本文へ移動
HOME > 診断・治療 > がんの基礎知識 > がんという病気について

がんという病気について

更新・確認日:2021年04月22日 [ 履歴 ]
履歴
2021年04月22日 内容を更新し、タイトルを「がんという病気について」としました。
2020年10月21日 「3.がんの種類と名称」を更新しました。
2020年10月12日 「5.信頼できる情報と窓口」の関連情報に「日本癌治療学会 がん治療の案内板 大人のがん講座」へのリンクを掲載しました。
2020年08月11日 「4.がんの検査と治療」を更新しました。
2020年07月08日 図「罹患リスク・死亡リスク」を更新(累積罹患リスク2017年のデータを反映、累積死亡リスク2018年のデータを更新)
2020年04月15日 図「罹患リスク・死亡リスク」を更新(累積罹患リスク2015年、累積死亡リスク2018年のデータを反映)
2018年09月20日 図「罹患リスク・死亡リスク」を更新(累積罹患リスク2014年、累積死亡リスク2016年のデータを反映)
2018年01月25日 「3.がんの種類と名称」の内容を更新しました。
2017年09月20日 図「罹患リスク・死亡リスク」を更新(累積罹患リスク2013年、累積死亡リスク2015年のデータを反映)
2016年07月26日 図「罹患リスク・死亡リスク」を更新(累積罹患リスク2012年、累積死亡リスク2014年のデータを反映)
2015年06月19日 図「罹患リスク・死亡リスク」を更新(累積罹患リスク2011年、累積死亡リスク2013年のデータを反映)
2014年10月07日 「悪性腫瘍(がん)とは」の内容を混成し再編集
2014年01月23日 書籍情報を更新
2012年12月12日 掲載

1.がんについて知っておきたいこと

●誰でもなる可能性がある
現在、日本人の2人に1人は一生のうちに何らかのがんにかかるといわれています。がんは、すべての人にとって身近な病気です。
図1 累積罹患リスク・累積死亡リスク
図1 累積罹患リスク・累積死亡リスクの図
2017年データに基づく累積罹患リスク および 2018年データに基づく累積死亡リスク
国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」より作成

●予防できるけれど完全には防げない
がんは、禁煙や食生活の見直し、運動不足の解消などによって、「なりにくくする(予防する)」ことができる病気です。しかし、それらを心がけていても、がんに「ならないようにする」ことはできません。

●うつる病気ではない
がんは、遺伝子が傷つくことによって起こる病気です。一部のがんにはウイルスなどの感染が関係している場合がありますが、がんという病気そのものが人から人にうつることはありません。

2.がん(悪性腫瘍)と良性腫瘍

がんのことを「悪性腫瘍」ということもあります。

腫瘍とは、体の中にできた細胞のかたまりのことです。正常な細胞は、体や周囲の状態に応じて、増えたり、増えることをやめたりします。しかし、何らかの原因でできた異常な細胞が、体の中に細胞のかたまりを作ることがあります。これが腫瘍です。

悪性腫瘍とは、このような腫瘍のうち、無秩序に増殖しながら周囲にしみ出るように広がったり(浸潤)、体のあちこちに飛び火して新しいかたまりを作ったり(転移)するもののことをいいます。一方、浸潤や転移をせず、周りの組織を押しのけるようにしてゆっくりと増える腫瘍を良性腫瘍といいます。

※良性腫瘍は、もとになる細胞の種類や腫瘍の大きさ、できた場所によっては症状がでることがありますが、多くの場合、手術で完全に取りきることができれば再発することはありません。

3.がんの分類

がんは、がんが発生した細胞の種類によって、癌腫や肉腫、血液がんなどの種類に分類されます(表1)。
表1 がん(悪性腫瘍)の分類
分類 発生する細胞 がんの例 特徴
固形がん 癌腫 上皮細胞(消化管や気道などの内側や体の表面、臓器などをおおう細胞) 肺がん、乳がん、胃がん、大腸がん、子宮がん、卵巣がん、頭頸部のがんなど ・周囲にしみ出るように広がる(浸潤)
・体のあちこちに飛び火して新しいがんのかたまりを作る(転移)
・かたまりで増える
肉腫 非上皮性細胞 (骨や筋肉などを作る細胞) 骨肉腫、軟骨肉腫、横紋筋肉腫、平滑筋肉腫、線維肉腫、脂肪肉腫、血管肉腫など
血液がん 血球(白血球などの、血管や骨髄、リンパ節の中にある細胞) 白血病、悪性リンパ腫、骨髄腫など ・かたまりを作らずに増える
・悪性リンパ腫ではかたまりができ、リンパ節などが腫れることがある
※ひらがなの「がん」は悪性腫瘍全体を示し、漢字の「癌」は上皮細胞から発生する癌腫として使われることもありますが、特に区別しないこともあります。「がん情報サービス 一般の方向けページ」では、原則として、「癌」についてもひらがなの「がん」を使っています。

4.がんの発生と進行の仕組み(癌腫の場合)

がんは段階を追って進行します。がんの発生と進行の仕組みを、癌腫の場合を例に説明します(図2)。
図2 がんの発生と進行の仕組み(癌腫の場合)
図2 がんの発生と進行の仕組み(癌腫の場合)の図
※上皮内新生物(intraepithelial neoplasia;neoplasm):遺伝子に傷がついた異常な細胞のうち、上皮内にとどまっているものを、上皮内新生物といいます。上皮内新生物は、基底膜を越えていないため、多くの場合手術で取り除くことが可能で、転移していることはほとんどありません。

上皮内新生物には、前がん病変と上皮内がんがありますが、両者をはっきり区別するのは難しいこともよくあります。また、がんの種類によって、上皮内新生物の治療をするかどうかや、治療の方法なども異なります。
よりよい情報提供を行うために、アンケートへの協力をお願いいたします。
アンケートページへ
用語集
このページの先頭へ