1.発生要因
中咽頭がんの発生には、喫煙、飲酒のほか、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染が原因となっているものがあることが分かっています。
発生要因に関するがん情報サービスの記載方針を掲載しています。
2.予防と検診
1)予防
日本人を対象とした研究では、がん全般の予防には禁煙、節度のある飲酒、バランスのよい食事、身体活動、適正な体形の維持、感染予防が有効であることが分かっています。
中咽頭がんを予防するためには禁煙し、飲酒も適量を心がけましょう。
2)がん検診
がん検診の目的は、がんを早期発見し、適切な治療を行うことで、がんによる死亡を減少させることです。わが国では、厚生労働省の「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針(令和3年一部改正)」でがん検診の方法が定められています。
しかし、中咽頭がんについては、現在は指針として定められているがん検診はありません。気になる症状がある場合には、医療機関を早めに受診することをお勧めします。
なお、がん検診は、症状がない健康な人を対象に行われるものです。症状をもとに受診して行われる検査や、治療後の経過観察で行われる定期検査は、ここでいうがん検診とは異なります。
更新・確認日:2023年01月05日 [ 履歴 ]
履歴
2023年01月05日 | がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針(令和3年10月1日一部改正)」を確認し、更新しました。 |
2019年04月23日 | 「4.統計」の項目名を「4.患者数(がん統計)」に変更し、内容を更新しました。 |
2018年11月29日 | 「頭頸部癌診療ガイドライン 2018年版」「頭頸部癌取扱い規約 第6版(2018年)」より、内容の更新をするとともに、4タブ形式に変更しました。 |
2013年03月14日 | 内容を更新しました。タブ形式に変更しました。 |
2006年03月16日 | 内容を更新しました。 |
1997年05月12日 | 掲載しました。 |