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さまざまな症状への対応

尿が出にくい

~がんの治療を始める人に、始めた人に~

1.尿が出にくいことについて

がんの治療中や治療後に、尿が全く出ない、尿意を感じない、排尿したあとも尿が残っているように感じる、尿の勢いがないなどの症状が出ることがあります。

2.原因

がんそのものや、がんの治療(手術・薬物療法など)によって起こります。

3.尿が出にくいときには

原因に応じて、薬による治療を行ったり、生活の中でできる工夫を取り入れたりします。尿意を感じないときや、尿が出ないためにおなかが張って苦しいときには、導尿(カテーテルという管を使って排尿すること)を行うことがあります。

4.ご本人や周りの人ができる工夫

  • 時間を決めて、定期的にトイレに行く
  • おなかの下が張ってくるなどの変化を、尿がたまったサインであると感じてトイレに行く
  • 腹圧をかけて排尿するなど、自分にあった排尿方法を行う

5.こんなときは相談しましょう

尿が出ないためにおなかの下の方が張って苦しい場合や1日尿が出ないとき、極端に尿の量が少ないときには、すぐに医療機関を受診する必要があります。また、がんの治療によっては、気付かないうちに症状がひどくなることがあるため、尿が出にくくなったと感じたときには、なるべく早く担当の医師に相談しましょう。

更新・確認日:2019年12月05日 [ 履歴 ]
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2019年12月05日 掲載しました。
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