1.患者数
胆のうがんは、日本全国で1年間に約8,200人が診断されます。男女別でみると男性では1年間に約3,600人、女性では約4,600人と女性にやや多い傾向があります。肝外胆管がんと十二指腸乳頭部がんは、合わせて※、日本全国で1年間に約14,500人、男女別でみると男性では1年間に約8,500人、女性では約5,900人が診断されます。(2017年)
※部位不明の胆道のがんなども含みます。肝内胆管がんは含みません。
2.生存率
がんの治療成績を示す指標の1つとして、生存率があります。生存率とは、がんと診断されてからある一定の期間経過した時点で生存している割合のことで、通常はパーセンテージ(%)で示されます。がんの治療成績を表す指標としては、診断から5年後の数値である5年生存率がよく使われます。
なお、生存率には大きく2つの示し方があります。1つは「実測生存率」といい、死因に関係なくすべての死亡を計算に含めた生存率です。他方を「相対生存率」といい、がん以外の死因を除いて、がんのみによる死亡を計算した生存率です。
以下のページに、国立がん研究センターがん対策研究所がん登録センターが公表している院内がん登録から算出された生存率を示します。
※データは平均的、かつ確率として推測されるものであるため、すべての患者さんに当てはまる値ではありません。