治療後は体をいたわりながら、日常生活を送ることになります。また、通院しながら元の生活に戻る場合もあるでしょう。そのときに、 記録しておくと役立つこともあります。
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1.通院する
1)診察のときのためのメモをつくる
自分の知りたいこと、言いたいことを、要領よく伝えるのは難しいことです。あらかじめ伝えたい内容を整理したり、担当医からの説明を書きとめるために、このメモを活用してください。
なお、《診察を終えて》の欄には、診察で理解できたこと、気を付けようと思ったことを書きとめ、その後の生活に役立てましょう。
わたしの療養手帳 診察のときのためのメモをつくる
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2)担当医以外から受けた説明を書きとめる
薬剤師や栄養士、がん相談支援センターなどから受けた説明や助言も書いておきましょう。
わたしの療養手帳 担当医以外から受けた説明を書きとめる
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3)薬や体調のことを記録する
薬は、正しくのむことがとても大切です。日記や予定表に、自分でわかりやすいように工夫して、薬の一覧表や、服薬の確認などを記録しておくと、薬の管理に役立ちます。
わたしの療養手帳 薬の一覧
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わたしの療養手帳 服薬確認
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あまり気にしすぎる必要はありませんが、治療が一段落してからも自分の体調や気持ちの状態を、記録しておくことが役立つこともあります。下記のような「気持ちの温度計」や「痛み日記」を参考に、記録しておくと便利です。
4)気持ちの温度計
つらいとき、ゆううつなときに、自分の心の状態の変化を確認するためのものです。
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5)痛み日記
痛みの治療を受ける際、日々「痛み」の変化を記録するためのマークです。
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2.退院後の療養生活
1)治療・療養生活のバランスを取る
治療が一段落して、元の生活に戻ったとき、前と同じ生活をすることが難しいこともあります。以前の生活とは優先順位を変えたり、工夫をしていくことも必要になるかもしれません。
そのようなときに、あなたが生活の中で大切にしたいことをもう一度整理してみましょう。それが、心と体の状態を整えることにもつながるかもしれません。
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2)自分が大切にしたいことを考える
あなたが生活の中で大切にしたいことと、そのための工夫について、書き出してみましょう。
わたしの療養手帳 自分が大切にしたいことを考える
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3)あなたを支えてくれる場所の一覧
医療機関以外にも、療養や日常生活を支えるために必要な場所があります。地域の情報は、『患者必携 地域の療養情報』も参考になりますし、がん相談支援センターでも相談できます。あなたを支えてくれる場所を書き出してみましょう。
わたしの療養手帳 あなたを支えてくれる場所の一覧
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