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全ページ表示がんの冊子でんし冊子大腸がん(結腸がん・直腸がん)(だいちょうがん[けっちょうがん・ちょくちょうがん])

更新・確認日:2018年06月12日 [ 履歴 ]
履歴
2018年06月12日 「大腸癌治療ガイドライン 2016年版」「大腸癌取扱い規約 第8版(2013年)」より、内容の更新をしました。4タブ形式に変更しました。
2018年02月21日 「大腸がん」のタイトルを「大腸がん(結腸がん・直腸がん)」に変更しました。
2016年01月06日 各項目の内容を治療の種類別に変更しました。
2013年03月26日 内容を更新しました。
2012年10月26日 更新履歴を追加しました。タブ形式に変更しました。
1997年09月22日 内容を更新しました。
2011年11月10日 掲載しました。

1.日常生活を送る上で

症状や、治療の状況により、日常生活の注意点は異なります。ご自身の体調をみながら、担当医とよく相談して無理のない範囲で過ごしましょう。

1)内視鏡治療後の日常生活

内視鏡治療では、大腸の機能が大きく損なわれることがないので、治療後は1週間程度で治療前と同じような日常生活を送れるようになります。

2)手術(外科治療)後の日常生活

手術後は、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動から始めて、1〜3カ月程度で手術前の日常生活が送れるように、こまめに体を動かすようにしましょう。ただし腹筋を使う激しい運動は数カ月間控えましょう。自分の体力に合わせて徐々に行動範囲を広げていくことが大切です。

(1)外出に関して

大腸の手術の後は、「下痢便が続く」「1日に何度も便意を感じる」といったことがしばしばあります。外出時にはトイレの場所をあらかじめ確認しておくようにすると、便意を感じたときにあわてずにすみます。下着の中に小さなおむつパッドを敷いておいたり、替えの下着を用意しておいたりすると安心です。

(2)ストーマのある患者さんの外出

公共機関やショッピングセンターの施設構内などには多機能トイレがあり、オストメイト(ストーマを持っている人のこと)対応のトイレも設置が進んでおり、ストーマ保有者が使いやすいようにシャワーや汚物入れ、着替え台などが備わっています。オストメイト対応のトイレ、多機能トイレには、図12のようなマークがあります。事前に、外出先の近辺でオストメイト対応トイレのある施設を探しておくとよいでしょう。ウェブサイト「オストメイトJP」で、全国のオストメイト対応トイレの検索ができます。
図12  オストメイト用設備/オストメイトマーク
図12  オストメイト用設備/オストメイトマークの図
外出の際は、予備のストーマ装具一式を持ち歩くと安心です。いつでも必要に応じてストーマ装具交換ができるようにしておけば心に余裕がもてます。
永久的なストーマを作った方は、身体障害者の認定が受けられます。認定されると身体障害者手帳が交付され、ストーマ装具の給付や公共交通機関の割引、税金の減免などの諸助成を受けることができます。また、障害年金(障害基礎年金、障害厚生年金)を受給できる場合があります。詳しくは、お住まいの市区町村の障害福祉係の窓口で、手続きの方法や申請できる条件などをご確認ください。

(3)手術後の食事について

原則として、退院後の制限はありませんが、ゆっくりよく噛んで、そして食べ過ぎないように腹7〜8分目を心がけましょう。食物繊維の多い食物(例:わかめ・のりなどの海藻類、ゴボウ・タケノコなどの煮くずれしない野菜)や消化しにくいもの(揚げ物や中華料理など油の多い食事)は、術後しばらくは避けるのが望ましいでしょう。
なお、大腸切除による栄養吸収の低下はほとんどなく、術後半年もすれば体重は元に戻ることが大半です。

3)化学療法(中)後の日常生活

化学療法の副作用により、下痢や食欲が低下し、味覚障害、口内炎などにより食事がしにくくなることがあります。副作用対策を立てながら、常に水分を十分に摂取することを心がけ、徐々に調子がよくなってきたら食べる量を増やしていくこと、軽い運動を行うことが重要です。
体調がよくない場合は、治療を中止することも積極的に担当医に相談しましょう。

4)性生活・妊娠について

性生活には、支障はありませんが、治療中は避妊しましょう。妊娠・出産を希望される場合は治療前から担当医とよく相談しましょう。経口避妊薬などの特殊なホルモン剤をのむときも、担当医とよく相談してください。

2.経過観察

内視鏡治療や手術の後も小さながんが隠れて残っていると、月日とともに徐々に大きくなり、やがて、再発と診断されます。問診や診察、あるいは、症状の有無だけでは早期の発見は難しく、定期検査が必要です。
内視鏡治療後は主に大腸内視鏡を用いた定期検査を行います。一方、手術の後は、切除した大腸がんの病期によっても異なりますが、3カ月ごとの血液検査や6カ月ごとの画像検査(CT検査や腹部超音波検査など)を行います。また、内視鏡治療後と同様、大腸内視鏡検査も定期的に行います。がんの再発がない場合には5年間が定期検査の目安となります。
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