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大阪府における「がん情報サービス向上に向けた地域懇話会」

大阪府における地域懇話会の概要

更新日:2007年11月12日    掲載日:2007年11月12日
2007年07月29日(日) エル・おおさか 大会議室にて開催 

プログラム

がん対策情報センターが行うがん情報サービスについて
  国立がんセンターがん対策情報センターがん情報・統計部がん統計解析室長 山本 精一郎 PDFファイル
(9,254KB)
大阪府におけるがん対策の取り組みについて
  大阪府健康福祉部地域保健福祉室健康づくり感染症課長 松下 彰宏 PDFファイル
(243KB)
がん診療連携拠点病院を中心としたがん医療の取り組みについて
  大阪府立成人病センター がん相談支援センター所長 大島 明 PDFファイル
(268KB)
患者からみたがん医療の課題について
  NPO法人 グループ・ネクサス副理事長 片山 環 PDFファイル
(178KB)
最近の切らずに治すがん治療(放射線治療)について 【特別講演】
  大阪府立成人病センター放射線治療科主任部長 西山 謹司 PDFファイル
(690KB)
懇話会風景写真
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意見交換・質疑応答における主な意見等

国の計画も大阪府の案も、10年とか5年という期間の中で、医師が緩和ケアについて習得するための研修をしていこうという計画のように聞いていますが、それでは遅くないでしょうか。
計画として時間がかかりすぎるのではないかとのご指摘をいただきましたが、できるだけ早く対応していきたいと思っています。(大阪府)
がん対策情報センターでは緩和ケアに関しても研修を行う予定です。
ただ、がんにかかわる医師全員を国で教育するということは無理ですので、各都道府県から緩和ケアのリーダーになるような人に2人ずつ東京で研修していただき、基本的なプログラムを習得して、その方たちが都道府県に戻って緩和ケアにかかわる人たちを育てる、というようなプログラムを今年度から始める予定になっています。(国立がんセンター)

大阪府下で何年先に何人ぐらい緩和医療を理解している医師を育てられるのか、そういう目標はありますか。
今の段階では、緩和ケアのことを熟知している医師育成の目標があるわけではないのですが、今後考えていかなければならない指標だと思います。(大阪府)

だいぶ前になりますが、慶應義塾大学病院の先生が、『患者よ、がんと闘うな』という本を出され、その中でがん治療に関するいろんな危険性を指摘していました。
そうしたことについて、どのようにお考えになっていますか。
がんが治るということと副作用が起こるということは表裏一体のところはあります。
今日のお話の主軸にそれを話させていただいたつもりなのですが、慶応義塾大学の先生のご指摘はそのとおりだと思います。
その先生が執筆されたころは、放射線のがん治療というのは非常に難しい状況にありました。
これまで我々は何をしてきたかというと、今日、お話しさせていただいたように、いかに安全に放射線治療をするかという開発をしてまいりました。
本日ご紹介したとおり、いくらかは良くなったと思うのですが、それでも放射線治療というのはリスクを伴うため、慎重に実施すべき治療です。(府立成人病センター)
がんの治療はどの治療でも有効性がある反面、例えば、手術でも合併症が起こりますし、抗がん剤でも副作用が起こったり亡くなったりする人がいるのが現状です。
こうした現状の中、合併症や副作用のことについて正しく皆さんにお知らせすることが重要になります。
患者さんに何が正しい情報で、何が先進的というか試験的に行われているか、ということを知っていただくことが大事だと思っております。
情報を発信するということで、ホームページには、一般の方向け、専門家向けというか医療者向けなど用意しています。(国立がんセンター)
気がつかないで自分の都合のいいところしか読まなかったりする傾向もありますので、できるだけ勉強会に参加するとか、患者会の冊子を読むとか、万遍なくいろいろな勉強をしていくことも患者として必要だと思います。(患者会)

お願いしたいことがあります。
健康診断のときには血液検査をぜひ義務づけてほしいと思います。

医療者の方が大変減っていると思います。今、大阪のがん患者数に対する医療者数はどの程度なのでしょうか。医療者の充足に対して大阪府としてはどのようなお考えを持っているのか伺わせてください。
医師については毎年約1万人ずつ増えてきていますが、現状として病院あるいは小児、産科の医師が不足しているということは事実です。それを改善するべく、例えば大阪府内の公的な病院と行政、あるいは大学が集まって、医師の確保、医師の育成について、議論、検討していくという場が持たれたところです。
このことは行政でも医師の中でも非常に大きな課題となっており、必要な対策を講じようとしているところです。(大阪府)

患者会のことでお伺いしたいと思います。婦人系の患者会に入りたいと思って探しているのですが、なかなか見つかりません。
女性のがんの患者会はあちらこちらにありますが、どこをお勧めするかというのはなかなか難しいです。府立成人病センターの相談支援センターには、患者会のリストがあると伺っています。(患者会)
成人病センターの相談支援センターでは、患者会をご紹介しております。1つの疾患に対応する患者会以外に、全がん患者の会というものもありますので、ご希望に応じて場所や連絡先をご紹介しています。(府立成人病センター)

転院し、ある病院への入院の手続きを行い、現在入院待機の状態なのですが、病院同士の連携を図り、互いの入院状況を把握することで入院がスムーズになるような方法はないのでしょうか。
検査の結果ではじめの見立てが異なり、入院や治療の期間が少々延びていくということはあります。そういうときに、国立がんセンターでは、うちの病院で治療するのがいいのか、待っている間に他の病院に行くのがいいのかという話し合いを持つようにしています。
待機に関するメリット、デメリットを話し合うのですが、最終的にはご家族とご本人が判断するということで情報提供をしています。(国立がんセンター)

術後の生活についてどのように過ごしていくべきか。相談支援センターで相談させていただいてよろしいのでしょうか。
術後の生活についてのご質問ですが、それはとても難しいです。正直答えがありません。
実際に困ったことを適宜相談しながら調べていき、患者さんやご家族でどう決めていくかということをサポートしています。
また、抗がん剤を使うなど、とても長い治療期間になる場合は、患者会に橋渡しをします。
患者会は医療者にはみえない情報をたくさん持っておられるので、その中で生活の工夫の援助など相談していただければと思います。(国立がんセンター)

現行の介護保険法では、独居老人や老々介護の家庭での在宅療養ということが非常に難しいと思います。
法改正を待つのでは、仮に改正があるとしても何年か先になるでしょうから、先んじて地方自治体の運用で何かいい工夫がないものかと思っています。
現状を把握し課題として認識する必要があると思います。そして、それから何ができるのかということを見極めるということになると思います。その間については、皆様方にご協力をお願いしなければならないのかもしれません。
いろいろな方からご意見をいただいて進めていくのですが、やはり足りない点もあるかと思います。医師の不足など皆さんが現場でお気づきになっていることをご意見として、お伝えいただければと思います。(大阪府)

患者数の多いがんについて11の拠点病院のすべてで、しっかりとした治療ができているのかどうか非常に心配です。
本年10月には来年4月からのがん診療連携拠点病院の申請になりますので、それまでには不足する診療科を他病院との連携でカバーするなどの形をとっていただくか、それができないのであれば、二次医療圏ごとに設定し直すことも含めて検討しなければいけないと思っています。(大阪府)
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用語集
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