家族へのイメージイラスト
がんの診断・経過を通して、患者さんだけではなく、患者さんと共に歩むご家族にもさまざまな影響が生じます。

それらは、精神的なものだけではなく、患者さんの身の周りの世話などの現実的な問題、家族の役割の変化、経済的な問題など、幅広いものです。

こうしたことから、ご家族は、患者さんに次ぐ、「第2の患者」ともいわれています。

一方で、多くのご家族は、患者さんを支えることに一生懸命で、ご自身のことは後回しになってしまう傾向があるようです。 

「がん相談支援センター」では、患者さんのご家族の相談にも対応しています。患者さんに代わってがんの情報を集めたいときや、患者さんへの接し方に悩んでいるとき、どうぞお気軽にご相談ください。

大切な人を支えるために、家族自身の気持ちや体の悩みについても「がん相談支援センター」にお聞かせください。

●ご家族からよくある相談のご紹介

がんの告知
  • 患者本人にはまだ告知していないが、どうのように伝えればよいか。
患者と家族とのコミュニケーション
  • 患者本人が付き添いを嫌がり、一人で受診している。そのため、現在の体や治療の状況がよくわからず心配だ。
  • がんと診断されて以来、患者本人が情緒不安定になっている。どのように接したらよいか。
  • 患者本人は仕事を続けているが、家族としては体が心配なので、治療や療養に専念してほしい。
  • 患者本人が治療を拒否しているが、家族としては、治療を受けてほしい。
子どもの入院・治療・学校のことについて
  • 入院が長くなりそうだが、学校のことはどうしたらいいか。
  • 紹介された病院が自宅から遠くて困っている。
介護・自宅療養について
  • 自宅で過ごさせたいが、どのような準備が必要になるか。
  • 患者本人は、「家族に迷惑がかかる」と病院での療養を希望しているが、家族としては家で過ごさせてあげたい。
  • 自宅での療養を支えられるか、不安がある。
  • 自宅で療養中に何かあったら、どうしたらよいか。
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