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胚細胞腫瘍(はいさいぼうしゅよう)

更新・確認日:2020年06月11日 [ 履歴 ]
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2020年06月11日 新規掲載しました。

1.胚細胞腫瘍とは

胚細胞腫瘍は、生殖細胞から発生する腫瘍です。精巣胚細胞腫瘍(精巣腫瘍の大部分)や卵巣胚細胞腫瘍のように生殖器に発生するものと、生殖器以外に発生するもの(性腺外せいせんがい胚細胞腫瘍)があります。生殖器以外の発生部位としては、胸部(縦隔じゅうかく)、腹部(後腹膜こうふくまく仙骨部せんこつぶ)、脳(松果体しょうかたい神経下垂体部しんけいかすいたいぶ)などがあります。

精巣などに発生した胚細胞腫瘍は、主に病理検査の結果によってセミノーマと非セミノーマの大きく2つに分類されます。卵巣や頭蓋骨の中に発生した胚細胞腫瘍の場合には、ジャーミノーマと非ジャーミノーマの大きく2つに分類されます。分類によって治療方法が異なります。

2.症状

発生する部位によって症状は異なります。
  • 精巣:痛みを伴わない精巣の腫れ(ねじれや出血、炎症がある場合には痛みを伴うこともある)
  • 卵巣:腹痛や下腹部のしこりなど
  • 縦隔:胸の痛みやせき、動作時の息切れなど
  • 仙骨:排尿障害やお尻のしこりなど
  • 脳:松果体では頭痛や嘔吐おうと、下垂体では視野の異常や多尿、食欲低下、成長障害など

3.患者数(がん統計)

胚細胞腫瘍には精巣・卵巣・性腺外などの種類がありますが、いずれも新たに診断される患者さんの人の数が1年間に10万人あたり数人かそれ以下と少ないがんです1)。精巣腫瘍は20から30歳代2)、卵巣胚細胞腫瘍は10から20歳代3)4)と、比較的若年層に多い腫瘍です。

※参考文献:
1)Tamaki T, Dong Y, Ohno Y, et al. The burden of rare cancer in Japan: Application of the RARECARE definition. Cancer Epidemiol. 2014; 38 (5): 490-495.
2)日本泌尿器科学会編.精巣腫瘍診療ガイドライン2015年版.金原出版
3)日本婦人科腫瘍学会編.卵巣がん治療ガイドライン2015年版.金原出版
4)John K Chan MD et al. The influence of conservative surgical practice for malignant ovarian germ cell tumors. Journal of Surgical oncology, 2008; 98 (2): 111-116
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